「いただきます」の向こう側へ ― 広島の農家が語る米づくりの今 ―【藤本聡×本多正樹】
棚田を守り、アイガモ農法と和牛の堆肥を生かした循環型農業(庄原市・藤本農園)と、データとテクノロジーを駆使するスマート農業(安芸高田市・ハラダファーム本多)。
一見対照的に見える挑戦に共通していたのは、「10年後も20年後も農地をつなぎたい」という情熱でした。
「農家が面白がって挑戦を続けることで、生き残る。」
お二人はともに20代で家業に入り、決断の時を経て、30代前半で「企業」という新しい農業経営の形を切り拓いています。
産地と消費地が近い広島だからこそ実現できる、消費者を迎えて250人で行う田植えや稲刈り体験、伝統の「はやし田」を通じた世代を超えた交流。農業を「知ってもらう」ことも、お二人が大切にしている取り組みです。
番組では、藤本さんが今春導入した話題の「アイガモロボ」との格闘、本多さんがやりがいを感じていた保育の仕事から酒米づくりへ転身し、ICTやドローンを活用したスマート農業に挑むまでの歩みも伺っています。
さらに、環境と経営の両立を目指す「J-クレジット制度」、若手農業者が学び合う「ひろしま未来農業者ミーティング」、「農家のファン」を育てるCSA(地域支援型農業)の考え方から、夏休みの自由研究にも役立つ小学生向け『日本のお米大辞典(全6巻)』の話題まで、多彩なテーマを語り合いました。
お米の値段が話題になることはあっても、その一粒が育つまでの物語を知る機会は、そう多くありません。だから番組で「米農家さんと大いに語るシリーズ」を始めました。
藤本農園には国内だけでなく海外からの視察も数多く訪れます。お米づくりの技術だけではなく、自然と共生し、地域と支え合いながら営む日本の農家の暮らしや生き方そのものが世界から注目されていると感じています。
今回は、お米の値段を語らずして、その価値が伝わる神回かもしれません。
番組:ECOしま専科 火曜10:00〜11:00
ゲスト:広島県農業経営者クラブより
株式会社藤本農園 代表取締役 藤本聡さん
株式会社ハラダファーム本多 代表取締役 本多正樹さん
2026年6月30日放送
〈SDGs+トーク番組〉藤井尚子が多彩なゲストと公私においてSDGsの取り組みを語り、リスナーとともに持続可能な社会のためにできることを考え続けていく。私たちの日常の中に、未来を変えるヒントがたくさん!