ニューヨーク近代美術館では、ある作品が75年以上もの間、上下が逆さまに展示されていたことが分かりました。しかし、正しい向きに展示すると重力の変化によって作品が破損するリスクもあるため、この作品は上下逆さまのまま今も展示されている、というのです。
クリエーター(製作者)の意図に反して、間違った理解のまま作品が受容されてしまう―。
実はこれは、私たちの世界全体についても言えることなのです。
この世界は、神様ご自身が「王」という前提で神様によって創造されたものです。しかし、旧約聖書の創世記にあるように、アダムとエバによって早々にその前提が壊されてしまいます。それ以来久しく、神様はもはや「王」として見なされなくなってしまいました。イスラエルの人々でさえ、大国によって攻め入られ、国を追われたことにより、自分たちの王を忘れかけていました。
しかし、イスラエルから2000キロも離れた異国の地で、真の王を待ち続けていた人たちがいました。東方の博士たちです。
なぜ、彼らは異国の地で星を観察し続け、神の御子にまみえることが出来たのでしょうか?
星(=神様からの啓示)に気付き、それに従った博士たちの姿勢は、今なお私たち信仰者の生き方を吟味する指針となります。
あなたは今もなお、「星」に目を留めているでしょうか。
クリスマスは一年で一番夜が長い冬至の頃に訪れます。星は、暗闇の中でこそ輝くものです。世の中の闇や自分の心の闇がどんなに深くても、だからこそ、そこでひときわ輝く希望の星を見上げて歩んでいきたいものです。
★メッセージ中で触れた、松本先生のクリスマスメッセージは、↓こちらから!
https://youtu.be/-6JmtNc3m2Q