主人公の森野くるみは小学5年生の冬に、友人の篠原桃子に誘われて、穂坂バレエ団附属研究所の「くるみ割り人形」の発表会を見に行く。その発表会でくるみは白河はづきの演技を見て感動し、バレリーナになりたいという夢を抱き、桃子と同じ穂坂バレエスクールに入る。
中学一年生になり、学校から帰宅したらすぐにバレエのレッスンに行くほどバレエが大好きになっていた。クラスメートの岩崎智也はくるみの事が好きだったが、その気持を素直に出せず、くるみをからかったりしてケンカになってしまう事が多かった。ある日、くるみは偶然スクールで一臣のレッスンを目撃し、その演技に感動する。くるみは他の生徒よりバレエを始めたのが遅かった為に、スクールの中学生の中では最も技術が低かった。しかし一臣はくるみのレッスンを見ていて、くるみの中に光る才能に気付く。くるみは一臣にレッスンをして貰ったり、叱られたり褒められたり励まされたりしてゆくうちに、一臣への憧れがますます強くなり「一臣とペアを組んで踊りたい」という夢を抱く。
はづきが中学3年生、くるみと桃子が中学1年生の春休みが終わる頃に、はづきがバレエ団の団員となったので、研究所に欠員ができた為に、桃子が研究所の研究生となる。さらに団長夫妻の特別の意向で、くるみも研究生になる。研究所では新たな友達やライバルができたり、一臣とペアを組んで踊りたいという夢に向かって努力を続ける。しかしペアを組む男女は、身長が違い過ぎるとサポートの時に体に負担がかかるし、見た目も美しくないので組めない。くるみの身長は145センチ、一臣の身長は183センチで、38センチも違う為、くるみと一臣はペアを組めないという事を知り、強いショックを受ける。しかし智也に励まされ、自分はバレエで、智也はサッカーで、お互いの夢をかなえる為に頑張ろうと約束する。
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