今回は番組200回を記念して、無印良品を代表するアイテム「直角靴下」についてのお話をお届けいたします。
無印良品の靴下は、赤ちゃんから大人まで、すべて「直角靴下」という名前がついています。「直角」とは、かかとの角度のことをさしています。一見、当たり前のように思えるのですが、実は世の中の靴下の大半は、120度の角度になっています。この30度の違いは小さいようで、とても大きなこと。
今回は、なぜ靴下の角度を変えようとしたのか、そのためにどのような苦労や工夫があるのかを開発当初から協力されている靴下メーカーの吉谷靴下の社長、吉谷浩一さんと、良品計画で「直角靴下」の担当をしている福島優理子さんとデザイナーの植田悦代さんにお話を伺いました。
第1回は、直角靴下の製造を手掛けられている吉谷靴下・社長の吉谷浩一さんに奈良県の主要産業のひとつ「靴下」のことをお話していただきました。
今回のお話全体を通して、あらためて、「あたりまえ」と思っているものが何を基準にした「あたりまえ」なのかを考えさせられたように思います。
そして、その当たり前を変えることは簡単ではないことにも気づけたように思います。
吉谷靴下(株)沿革
1952年5月 吉谷康平が創業
1965年4月 法人組織に変更
1994年4月 吉谷浩一が取締役に就任
1995年6月 本社社屋、工場を但馬12番地に新築
1998年9月 本社編立工場、倉庫を新築
2003年3月 吉谷浩一が代表取締役に就任
2008年 トヨタ生産方式(TSP)改善活動を実施
2018年3月 タイBTSに資本出資し業務提携を結ぶ
吉谷浩一 団体履歴
2007年5月 奈良県靴下工業協同組合 理事
2013年5月 奈良県靴下工業協同組合 副理事長
本部の事務スタッフとして(株)良品計画へ入社、衣服・雑貨部へ配属される。商品情報登録業務、商品在庫を店頭へ投入する業務を経て、婦人ウェアのニット/カットソーのMDに着任し、5年間従事。
その後、靴下チームに異動になり現在に至る(現在5年目)。
アパレルデザイナーを経て良品計画へ。
靴下と婦人バッグを10年担当し、22年から靴下チーム専属に。
様々な角度からのもの作りを得意とし、デザイン重視の靴下ではなく、無印良品としてお客様のニーズに応えるべく、目に見えない履き心地、機能性の追求に拘った靴下を作り続けている。
口ゴムなし靴下など、工場と研究を重ね更なる高みを目指し、全ての靴下に足を入れ確認するなど徹底した完璧主義者でもある。
MDの福島さんと共に履き心地を探求する日々は続く。。。