流れのほとりに

夜明けに備える教会(ペテロの手紙第二1章3節~15節)


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序)2025 年のアドベントは第二ペテロ(1 章)で

・クリスマスという記念日を待ち望みながら、世界の夜明け(再臨)を待ち望む私たち。第二ペテロは再臨につまずく人々に向けて書かれた。

1)永遠の御国に入る恵み?

・「このようにして」とは「これらのことを行う」「ベストを尽くす(いっそう励む)」結果として、という意味である。

・もし、励まなかったら、天国であまり歓迎されないということか?

2)小さくて大きな発見「御国の玄関」

・「御国に『入る』」とは「御国に至る『玄関』」の意味。

・王国の玄関といえば港町や関所のある城下町が連想される。「御国」は、そもそも天国の意味ではない。この地に到来する神の国。

・「恵みを豊かに与えられる」→「豊かに設えられる」「豊かに備えられる」*空いている部屋に家具を並べて備え付けるニュアンスをもつ言葉

・御国の玄関は、御国の王である神とイエス・キリストの豊かさや知恵、気前の良さを反映する調度品に満ちている場所であるべき。

3)訳されていない「あなたがた」こそ鍵!

・11 節私訳「このようにして、私たちの主であり救い主であるイエス・キリストの永遠の御国に至る玄関は、あなたがたによって、豊かに備えられることになるのです。」

・「あなたがたによって」が翻訳されていない。天国に入る恵みなら、翻訳は不要になるが、御国の玄関であれば必要不可欠な言葉になる。

・御国の玄関は、第一に教会の交わりである。より広く言えば世界全体が、御国の玄関になっているとも言える。第二のドアが開く時、永遠の世界が今の世界を包みこむ。私たちは、御国の玄関広間を彩る生きた装飾品。

・「私たち(ペテロ+読者)」ではなく「あなたがた」であるのは、ペテロはまもなく死を迎えるから。生きている者が御国の玄関を飾る。

・そのような存在に自分がふさわしくないと思うとしたら(1)神の選びに信頼し、感謝しよう。(2)ベストを尽くして召された中身を充実させよう:信仰―徳―知識―自制―忍耐―敬虔―兄弟愛―愛というように。

結)夜明けに備える教会

・神の国の玄関として、これを彩る存在として選ばれ、召されているという事実をいつも覚えていよう。

・あらゆることをこの選びと召しを中心に整えていこう。

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流れのほとりにBy キリスト教たんぽぽ教会


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