チタンやステンレスを素材に、繊細かつダイナミックな造形表現で、独自の自然風景を創出してきた彫刻家・西野康造の新作展「空を歩く」が、アートコートギャラリーで、1月11日から3月14日にかけて開催される。空や風やなどの自然事象をテーマに、西野は量感を抑えた構造美で時空の広がりをみせる大型彫刻を中心に1980年代半ばより創作活動を続けている。本展では、中空に浮かぶ直径7.2メートルの円環《宙に架かる2020》や、約10メートルの水平ブリッジが脚元に浮遊する《空を歩く》などのトラス構造の新作を発表し、空中を人々が歩くイメージで空間を構成する。