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面白い本だったので紹介します。
荒木優太『内田樹の時代』
内田樹氏は2000年代を代表する評論家でしたが、2010年代に入ってからは、自身のこれまでの主張や言説と明らかに矛盾するようなSNSでの発信が目立つようになり、多くのファンを失望させました。
なんでそんな変節が起きてしまったのか、心境は本人にしかわからないと思いますが、私もかつてのファンとして、どこか悲しい気持ちとともに、熱心に彼の本を読んでいた当時のことを思い出しました。
「日本はハイコンテクスト、欧米はローコンテクスト」。この分類は、異文化理解の場ではよく耳にする指標です。
特にビジネスやダイバーシティの文脈では、コミュニケーションコストが低いとされる「ローコンテクスト」が推奨される傾向にあります。
しかし、この文化のラベル付けには少し注意が必要です。
そもそも、ある集団が「ハイかローか」を判断すること自体、見る側の立ち位置や恣意性に大きく左右されるのではないでしょうか。
例えば、アジアや中東をハイコンテクストと定義する考え方は、欧米的な視点から見た心理的・文化的な「距離感」によるものすぎない、という一面を理解することが重要でしょう。
BIMに関する面白い記事を取り上げました。
芝浦工大の志手先生による記事です。
BIMにおける協議と規範
日本は協議を重ねながら柔軟に最適解を探す傾向があり、欧米ではISOのような共通規格を基準に意思決定する傾向がある、という指摘です。
海外プロジェクトで働く中で、この感覚にはかなり納得感があります。
多様なバックグラウンドを持つ人が集まる環境では、規格は単なるルールではなく「共通言語」、志手先生のいうところ「信仰」のようなものです。
結局のところ、どちらが良い悪いではなく、柔軟性と規範意識を良いとこ取りするバランス感覚が重要なのだと思います。
前回に引き続き、BIMについて語っています。
「建設業界は保守的で新しい技術の適用に後ろ向きだ」とか「日本は諸外国と比べてBIMの導入が遅れている」とか、紋切り型の語り口はあまり意味がないと思っています。
何をもって「技術を適用した」とみなすのか?
何をもって「遅れている」と評価するのか?
KPIが色々ありすぎて、こういう議論は無意味だと思います。
他者・他国と比較したり、大きなビジョンを描くことに固執するよりも、「目の前の課題を解決するためにどう技術=BIMを使うか?」という小さなことにフォーカスした方が、むしろ前向きな可能性が開けてくるのではないかと思います。
BIM元年と呼ばれた2009年から17年が経とうとしています。BIMは建築を果たして変えたのか変えていないのか…なんとなくしゃべってます。
BIMといえばこの本。今読んでみても、この本は論点をすごくよくまとめていて、やはりバイブルだなと思います。
山梨知彦『業界が一変する BIM建設革命』
おそらく馴染みのない人が多いであろう謎のSNS「LinkedIn」について解説。私自身はlinkedinで就職が決まったり、いろいろな人とビジネス上の繋がりをつくったり、色々と活用している経験から、活用のポイントを解説しています。
英語だけでなく日本語でのコミュニケーションでも、非ネイティブ話者とのコミュニケーションでは、伝えるためのコツが必要です。
エピソード中に直接は言及していませんが、このテーマに関連して、この本ががオススメです。
やさしい日本語――多文化共生社会へ (岩波新書)
AIで会社や雇用は変わるか、的な話。IT系の企業と、それ以外の企業では事情が違うのでは?みたいなことを話してます。
参照しているニュースはこれ。
メタ社 AI投資で従業員の1割に当たる8千人解雇開始
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