2023年 9月 17日 三位一体第15主日
説教題:正義と平和が流れるように(Let Justice and Peace Flow)
聖書:創世記 1:27−31、マタイによる福音書 5:1−12、ローマの信徒への手紙 8:19−21、詩篇 24
説教者:ニシャンタ・グネラトゥネ(スリランカ・メソジスト教会 牧師)
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【説教要旨】
「被造物の季節(Season of Creation)」です!
「被造物の季節」は通常、9月1日から始まり、10月4日まで続くこの月間は、「神によって造られた地球環境を保護する」というテーマを探る機会を1ヶ月間わたしたちに与えてくれます。 今年の「被造物の季節」月間の標語は、「正義と平和が流れるように(Let Justice and Peace Flow)」です。 正義と平和のどちらもが大きく欠けている現在の世界情勢を考えると、 このテーマは、とても力強く響きます。
世界中で、わたしたちが生きている深刻な現実への対抗手段として、 わたしたちは正義と平和の民であるようにと、招かれています。 わたしたち自身の生活と、わたしたちの周囲の世界において、 正義と平和を探し求め、それらの価値を支えるようにと、 正義と平和の民は招かれています。 神による世界の創造の文脈の中で、これが意味することを理解するために、 正義と平和が結びつく、3つの方法を考えてみましょう。
① 正義は神の善と主権を信じることに根ざしています。 創世記1章27節はわたしたちがどのようにお互いを見て、 どのようにお互いに接するべきかという、基礎となる確信を打ち立てます。 もしも正義が神の善と神の主権に基づかないならば、 それはほんとうの意味で存在することはできません。
② 正義は平和と切り離すことができません。 平和をつくる者であるために、わたしたちは正義のために努力します。 わたしたちは、わたしたちの関係やコミュニティにおける 平和の回復のために務めなければなりません。 もしもわたしたちが、この平和の回復のための働きにおいて、 縦と横の関係、つまり神との関係と他の人びととの関係だけでなく、 自然環境との健全な関係も同じように、考慮し、培い、育んだら、どうでしょうか?
③ 正義と平和は、地球全体と複雑に絡み合っています。 わたしたちは神によって造られたこの世界の管理者として招かれています。 自然環境に配慮し、被造物を守るようにと、わたしたちは招かれています。 この被造物の季節という月間において、大切に時間を使いましょう。 正義を追い求めるために。 そして、わたしたちの生活とわたしたちを取り囲む世界において、 平和を育む努力について考えるために。 想像してみてください。 正義と平和の川がただちに駆け巡るならば、どうなるでしょう? さぁ、正義と平和を流れさせましょう!