ビーグル号の航海中、1835年に立ち寄ったガラパゴス諸島での経験は、ダーウィンの思考を大きく刺激しました。島ごとに甲羅の形が異なるゾウガメや、生息する島によって形態が違うフィンチ類の鳥などを観察しました。帰国後、持ち帰った鳥の標本を専門家が分類した結果、それらが異なる種に分化していることが判明します。種は不変の創造物であるという当時の常識に疑問を抱いた彼は、トマス・マルサスの『人口論』から生存競争の概念を学び、限られた資源の中で生き残る個体が次世代に影響を与えるという自然選択のメカニズムを思いつきました。本エピソードでは、進化の謎を解き明かすまでの過程を解説します。