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第41回では、不安や違和感など、私たちの心に生まれる「揺らぎ」についてお話しします。
AIの進化や社会の変化によって、これまで当たり前だと思っていた仕事や暮らしが変わりつつあります。そんな中で、将来への不安を感じたり、思い通りにならないことに焦ったりすることもあるのではないでしょうか。
永田先生は、AIと人間の違いの一つとして「感情が揺らぐこと」を挙げます。AIは膨大な情報を整理し、答えを示してくれますが、人間のように不安になったり、怒りを感じたりするわけではありません。
そして、この感情の揺らぎこそが、新しい気づきを得るきっかけになると話します。
例えば、仕事で不安を感じたとき、「不安だ」という気持ちだけで終わらせるのではなく、「自分は何を怖がっているのだろう」「なぜ、この出来事が気になるのだろう」と問い直してみる。そうすることで、漠然とした悩みが具体的な課題に変わり、次に取るべき行動が見えてきます。
さらに、自分の感情を客観的に整理するためにAIを活用するという、新しいAIとの付き合い方についても考えます。
第41回では、不安や違和感をなくそうとするのではなく、その背景を読み解き、次の行動につなげる考え方を学びます。
変化の多い時代に不安を感じている方や、自分の感情とうまく向き合いたい方にとって、日常の出来事の捉え方を変えるヒントになる内容です。
第40回では、「不確実性」とどう向き合うかについてお話しします。
AIやデータサイエンスが進化し、私たちは以前よりも多くのことを分析し、予測できるようになりました。その一方で、正解を求めすぎたり、先のことが分からない状態に不安を感じたりすることも増えているのではないでしょうか。
けれど永田先生は、世の中のほとんどはそもそも不確実であり、未来を完全に予測することはできないと話します。
だからといって、何も準備しなくていいわけではありません。分析できることは分析し、準備できることは準備する。そのうえで大切なのが、予想外のことが起きたときに対応できる「余白」を残しておくことです。
永田先生は、海上保安庁での経験も交えながら、自然を相手にすると波や天候を自分たちの思い通りにすることはできないと話します。必要なのは、すべてをコントロールすることではなく、何かが起きたときに動けるよう日頃から備えておくことです。
これは、仕事や日常生活でも同じです。不確実性をなくそうとするのではなく、「予想外のことが起きても、自分は対応できる」という状態をつくっておく。それが、変化の大きい時代を生きていくための一つの力になります。
さらにAIが多くの情報を整理し、答えを示してくれるようになる中で、「AIはこう言っているけれど、何か違う気がする」という人間の感覚にも意味が出てきます。正解だけを追いかけるのではなく、自分の中に生まれる小さな違和感や変化にも目を向けることが、これからの時代には必要なのかもしれません。
第40回では、不確実な未来を正確に当てようとするのではなく、変化が起きても対応できる自分をどうつくるかを考えます。先が読めないことに不安を感じている方や、正解を探すことに疲れている方にとって、未来との向き合い方を少し変えるヒントになる内容です。
第39回では、「思い込み」や「アンコンシャス・バイアス」についてお話しします。
バイアスという言葉には、偏見や決めつけなど、どこか悪いイメージがあります。けれど永田先生は、バイアスそのものは悪いものではなく、人が生きていく中で身につけてきた「意思決定の基準」だと捉えます。
私たちは過去の経験や周囲との関係から、「こうしておけば大丈夫」「これはやめておいたほうがいい」といった判断基準をつくっています。それは自分を守り、毎回ゼロから考えなくても行動できるようにするために必要なものでもあります。
一方で、過去につくられた基準が、今の自分には合わなくなっていることもあります。「変わりたい」と思っているのになかなか動けないとき、その背景には、まだ起きていないことへの不安や、これまでの経験からつくられた思い込みがあるのかもしれません。
