■「アバター：ウェイ・オブ・ウォーター」
　月並みな表現だが、まさに圧倒的な映像体験。３時間超があっという間だ。
　ジェームズ・キャメロン監督のＳＦ映画「アバター」の13年ぶり２作目。５作目まで撮る構想だ。
　アバターは、希少鉱物の採掘を目的に惑星パンドラの環境下でも活動できるよう人類が開発した人造生命体。人間は、これに意識を憑依させて〝搭乗〟する。前作で主人公のジェイク・サリーは、アバターと一体化し、パンドラの種族、ナヴィとして生きることを選んだ。
　家族を作り幸せに暮らしていたサリーだが、人類が再びパンドラに‥

　■「Ｄｒ．コトー診療所」
　フジテレビ系の人気ドラマシリーズが放送終了から16年をへて映画に。東京から離島に赴任してきた外科医と島民の交流を描く人間ドラマ。終盤は、シリーズファンに衝撃を与える。演出にくどさもあるが、ドラマを知らない人も引き込まれる。監督は、中江功。
　主演は、吉岡秀隆。役を〝まとう〟のがうまい。

　■「ネバー・ゴーイン・バック」
　米女優、オーガスティン・フリッゼルの長編映画監督デビュー作で、自身の実体験が基になっている。
　高校を中退した親友同士のアンジェラとジェシーは、アルバイトをしながら兄とその友人と４人で共同生活を送っているが、家賃の支払いもやっとの極貧暮らし。そんな最悪な日常から離れ、ビーチリゾートでバカンスを過ごそうと、２人が悪戦苦闘する様子をコメディータッチで描いた青春ガールズムービー。

■「チーム・ジンバブエのソムリエたち」
　経済危機で隣国、南アフリカに移住したジンバブエの若者たち４人が、ワインに魅了され、2017年にフランスで開催された「世界ブラインドワイン・テイスティング選手権」に出場する姿を追ったドキュメンタリー映画。
　選手権では４人の選手と１人のコーチからなる各国代表チームが赤白計12本のワインの主要品種や生産国、生産者、収穫年を特定し、総合点で競う。ジンバブエの４人は母国ではワインを味わったこともなかったが…

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