渋谷のこども園に併設されている子育て支援スペースBUTTERで収録
2018年にオープンして早くも2年
カフェに人が集まってくる
子供たちからも「紘良さん!」と呼ばれている
渋谷、世田谷、町田、相模原などで保育事業を運営
通っている子供は合計500名以上
スタッフも300名以上
気がついたら大きな規模になっていました
増やそうとして増えたわけでなく
各施設のスタッフが集まり経験をシェアする機会がある
地域によって家庭環境も遊び場も大きく異なる
子供たちと毎日面白いことを考えて編み出す
社会福祉法人 東香会(とうこうかい)
やさしい法人東香会は1978年に誕生して紘良さんは4代目の理事長
2007年頃にヨーロッパで1年間福祉の勉強
イギリスのロンドン・キルバンを拠点に語学学校に通いながら一人暮らし
フィンランドの幼稚園などで経験
物価の高さに泣かされる
格安スーパーで買ったパンや自作弁当でしのぐ
食べられなくてガリガリに痩せた
音楽ソーシャルネットワークMy Space
有名なミュージシャンとも繋がれた
英国のフォークロックバンドPentangleとVashti Bunyan
ミュージシャンにインタビューしてBalladという小冊子を制作
町田の住宅街の丘の上にある「しぜんの国保育園」
保育園で開催されるサウンド園庭という音楽フェス
https://www.youtube.com/c/higashinikaoru
15年前からやりたかったことが今、実現している
子供たちに夢を語らせることはあんまり意味がないかも
なぜなら大人になってからも夢は増えていくから
子供たちの今が大切
抜き差しの上手い仕上がりの良い子供
3000人がやってきて行列をつくる「くらしのmoto市」
お寺の境内本殿で音楽ライブ
簗田寺に併設している保育園
園長の紘良さんはBrooklynのキャップ
バグパイプでハーメルンの笛吹き
半分は楽しいから、半分は意識的にチューニングしながらやっている
子供にとって子供と大人の境界はない
大人は子供から一緒になって楽しんでくれるか見られている
作為を感じ取られると子供たちは引いていく
子供たち自身もコミュニティーの中でチューニングしている
保育園の学期テーマが「グルーヴ感」
しっかりと細かいカリキュラムは立てるけれど、それだけでは面白くない
子供たちが不安になる時期は「ゆらゆら期」
幼児期の体験は将来思い返される
関わった子供は二十歳や高校生になっている
保育ボランティアに関わってくれる卒園生
親も子供も育っていく
コロナ禍のお父さんたち
リモート業務で自宅にいて昼間も子供と一緒
はじめて気がつく子供たちの姿に不安になるお父さんたち
わがままや不安定に見える姿もそれは子供の個性
自分たち自身が不安だったお父さんたち
仕事脳を家庭に持ち込んではいけない
保育園は母性感覚の社会関係性
それが大きな男の子には理解できない
能率や効率ではなく子供たちは感覚で生きている
アーティスティックな考えや閃きはロジックだけからは生まれない
お祭りが人間を発散させてくれる
「ハレとケ」の「ケ」は放置していると枯れてしまい「穢れ」になる
コロナ禍で「ケ」が目に見えないまま蓄積されている
心のギスギスをどこかで晴らしたいですね
子供は穢れを晴らすのに大声を出したり高いところに登る
大人は都会のオフィスビルの屋上で叫んでみては笑
畑では気分は落ち込まない無になれる
どうにかして祭りのために集まりたい
乙武さんはコロナ終わってもオンラインを続けて欲しい
水田テラスのヤマガタデザイン
オンラインだからこその良さはコロナ後も残していきたい
子供の頃からピアノをやっていたけれど嫌いだった
コンピューターで打ち込みの音楽を作り始めたのがきっかけ
高校一年生頃に7歳年上の兄にパソコンを譲ってもらった
年上の文化の影響を受けた
高校生の頃はテクノ好き
伝説のテクノフェスRainbow2000に16歳で行く
Underworld、石野卓球、Ken Ishii、細野晴臣、Orbital、The Orb
テクノ専門学校、田中フミヤ、とれまレコード
当時のテクノ好きはオタクだった
united future organization、骨董通り青山Blue
Aphex Twin / Vol. 2-Selected Ambient Works
音楽専門学校に通ったけど、就職の道は拓けない
家族会議が開かれて実家のお寺を継ぐことになった
駒沢大学の仏教学科に入学
仏教学科を卒業すると、その後のお寺の修行が短縮される
大学でギターマンドリンクラブに入部して初めてバンドを組んだ
テクノ好きのお坊さんは結構いる
修行中の厳しい先輩和尚さんが実はテクノ好き
すれ違いざまに小声で「テクノ好きなんだ?」とささやかれる
世界中の全てのドラッグよりも座禅が心地良いと悟った先輩
つらい修行期間だったけれど、いま思うと面白い体験だった
能登半島の無茶苦茶寒いお寺で100日間の修行
修行が終わって簗田寺の副住職になる
自分の人生は半分決まっていて、残りの半分で楽しいことを考えてきた
お寺で異質な活動には批判も多かったけど、だんだん理解してもらえた
今後、本格的に住職を継いでいく予定
固定概念のお寺を開放して、人が集まるコミュニティにしたい
法事やお墓参りだけでなく、生活の中でのサードプレイスに
お寺で気持ちや環境を変える
四次元の場
檀家制度はお寺のファンクラブ
次回はストレッチしてさらに深い話を