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🎧 ご質問やリクエスト募集中!
今日はリスナー様からのご質問にお答えします。
「海外で道を尋ねた時に ‘over there’ や ‘up the street’ といった、ちょっと曖昧な返事が返ってきて困ったことがあります。『すぐそこ』って言われたけど結構遠かったり、『あそこ』って言われても、どこ!?ってなることもありました。このようなとき、どうしたらいいですか?」
…ありますよね!
こういった空間認識や距離感って、実は文化や慣習によって違うんです。しばらく住んでみないと感覚が掴めないことも多いですよね。
ちなみに、日本では道を尋ねると「ここを右に曲がって、2つ目の角を左に行って…」とすごく丁寧に教えてくれるし、時には一緒に目的地まで連れて行ってくれる人もいます。インバウンドの旅行者がそれに感動したという話をよく聞きます。でも、海外ではそこまで親切にしてもらえることは、あまりありません。
ということで今回は、曖昧な道案内への3つの対処法をご紹介します!
⸻
よくある曖昧な場所の表現とその意味
道を聞いたとき、ネイティブスピーカーがよく使うのがこういったざっくりした表現です:これらはどれも便利な表現ですが、聞く側にとっては位置や距離が曖昧でちょっと不安になる表現でもあります。
① “Over there” → 「あそこ」「向こう」
少し離れた場所を指して言いますが、人によって「少し」の感覚が違うので曖昧になり
② “Down there” → 「この先」「あっちのほう」
“down” は通りの先などをざっくり指すときに使われ、「向こうの方に行けばあるよ」的なニュアンス。
③ “Just up the street” → 「この通りを少し行ったところ」
“just” がついていることで「そんなに遠くないよ」と近さを示しています。
④ Around the corner” → 「角を曲がったあたり」
目の前ではないけれど、曲がってすぐの場所にあるものを案内するときによく使われます。
⑤ Right over there” → 「ちょうどあそこ」
“right” が「まさにそこ」という強調を表していて、指差しながら使われることが多い表現です。
⑥ Further down” → 「もっと先」
“down there” よりさらに先の場所を指すときに使われ、「このまま進んでいけばあるよ」といった感じ。
⑦ Nearby” → 「近くに」
かなりざっくりした表現で、「この辺にはあるよ」という程度の意味です。
⑧ A couple blocks away” → 「2ブロック先」
ブロックの単位がある街並みではよく使われる表現で、「徒歩数分くらい」の感覚です。
⸻
では、そんな曖昧な返答に出会った時、どう対処すればいいか?
ここからは3つの対処法を、会話例と一緒にご紹介します。
空港での会話例:
You: Excuse me, I’d like to go to Terminal A. How can I get there?
(すみません、ターミナルAはどこですか?)
Airport staff: Just go out the door over there.
(ああ、あそこのドアから出たらいいよ。)
You: The door over there… do you mean the one past the elevator?
(あそこって、エレベーターの向こうのドアのことですか?)
Airport staff: Yes, just go past the elevator and it’ll be on your right.
(そうそう、エレベーターを通り過ぎたら右手にあるよ)
ポイント:
「over there」と言われたら終わり、じゃなくて、自分が見えている目印を使って確認するのがコツ。具体的な目印を出すと、相手も丁寧に教えてくれます。
会話例:
You: Excuse me, how do I get to the library?
(すみません、図書館にはどう行けばいいですか?)
Local: Just go down there, then turn left.
(この先に行って、それから左に曲がって)
You: So, I go straight, then turn left at the second street, right?
(ということは、まっすぐ行って2つ目の通りを左、で合ってますか?)
Local: Yeah, that’s right. You’ll see it on the corner.
(そう、それで角に見えるよ)
ポイント:
相手の説明を自分の言葉で繰り返して確認することで、理解のズレを防げます。確認されると相手も「ちゃんと伝わったかな?」と意識してくれるので、より丁寧に教えてくれることが多いです。
会話例:
You: Excuse me, is there a bakery around here?
(すみません、この辺にパン屋さんはありますか?)
Person: Sure, just up the street.
(あるよ、この通りを少し行ったところ)
You: Could you show me on my phone to make sure?
(念のため、スマホで確認してもいいですか?)
(Googleマップを見せながら)
You: Do you mean this one?
(これのことですか?)
Person: Yes, that’s the one!
(そう、それそれ!)
ポイント:
相手もどこまで細かく説明していいか迷ってることがあります。地図やスマホを使えば、視覚的に確認できてミスが減ります!
⸻
まとめ
“Over there” や “Down there” などの曖昧な表現は、日常会話でとてもよく使われます。
でも、
・フォローアップクエスチョンで具体的に聞き返す
・道順をリピートして聞き返す
・地図で確認する
わからないときは、わかるまで食い下がる気持ちでいきましょう!
そうすれば相手も親切に教えようとしてくれます。遠慮せず一歩踏み込んで確認してみましょう。
By wacaco5
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🎧 ご質問やリクエスト募集中!