永田先生は、人には「知らない幸せより、知っている不幸」を選んでしまうところがあると話します。今の状態に不満があったとしても、その先に何があるのか分からなければ、知っている環境のほうが安心できる。だからこそ、新しい選択肢を知ることに意味があります。
大切なのは、思い込みをすべてなくしたり、無理に自分を変えたりすることではありません。「自分はなぜそう思っているのだろう」と一度立ち止まって考え、今まで見えていなかった選択肢にも気づくことです。第39回では、自分を縛っている思い込みがどのようにつくられるのかを知り、それを少し外側から見つめる方法を考えます。「変わりたいのに動けない」と感じているとき、自分を責めるのではなく、自分の中にある判断基準に気づき、選べる可能性を増やしていくためのヒントが得られる内容です。
第38回では、「知性とは何か」についてお話しします。
知性と聞くと、知識が豊富であることや、勉強ができることを思い浮かべるかもしれません。けれど永田先生は、知性をもっと人間の本質的なところから捉え、「生き残るために獲得する能力」だと考えます。
たとえば、赤ちゃんが言葉を覚え、周囲との関わり方を身につけていくことも、自分が置かれた環境の中で生きていくために獲得していく力です。そしてそれは、大人になってからも変わりません。環境が変われば、これまで身につけてきた考え方や行動だけでは対応できなくなることがあります。そんなとき、新しいことを学び、自分の捉え方や行動を変えていくことも「知性」の一つです。
つまり、知性とは単にたくさんの知識を持っていることではなく、変化する環境を捉え、その中で自分自身も変化していくための力だと考えることができます。
では、変化の大きい今の時代に、私たちは何を学び、どんな力を身につけていけばいいのでしょうか。第38回では、「知性=頭の良さ」というイメージから少し離れ、私たちが何のために学び、成長するのかを「生きる」という原点から考えます。知識やスキルを増やすことだけではなく、これからの環境に適応するために自分にはどんな「知」が必要なのかを考えるきっかけになる内容です。
第37回では、「粋な生き方」とは何かについてお話しします。
SNSのフォロワー数。
投稿へのいいね。
売上の拡大。
分かりやすい成果。
現代では、自分の価値や仕事の価値を、外から見える数字で示そうとする場面が増えています。
もちろん、数字や評価は大切です。
けれど永田先生は、それだけで自分の存在価値を測ろうとすると、自分が本当に大事にしたいものが見えにくくなると語ります。
今回の回では、京都の有名な和菓子屋の社長の話が紹介されます。
東京のデパートに出店すれば、売上は増えるかもしれない。
けれど、出店すれば、自分の時間は東京のお店を管理することに取られてしまう。
だから、やらない。
それは、売上を増やすことよりも、自分が大切にしたいものを分かっているからできる判断です。
また、福岡のうどん店の話にも触れられます。
独特な出汁の仕入れルートを守るために、福岡と佐賀だけで展開すると決めている。
全国に広げることが正解なのではなく、自分たちが守りたい味や価値を守るために、広げないことを選ぶ。
そこには、その会社なりの考え方があります。
永田先生は、自分の大事なことをちゃんと分かっていて、それを言えることが「粋な生き方」だと語ります。
世の中が良いと言うから選ぶのではなく、売上が増えるから広げるのでもなく、フォロワーや評価で自分を証明するのでもない。
自分は何を大切にしたいのか。
何を守りたいのか。
どこまで広げ、どこから先は広げないのか。
それを自分の言葉で言えることが、仕事にも人生にも必要になります。
第37回では、拡大や効率、外からの評価だけを基準にするのではなく、自分の大事なものを分かっていて、それを守る選択ができることが「粋な生き方」であると分かります。
自分らしい働き方を考えたい方、売上や評価だけではない仕事の価値を見つめたい方、自分の大事なものを言葉にしたい方に、ぜひお聴きいただきたい内容です。
第36回では、タイパ・コスパや等価交換で仕事を捉えすぎることについてお話しします。
現代では、仕事も学びも人間関係も、
効率よく、無駄なく、早く結果が出ることが求められがちです。
どれだけ時間をかけたか。
どれだけ成果が出たか。
どれだけ数字で説明できるか。
