「それは吝か(やぶさか)でない。」言葉の意味としてはっきり知っているわけではなくても、何となくニュアンスで捉えている類いのこの言葉。あまり日常で使うことのないこの言葉に、どこかかっこよさを感じます。調べてみれば「吝か（やぶさか）」だけではあまり良い意味でなく、思い切りの悪いさま、物惜しみするさま、ケチなさまとかっこわるい感じです。それを「でない！」と否定して初めて前記のニュアンスに近い意味に変るという。本来の意味を知りたい方は広辞苑を引いて頂くとして。こんな言葉を日常かっこよく使ってみたいものです。もし「それは私、吝かでないわ」なんて普通に言う女の人がいたら、すぐに好きになってしまうでしょうし「僕も吝かでないんだ」なんてやり取りがかっこよく…いや、そうでもないか。…かっこいいってなんですか？