(財)仏教伝道協会 「和文仏教聖典」 の音訳プロジェクト、 第10回。
今回は、仏陀の3つのあり方とは、仏陀が無数に多様に現われるけれど仏性はただ一つだとか、 教学に関わる話があって親しみにくいかもしれません。
またそのように衆生救済のためにあらゆる姿をとる仏の慈悲のありがたさということは、信を得た後に初めて肌身にしみてわかることで、 未信の時には決してわかりませんから、 宗教の押し売りみたいに不快に感じるかもしれません。
難しいとか不快だとか感じたら素直にそのまま聞き流すのが善いことだと思います。 疑問と反発を否定せず、疑いを持ち続けるのが大事なことです。
信とは、 何かの対象をそれが何だかよくわからないけれど、これだけは確かだと、当てにし頼りにし信じ込むことではないからです。