そうした見方は、ビジネスの現場ではもちろん必要です。
けれど永田先生は、すべてをタイパ・コスパや等価交換で測るようになると、
仕事の奥にある意味や、自分の生きている手触りが見えにくくなると語ります。
「これだけの時間を差し出す代わりに、これだけの給料をもらう」
仕事をそのように捉えると、その先にあるものが見えなくなります。
自分の仕事が、どこで、誰に、どのようにつながっているのか。
自分がしていることが、誰かの生活や安心や喜びに、ほんの少しでも関わっているのか。
その感覚が薄れていくと、働くことはただ消費される時間になってしまいます。
一方で、「あなたの仕事には意味がある」と押し付けられると、それもまた不自由です。
大切なのは、きれいな言葉で仕事の意味を決めつけることではありません。
自分の仕事は、誰かの何かに役に立っているかもしれない。
そういう小さな見方を持てることです。
永田先生は、お米や土、畑の話にも触れながら、
私たちが当たり前のように受け取っているものの背後には、
時間をかけて整えてきた人の手や営みがあると語ります。
お金を払えば買える。スーパーで買った方が楽。
そのように考えることもできます。
けれど、それだけでは見えないものがあります。
いい土はすぐにはできません。
誰かが手を入れ、草を刈り、土地を守ってきたから、今、私たちの前にあるものがあります。
第36回では、仕事や暮らしをタイパ・コスパだけで測るのではなく、その奥にあるつながりや手触りを見つめることが大切だと分かります。
効率や成果を求めることに疲れている方、
今の仕事の意味を見失いそうになっている方、
数字では測れない価値をもう一度捉え直したい方に、
ぜひお聴きいただきたい内容です。
第35回では、「ライフワーク」と「ライスワーク」についてお話しします。
ライスワークとは、生活を支えるために行う仕事。
ライフワークとは、消費ではなく、創造につながっていく仕事。
一般的なキャリア論では、「自分のライフワークを探しましょう」「働く意味を見つけましょう」と語られることがあります。
けれど永田先生は、いきなりライフワークを探すことに対して、少し違う見方を提示します。
生きている実感が薄いまま、自分の働く意味やライフワークを考えても、そこには人生を動かしていく推進力が生まれにくいのではないか。
大切なのは、きれいな言葉で働く意味を探すことではなく、自分が何を守りたいのか、何のために日々働いているのか、その根っこにある感覚を見つめることです。
子どもにご飯を食べさせるため。
大切な存在を健康に守るため。
いとおしいものを守れている自分でいるため。
一見すると「生活のため」と片付けられてしまう仕事の中にも、自分を動かす切実なエネルギーがあります。
永田先生は、世の中がライスワークを価値の低いものとして扱いがちなことに、異を唱えたいと語ります。
仕事を、ただ時間を差し出して給料を得る等価交換として見ると、その先にある意味が見えにくくなります。
けれど、ライスワークは単に「食べるために仕方なくやる仕事」ではありません。
自分の生活を支え、大切なものを守り、誰かの何かに少しでもつながっている仕事でもあります。
第35回では、ライフワークを探す前に、まずライスワークの中にある“生きる実感”を取り戻すことが大切だと分かります。
働く意味を探している方、今の仕事に価値を感じにくくなっている方、キャリアをきれいな言葉だけで考えることに違和感がある方に、ぜひお聴きいただきたい内容です。
「永田潤子の人生の羅針盤 ー女性の実学塾ラジオー」では、トークテーマのリクエストを募集しています。永田先生に語って欲しい事、悩んでいる事、今興味がある事、永田先生へのご質問など、お気軽にコメント欄に書き込みください。お待ちしています。
第34回では、AからBへ直線的に考える西洋的思考と、東洋的な「縁」の考え方の違いをテーマにお届けします。
参加者からの問いを受けて、永田先生は、AからBへまっすぐ進む思考は、西洋的な原因と結果の考え方だと説明します。原因があるから結果がある。何か問題が起きたときに、その原因を特定し、取り除けば解決するという考え方です。
一方で、東洋的な縁起の考え方では、結果は一つの原因だけで生まれるものではありません。
