２０２４年６月４日（火）放送分

担当は中川信子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

宜野座村惣慶区出身で大分市在住の池辺和子さんが、

ヤギをペットとして飼育し地元の話題となっています。

現在は雄ヤギの「ミキオ」が、

ミニ動物園もできるほどの敷地で１匹、悠々と過ごし、

子ども連れが見学に訪れることがあるほか、

地域住民が餌の提供に協力するなど

「ゆいまーる」の精神でミキオを包み込んでいます。

池辺さんは沖縄の日本復帰の頃に大分県に嫁ぎました。

県外ではヤギを食べる文化がなく、

大分市ではヤギミルクのアイスが製造されているくらいですが、

長男の伸介さんが沖縄のヤギ文化に興味を持っていたところ、

２年前に伸介さんが営む自動車会社の

顧客からヤギの親子を譲り受け、

実家の土地に「ヤギ牧場」を造りました。

母ヤギと息子のミキオを飼育していると、

双子の雌ヤギが誕生して周囲を驚かせました。

ミキオは自分の子である双子の雌ヤギを攻撃することがあり、

顧客の建設会社が双子を養いたいと申し出て、

ミキオとは別々に飼育することになりましたが、

引き取られた先で、生後３カ月の雌ヤギから小ヤギが誕生しました。

父親はミキオでした。

池辺さんは「生物界の種族保存の生態」を学ぶ機会にもなったとうなずき、

「ヤギ牧場の発展を目指し飼育を続けたい」と語りました。