余談
プロジェクト内にローカルでmaven repositoryを配置する
今回の収録では話していませんが、 maven-publish プラグインを利用して、ライブラリをダウンロードした後、.jarファイルのみをlibsディレクトリに入れて読み込むのではなくローカルのmaven repositoryとして扱う方法が紹介されていました。下記リンクでも言及されていますが、「一部のプロジェクトでしか使わない」「手間をかけずにやりたい」というケースがある場合はこちらも検討できそうです。
参考:利用ライブラリをMavenリポジトリ形式でプロジェクト内のファイルとして保持する(JCenterシャットダウンに向けて)
JCenterからの移行先にMaven Centralを推奨する理由
収録内でもJCenterからの移行先としてMaven Central及びJitpackを挙げましたが、Maven Centralをおすすめする理由は次のとおりです。
Maven Centralにおいて、デプロイしたArtifactが削除されることはない
Maven CentralへのArtifactデプロイに必要なSonatypeアカウントの発行は現在ではbotによって行われており、以前ほど手間はかからない
Maven Centralへのデプロイの際にGPG署名を行う他、チェックサムの検証も行われるので信頼性が高いJitpackの利用は、snapshotでの検証用途に留めるなど注意が必要です。
関連リンク
Into the Sunset on May 1st: Bintray, JCenter, GoCenter, and ChartCenter - JFrog Blog
日本語訳はこちら
Now that Bintray and JCenter are shutting down, what should we do with the Android libraries that are hosted there? : androiddev - reddit
JCenter終了でFlutterエンジニアが受ける影響とその対策
Android のライブラリプロジェクトを爆速で Maven Central にデプロイする - Qiita
Publishing to Maven Central
S3でprivateなmavenリポジトリを管理する
社内向けライブラリを設計・運用する話 - Speaker Deck