立秋を過ぎ、やっと北京に青空が戻って来ました。先週は、早めのお盆休みをいただいて日本に帰り、故郷でお墓参りをしたり、同窓会に参加したりしました。朝はいつもの北京の公園ではなく、実家近くの海岸線の松林の中を走ってみました。走り出すと蝉時雨の賑やかさに圧倒されましたが、少し時間が経つと却って蝉の声が涼し気に聞こえて来ました。北京での音のシャワーは車の音、人の声など人工的なもの。日本で耳にした夏の音は、この蝉の声や風鈴の音。自然が奏でる音には癒されるものがあります。でも、最近都会のマンションでは風鈴の音さえもうるさいと苦情の種になることもあるそうです。音に癒されるか、煩わしく感じるかは、音の種類や大きさではなく、聞く人の心の持ち方なのかなと、ふと思いました。さて、今日は銭起の「與趙莒茶宴(趙莒(きょ)の茶宴にて)」を紹介します。