アガサ・クリスティーが別名で発表した小説。認知の歪んだ人物を視点にすえて、ほとんどマインド・トリップで小説を展開させる離れ業。これはまぎれもないイギリス文学です。
【言及した本】
・アガサ・クリスティー、廣野由美子訳『春にして君を離れ』(光文社古典新訳文庫、2026)
・アガサ・クリスティー、青木久恵訳『そして誰もいなくなった』(クリスティー文庫、2010)
・アガサ・クリスティー、加島祥造訳『ナイルに死す』(Audible)
・ジョージ・エリオット、廣野由美子訳『ミドル・マーチ 1~4』(光文社古典新訳文庫、2019-21)
・モーム、行方昭夫訳『お菓子とビール』(岩波文庫、2011)
・カズオ・イシグロ、土屋政雄訳『日の名残り』(ハヤカワepi文庫、2001)
ダンテ、平川祐弘訳『神曲 地獄篇』(河出文庫、2008)