DDTプロレスが5月ついたち、東京・千代田区の神田明神文化交流館でシングル最強決定トーナメント『KING おぶ DDT 2025』に向け記者会見を開き、佐々木大輔が敗者髪切りマッチを要求も、アントーニオ本多は余裕を見せた。 同トーナメントには16選手が参加し、5・6後楽園で1回戦、5・10新宿で2回戦、5・25後楽園で準決勝&決勝を行う。準決勝の組み合わせは2回戦終了後に決する。 1回戦で首の負傷のため欠場となったたかなし将弘の代替選手である本多と激突するうえのゆうきは「僕はKO-D無差別級チャンピオンになるために、トーナメントで優勝します。どの大会も空気のいいものが続くなか、もう1度僕を中心に荒れ狂ったおもろいDDTにします。1回戦、アントーニオ本多に勝つ覚悟があります」と意気込んだ。 本多は「いろんな選手が、いろんな目的、思いを持って、この戦いに参加するんだと思うんですけど…。私の場合は大きなものを持ってリングに上がることになりそうです。上野選手との戦い、これから続くかもしれない戦いにおいて、お世話になった人に対する感謝、尊敬、祈りみたいな、特別な思いを抱えて戦う。そういうことに非常に喜びを感じます。あらゆる瞬間にその気持ちとこの全身を持って、戦っていきたいと思います。絶対、優勝!」と治療中の同志・たかなしのことを思い、言葉に詰まりながらコメント。 1回戦で2018年覇者の佐々木大輔と対戦する彰人は「3年ぶりのエントリーになるんですかね。裏方業務が忙しいから、エントリーしなかったという話ではなく、単純にDDTの選手層が厚くなって、トーナメントに選ばれなかっただけで。ラストチャンスなのかなと思ってます。そんななかで、リング上で自分が見たことがない景色があるのは、イヤな部分があって。DDTを経営していくからには、DDTの知らない部分がない人でありたい。僕がまだ見てない景色というのはKO-D無差別級をとった景色、KING おぶ DDTで優勝した景色。ラストチャンスと思って、しっかり勝ち抜きたい」と初制覇に向け虎視たんたん。 7年ぶりの優勝を目論む佐々木は、いつものように缶ビールをあおりながら、「今年もこの季節がやってきたぞ。彰人と佐々木大輔と言えば、カベジェラ・コントラ・カベジェラだ。