認知の偏り、状況理解が苦手、思い込みが強い、相手の立場になって考えられない、といった特性のある子は、友だちとの関わりで被害者意識をいだきやすく、
気持ちの修正が利きにくいため、
トラブルにつながることが多くあります。
例えば、弟がお姉ちゃんに偶然ぶつかったとします。
お姉ちゃんは主観的事実:自分が感じた事実
(わざとぶつかられた!前もぶつかってきた!)
の
気持ちが強いため、弟の言い訳や親からの客観的事実:実際に起こったこと
「ごめん!わざとじゃないよ!」
「弟は後ろを向いていたからお姉ちゃんに気づかなかったみたいだよ」
を受け入れられません。結果として、
「私は悪くない!私は被害者なのにみんなに責められた!」
と感じてしまいます。