流れのほとりに

義の神を味方に生きる(詩篇35篇1節~28節)


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序)詩篇を学ぶ意味

・詩篇は神様の道具箱(武器庫)であり、人生の様々な場面で必要とされる祈りを手に入れることができる。

・詩篇35篇は愛することに挑戦する人生の必須アイテム。


1)詩人の状況

・1 節~、詩人が争い(戦争や裁判の言葉が用いられている)の中に置かれていることがわかる。物理的攻撃か、精神的攻撃か、どちらもか。

・11 節~、状況を理解する手がかりがある。恩を仇で返されている。

・詩篇 35 篇は、赤の他人に最大限寄り添ったのに裏切られた時の祈り。

→私たちは傷つくことを恐れて、無防備なほどに人を愛することにブレーキをかけているのではないか。それでよいのだろうか。


2)神様の前で泣くかのような祈り

・「盾と大楯」=自分の心を守るものを詩人は持っていない。人を愛するのに鎧は要らないから。けれども突然、牙をむかれて痛手を負い、神様

に「緊急呼び出し」をかける。

・詩人の願いは、「わたしがあなたの救いだ」との神様の声を聴きたい。神様が自分の味方であることを確認し、確信したい。

→この詩篇を聖書に残された神様の招き:「あなたを守る神に信頼して、お人好しだと馬鹿にされるほどに人を愛してみよ。そして実際裏切ら

れ、傷ついたときこそ、この祈りに戻ってきて、神との関係を深めよ」


3)怒りを吐き出す祈り

・詩人の受けた傷の深さが、言葉の激しさとなって、敵を攻撃してほしいと神様に願う祈りになっている。

→深く傷つく時こみ上げる祈りを「人」に向けるなら、炎上し、争いになり、傷ついた側にも汚点が残る残念な結果になる。しかし、それを

「神」のもとに持っていき委ねるなら、これ以上安全なことはない。

・義をもって世界をさばく方は、恩を仇で返す者のことを放置せず、私たちが望むようにではなくとも、必ず私たちの唇に歌を返してくださる。


結)無防備に人を愛し、神をより深く知る冒険へ

・踏み出す信仰を育てる手がかりが28節の「告げ知らせる」(=口ずさむ、思い巡らす)にある。地道な日々の積み重ねの先に成長がある。

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流れのほとりにBy キリスト教たんぽぽ教会


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