「米国で「やせ薬」が大流行 メーカー、小売が受ける「大きな影響」とは」 「米国では、経済的に余裕のある層を中心に「やせ薬」の人気が高まっている。米金融大手JPモルガン(J.P.Morgan)は、2030年に米国におけるやせ薬の市場規模は440億ドル(約6兆3426億円)に達すると予想する。小売業界への影響も少なくない。実際に減量できた人々はサイズがより小さめのアパレル商品を求めるようになり、同時に高脂質や甘い食べ物、塩を使うスナックをあまり欲しなくなくなることで、食料品の品揃えにも微妙な変化が起こると予想される。本稿では、そもそも「やせ薬」とは何なのか、なぜ米国で流行っているのか、米小売はどう対応するのかを解説していく。 米国では肥満率が40%を超え、重度肥満率も10%近くに達している。個人にとっては高血圧や糖尿病、認知症のリスクになり、国全体にとっては労働生産性の低下につながるだけでなく、疾病対策の医療コストが膨らめば国家財政をも揺るがしかねないと懸念されている。」