高千穂さんのご縁です。

【戦争と平和】 当時 仏嚴寺も空襲に遭い、ご遺体が運び込まれていた悲しい事実が…


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🔶 お寺と戦争の関わり

・昭和17年、戦争のために「金属回収令」が施行され、寺院の梵鐘や仏具も供出を余儀なくされました。

・浄土真宗本願寺派の調査によると、当時の約9割の寺院が梵鐘を供出し、戦後に戻ってきたのはわずか5%ほどでした。

・梵鐘は溶かされ、戦闘機や爆弾などに使われたとされています。

🔶 熊本の空襲とお寺の記憶

・熊本市京町にある仏嚴寺も空襲に遭い、近くの気象台に焼夷弾が落ちて犠牲者が出たそうです。

・ご遺体が仏嚴寺に運び込まれたこと、機銃掃射による被害の痕跡が額縁に残っていることなど、戦争の記憶が今も語り継がれています。


🔶 戦時中の宗教と国家

・戦時中、国家による統制のもと、仏教も本来の教えを曲げて国家に奉仕するよう求められました。

・浄土真宗もその例外ではなく、信仰と国家政策のはざまで悲しい歴史が刻まれました。

・その過ちを繰り返さぬよう、今後も平和の大切さを語り継いでいく必要があります。


🔶 戦争の記憶を次世代へ

・お寺には戦時中の遺物が多く残されており、当時の生活や悲劇を知る手がかりとなっています。

・戦争を経験した世代が少なくなる中、語り継ぎの重要性が高まっています。

・戦争の悲惨さを後世に伝え、平和を大切にする社会を築くことが、今を生きる私たちの役割です。


🔶 世界の戦争と日本の平和

・現在もウクライナや中東など、世界各地で戦争が続いています。

・日本は戦争をしない国として、平和を守り育てていくことが大切です。

・宗教の視点から、戦争と平和を見つめ直す機会を持つことが求められています。


🔶 まとめ

・今年は戦後80年を迎えます。

・戦争を経験した方の話を直接聞く機会が減っている中で、戦争の悲惨さと平和の尊さを語り継ぐことが重要です。

・身近な人々が経験した戦争の話から学び、平和な社会の実現に努めていきたいと感じました。


*来週も引き続き、「戦争と平和」をテーマにお届けいたします。

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今週も最後までお聴きいただき、ありがとうございました。

あなたと結ばれたこのご縁に、心より感謝申し上げます。

では、また来週お会いしましょう。


出演

お話:仏嚴寺住職・高千穂光正(たかちほ こうしょう)

司会:丸井純子(まるい じゅんこ)


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高千穂さんのご縁です。By RKKラジオ