残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか"

いかに役に立てるかノベーション(1668回)


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いかに役に立てるかノベーション(1668回)


ビジョナリーカンパニー著者のジム・コリンズさんがピータードラッカーさんにお会いした時のお話に感動しました


"ピーターに会った時に、これまで書いた26 冊の本のうち、最も自分で誇りを持っている本は何かと聞きました。


するとピーターは「いま書いている次の本だよ」と言ったのです。彼はその時86歳。まさに「いかに役に立てるか」の生き様を貫いていました。


そして「いかに役に立てるか」という問いを中心に置いて生きると、自分の死後世界に何を残すかというレガシーのことはどうでもよくなるのです。


自分がこの世を去った後に人々が自分のことをどう思ってほしいかと考えるのは、単なるエゴです。


それよりも何ができるか。ピーターは、自分のレガシーがどうなるかについて考えることに一切エネルギーを割きませんでした。"


ここから私は思いました

1、内発的動機

2、大義の実現

3、レガシーは不要


1、内発的動機

ピータードラッカーが、86歳にして、簡素な書斎でひたすら思考を巡らせ執筆をされていた。というお話を聞いて、本当に内発的動機に導かれるとおりに生きられた人なのだなあと感動しました


内発的動機は、デシ&ライアンさんからのお話ですが、私はそれを、パッションの源、そしてその内訳として、情熱のポートフォリオのお話をいつもきていますが


その中でも、きっと経営のことを考えるのが、大好きパッションであり、そして、それを本にしてたくさんの人に見てもらう、利他パッション、さらには独自の理論としての個性パッション、そして86歳にしてもあくなき成長パッション、全てがぐるぐる炸裂していたのかなと。勝手に思ってしまいました


2、大義の実現

人の役に立つこと、いかに役に立てるか、というお話は、ある意味、人類における、究極の大義、なのかもしれないなあとも思います


人の生活の基盤としての活動であるお金を稼ぐということの、真ん中にある企業活動や組織活動は、ともすると、それが目的になってしまうことがあるので


本来あるべき姿は、いかに人の役に立てるか、というところにある、それの対価としてお金を稼ぐということになる、というメッセージは、何度も繰り返して思い出したい、大義だと思います


それに全てを捧げられてさきた生き様にも感動するなあと思います


3、レガシーは不要

それは、もしかすると、内村鑑三さんの、後世に残すべき最大の遺物とも、呼応するような気もします


お金や思想やビジネスなどのレガシーを遺すことには全く興味がない、今この時点で、何かの役に立つ、それのみの、その生き様こそが、後世に遺すべき最大の遺物と言って良いのではないか、そんなことを思わせて頂きました


ということで、一言で言えば

いかに役に立てるかノベーション


参考:ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー 2025年12月号 インタビュー 私の生き方を決定づけたドラッカーの言葉成功できるかではなく、役に立てるかを人生の軸とせよ『ビジョナリー・カンパニー』著者 ジム・コリンズ


動画で観たい方はこちら

https://youtu.be/TlfE0x0LsQM

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