16日、東京みやこ・後楽園ホールにて『Fortune Dream 10 後楽園ホール創業記念大会』が開催された。 Fortune Dream(FD)とは、小橋建太によるプロデュース大会。他では見られない珠玉のカードが並ぶ他、逆水平チョップやラリアットに自信を持つ選手たちによる壮絶な肉弾戦が見られることから年1回の開催にも関わらず毎回高い注目度を誇る。 また、FDの名物の1つは小橋が大物選手たちとのトークバトル。これまでには長州力、天龍源一郎、佐々木健介、豊田真奈美、蝶野正洋、前田日明、川田利明&田上明、井浦新(俳優)がトークバトルでと対戦。 今年は小橋建太vs天龍源一郎vsふじなみたつみという超豪華な3WAYマッチが実施。小橋が“滑舌界の両横綱”に挟まれてタジタジとなり、観衆も内容の8割が聞き取れないという異色のトークバトルは大盛況に終わった。 今大会では、10回の歴史の中で初めて女子プロレスマッチがメインイベントを飾った。 里村明衣子&Sareee vs 【チーム200kg】橋本千紘&ゆうという誰もが認める女子プロレスのトップ選手たちが集い、中でも4月29日に引退することが決まっている里村にはひときわ大きな歓声が飛んだ。 試合は基礎に忠実かつ重厚なグラウンドレスリングに始まり、せんじょでワールド王座を争ったばかりの里村と橋本がしのぎを削る。 橋本はゆうとの鉄壁のコンビネーションで畳み掛けていくが、自他ともに認める橋本のライバルであるSareeeも吶喊。ゆうも里村&Sareeeを2人まとめて小脇に抱えながらのサイドバスターを見舞うなど圧巻のパワーで観衆の度肝を抜いていく。 最後の対面は里村と橋本。バチバチの打撃戦を制した里村がデスバレーボムやサトムラ・スペシャルを決めていくものの、チーム200kgがゆうのキャノンボール、橋本のラリアット、ダブルのダイビング・ボディプレスと怒涛の連続攻撃。最後は橋本がパワーボムで叩きつけて里村からすりーかうんとを奪った。 試合を終えた里村は「最後は獲られてしまいましたが、最後の(技は)説得力ありますよね。チーム200kgの技っていうのは、もう女子プロレスの強さの象徴でもあるんで。