今日はリスナー様からのご質問にお答えします。
「海外で道を尋ねた時に ‘over there’ や ‘up the street’ といった、ちょっと曖昧な返事が返ってきて困ったことがあります。『すぐそこ』って言われたけど結構遠かったり、『あそこ』って言われても、どこ!?ってなることもありました。このようなとき、どうしたらいいですか?」
…ありますよね!
こういった空間認識や距離感って、実は文化や慣習によって違うんです。しばらく住んでみないと感覚が掴めないことも多いですよね。
ちなみに、日本では道を尋ねると「ここを右に曲がって、2つ目の角を左に行って…」とすごく丁寧に教えてくれるし、時には一緒に目的地まで連れて行ってくれる人もいます。インバウンドの旅行者がそれに感動したという話をよく聞きます。でも、海外ではそこまで親切にしてもらえることは、あまりありません。
ということで今回は、曖昧な道案内への3つの対処法をご紹介します!
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よくある曖昧な場所の表現とその意味
道を聞いたとき、ネイティブスピーカーがよく使うのがこういったざっくりした表現です:これらはどれも便利な表現ですが、聞く側にとっては位置や距離が曖昧でちょっと不安になる表現でもあります。
① “Over there” → 「あそこ」「向こう」
少し離れた場所を指して言いますが、人によって「少し」の感覚が違うので曖昧になり
② “Down there” → 「この先」「あっちのほう」
“down” は通りの先などをざっくり指すときに使われ、「向こうの方に行けばあるよ」的なニュアンス。
③ “Just up the street” → 「この通りを少し行ったところ」
“just” がついていることで「そんなに遠くないよ」と近さを示しています。
④ Around the corner” → 「角を曲がったあたり」
目の前ではないけれど、曲がってすぐの場所にあるものを案内するときによく使われます。
⑤ Right over there” → 「ちょうどあそこ」
“right” が「まさにそこ」という強調を表していて、指差しながら使われることが多い表現です。
⑥ Further down” → 「もっと先」
“down there” よりさらに先の場所を指すときに使われ、「このまま進んでいけばあるよ」といった感じ。
⑦ Nearby” → 「近くに」
かなりざっくりした表現で、「この辺にはあるよ」という程度の意味です。
⑧ A couple blocks away” → 「2ブロック先」
ブロックの単位がある街並みではよく使われる表現で、「徒歩数分くらい」の感覚です。
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では、そんな曖昧な返答に出会った時、どう対処すればいいか?
ここからは3つの対処法を、会話例と一緒にご紹介します。
空港での会話例:
You: Excuse me, I’d like to go to Terminal A. How can I get there?
(すみません、ターミナルAはどこですか?)
Airport staff: Just go out the door over there.
(ああ、あそこのドアから出たらいいよ。)
You: The door over there… do you mean the one past the elevator?
(あそこって、エレベーターの向こうのドアのことですか?)
Airport staff: Yes, just go past the elevator and it’ll be on your right.
(そうそう、エレベーターを通り過ぎたら右手にあるよ)
ポイント:
「over there」と言われたら終わり、じゃなくて、自分が見えている目印を使って確認するのがコツ。具体的な目印を出すと、相手も丁寧に教えてくれます。
会話例:
You: Excuse me, how do I get to the library?
(すみません、図書館にはどう行けばいいですか?)
Local: Just go down there, then turn left.
(この先に行って、それから左に曲がって)
You: So, I go straight, then turn left at the second street, right?
(ということは、まっすぐ行って2つ目の通りを左、で合ってますか?)
Local: Yeah, that’s right. You’ll see it on the corner.
(そう、それで角に見えるよ)
ポイント:
相手の説明を自分の言葉で繰り返して確認することで、理解のズレを防げます。確認されると相手も「ちゃんと伝わったかな?」と意識してくれるので、より丁寧に教えてくれることが多いです。
会話例:
You: Excuse me, is there a bakery around here?
(すみません、この辺にパン屋さんはありますか?)
Person: Sure, just up the street.
(あるよ、この通りを少し行ったところ)
You: Could you show me on my phone to make sure?
(念のため、スマホで確認してもいいですか?)
(Googleマップを見せながら)
You: Do you mean this one?
(これのことですか?)
Person: Yes, that’s the one!
(そう、それそれ!)
ポイント:
相手もどこまで細かく説明していいか迷ってることがあります。地図やスマホを使えば、視覚的に確認できてミスが減ります!
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まとめ
“Over there” や “Down there” などの曖昧な表現は、日常会話でとてもよく使われます。
でも、
・フォローアップクエスチョンで具体的に聞き返す
・道順をリピートして聞き返す
・地図で確認する
わからないときは、わかるまで食い下がる気持ちでいきましょう!
そうすれば相手も親切に教えようとしてくれます。遠慮せず一歩踏み込んで確認してみましょう。

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