就職先も、パートナーシップも、人生の選択も、たくさんの可能性の中から偶然選ばれたものです。だからこそ、その縁を最大限よいものにしていく。ただし、そこに執着しすぎない。これが東洋的な「縁」の捉え方です。
この考え方は、コンプライアンスや女性活躍にもつながります。
西洋的には、個人の能力を上げれば結果が出ると考えがちです。けれど、女性がリーダーになりたくない背景には、個人の能力だけでは説明できない外側の要因が複数あります。結果は、本人だけでなく、環境、関係性、偶然性、多くの要因のつながりの中で生まれます。第34回は、AI時代は予測できない時代であり、直線的な原因と結果だけではなく、偶然性や縁をどう捉えるかが、仕事や人間関係を考えるうえで重要になることを伝える回です。
「永田潤子の人生の羅針盤 ー女性の実学塾ラジオー」では、トークテーマのリクエストを募集しています。永田先生に語って欲しい事、悩んでいる事、今興味がある事、ご質問など、お気軽にコメント欄に書き込みください。お待ちしています。
第33回では、AIと共同創造するために必要な「問いの立て方」と「習慣性の罠」についてお届けします。
たとえば、「金曜日の会議に出たくない」と感じる。
多くの場合、それは自分のわがままかもしれない、我慢すればよいと思って片付けてしまいます。
しかし永田先生は、その違和感をAIにそのままぶつけるのではなく、経営やMBAの言葉で課題として翻訳することが重要だと語ります。「この違和感を経営課題として捉えるとどうなるか」とAIに問うことで、生産性やイノベーションの課題として整理できる可能性があります。これが、AIと共同創造する使い方です。
後半では、ハビチュアルドメイン、つまり習慣性の罠について語られます。
子どもの頃に鎖から逃げられなかったゾウが、大きくなって鎖を外せる力を持っても「自分は外に行けない」と思い込んでしまう。
このように、人は自分の思考の範囲内でしか物事を見なくなります。
二頭の馬のレースの例では、「自分の馬に乗らなければならない」という前提を疑うことで、全く違う答えが見えてきます。
また、敬老の日に祖父母が孫へ花を贈るという発想の転換も、役割を入れ替えることで生まれる価値創出の例として語られます。
第33回は、AIを使いこなすには、AIに答えを出させる前に、自分の習慣性の罠から外に出て、前提を疑う問いを立てることが必要だと分かる回です。
「永田潤子の人生の羅針盤 ー女性の実学塾ラジオー」では、トークテーマのリクエストを募集しています。永田先生に語って欲しい事、悩んでいる事、今興味がある事、ご質問など、お気軽にコメント欄に書き込みください。お待ちしています。
第32回では、AI時代における人間の価値は「違和感」にある、というテーマをお届けします。
AIの答えは正しく見えることがあります。
けれど、その答えに対して「なんか違う気がする」と感じることがあります。
永田先生は、その不安や違和感こそが、AI時代における人間の価値創出の出発点だと語ります。人間は、自分の中にある違和感を意味のあるものに変えようとします。そのプロセスが、センスメイキングです。
この回では、「ツルツル世界」と「ザラザラ世界」という対比も語られます。
快適で、サービスが整っていて、迷わず進める世界はツルツルしています。
一方で、思い通りにいかない、不便がある、身体感覚が働く、思考が引っかかる世界はザラザラしています。
AIやGoogleマップのような便利なものに頼るほど、私たちは迷うこと、違和感を持つこと、身体で感じ取ることを失いやすくなります。しかし、AI時代に必要なのは、まさにそのザラザラした感覚です。違和感や身体知があるからこそ、人間はAIの答えをそのまま受け取らず、新しい意味をつくることができます。
第32回は、AIには代替できない人間の価値は、違和感・不安・身体感覚から生まれることを明確に伝える回です。
「永田潤子の人生の羅針盤 ー女性の実学塾ラジオー」では、トークテーマのリクエストを募集しています。永田先生に語って欲しい事、悩んでいる事、今興味がある事、ご質問など、お気軽にコメント欄に書き込みください。お待ちしています。
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