今週は北京でも雷雨がありました。日本なら激しい雨が降って梅雨が明け、本格的な夏到来の時期ですね。この時期、北京の街角で売られる果物は何と言っても西瓜が主役ですが、以前に較べて種類が増えました。ハウス栽培や運搬手段が発達したからでしょう。私の好きなさくらんぼも5月の上旬から市場に姿を見せています。少し高いなぁと思いながらも喜んで買ってみると実が硬くて、甘みが足りないような・・・。それが、最近では値段も安くなり甘味、酸味のバランスがよくて、まさに旬の美味しさです。100g日本円で100円もしないので500gくらい買って、思いっきり食べていますが、ふと手を停めてその姿をみると何ともかわいらしくてそのままアクセサリーにしたいほどです。さて、今日はこのさくらんぼについての漢詩、杜甫の「野人送朱桜(野人 朱桜を送る)」を紹介します。