今日の10分市況解説

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今日の10分市況解説 episodes

  • 【9/5】米雇用3倍でも円高 日銀の利上げ観測が上回った
    ▼今日の要点
    ・月曜の東京は上向きの出発です。日経225先物の夜間終値は65,815円(+1.21%)。昨日の東京は日経平均が806円高の65,021円(+1.26%)で4日ぶりの反発でした。それまで4日続けて下げ、下げ幅は合計で2,200円近くありましたから、その反動に加えて、その前の日の米国株高(NYダウ624ドル高・ナスダック366ポイント高)が効いています。FRBのウォラー理事が引き締めに前向きな姿勢をゆるめ、年内の利上げリスクが後退したと受け取られて長期金利が下がったためです。ただし日経平均の50日移動平均線は66,634円で、終値はまだ1,600円ほど下にあります。RSIは45.3の中立圏です。
    ・昨夜の米国は指数がきれいに割れました。S&P500が7,719ドル(-0.38%)、NASDAQ100が29,544ドル(+0.21%)、NYダウが53,414ドル(-0.51%)です。効いたのは8月の雇用統計でした。非農業部門雇用者数は+16.2万人と、市場予想の+5.3万人のおよそ3倍。6月と7月の分も合わせて+5.5万人ぶん上方修正されました。失業率は4.1%で予想どおりの横ばいです。この結果で金利先物の織り込みは9月の利上げ確率が58%まで上がり、2年債利回りは2025年1月以来の高さになりました。一方でサンディスクなど半導体が買われてNASDAQ100は上昇し、テスラはサイバーキャブという自動運転車の発表が投資家の期待に届かず下落しています。VIXは14.53ポイントで、まだ平時の水準です。
    ▼動画版(チャート・スライド付き)
    https://youtu.be/LVhz-UimIUM
    12 min
  • 【9/4】円急騰でも先物高 重荷は円でなく金利
    ▼今日の要点
    ・今朝の東京は上向きの出発です。日経225先物の夜間終値は64,680円(+0.71%)。前日の東京の引け64,225円からの上げで、昨日の日経平均は111円安の64,214円(-0.17%)でした。一昨日は長期金利が一時3.015%まで上がって1,889円安でしたから、そこからは下げ渋った形です。昨日の東京は商社株と銀行株が支え、半導体関連株が重荷になりました。米バークシャー・ハザウェイが日本株を長期で持つ姿勢を改めて示したことも心理の支えです。
    ・昨夜の米国は全面高でした。S&P500が7,748ドル(+1.06%)、NASDAQ100が29,482ドル(+1.16%)、NYダウが53,686ドル(+1.18%)で、ダウはおよそ1か月ぶりの大きな上げ幅です。効いたのはFRBのウォーラー理事の発言でした。これから2週間の物価が落ち着けば9月のFOMCは政策金利3.50〜3.75%の据え置きを支持する、ただし物価が強ければ利上げも検討する、という内容です。金利先物の織り込みは据え置き49.6%・0.25%利上げ50.4%と、前日の37.6%・62.4%から1日で多数派が入れ替わりました。決め手は9月11日に出る8月の消費者物価指数、会合はその翌週の15日と16日です。
    ・同じ夜、ISMサービス業景況指数は55.4と予想54.3・前月54.1を上回り、新規受注は60.9で2023年初め以来の伸びでした。景気は強いのに金利は下がっています。市場が見ていたのは景気の強さではなく、利上げされるかどうかだけだったということです。VIXは14.32ポイント(-5.79%)まで下がりました。
    ▼動画版(チャート・スライド付き)
    https://youtu.be/VsUSEaESNOc
    10 min
  • 【9/3】米反発も東京全面安 30年ぶり金利3%の重み
    ▼今日の要点
    ・昨日の東京は日経平均が64,326円(-2.85%)と3日続落し、下げ幅は1,889円でした。東証33業種すべてが下落し、上がった業種はひとつもありません。売りは値がさの半導体・ハイテクから始まり、景気敏感の業種まで広がりました。背景は世界で同時に進む国債売りです。日本の10年国債利回りは3.015%まで上昇し、1996年9月以来およそ30年ぶりの水準になりました。
    ・同じ夜、米国は3指数そろって上昇しています。S&P500が7,667ドル(+0.46%)、NASDAQ100が29,143ドル(+0.23%)、NYダウが53,062ドル(+0.56%)で、3日続いた下げを止めました。理由は金利の一服です。米10年債利回りは終値4.80%と前日と同じでしたが、日中には4.818%と2023年11月以来の高さをつけています。上がり方が鈍っただけで株が買い戻されました。東京は3日続落、ニューヨークは3日ぶり反発と、同じ夜に方向が分かれた形です。
    ・今朝の深掘りは「なぜ世界中で同時に国債が売られるのか」です。インフレと財政拡大への警戒が土台にありますが、もうひとつ需給の要因があります。AI関連企業が今年、社債でおよそ1兆5,000億ドルを調達したという試算があり、債券を買う側の資金が社債に回った分だけ、国債を引き受ける余力が細っています。ドイツの10年債は3.375%で2011年以来、英10年債は5.25%。景気が強いから金利が上がる、という単純な話ではありません。日本が重く出たのは、ドイツや英国と違い3%という水準を知らない市場だからです。
    ▼動画版(チャート・スライド付き)
    https://youtu.be/5KXKN0HZ3Xw
    11 min
  • 【9/2】円安なのに株安 30年ぶりの金利3%が効いた
    ▼今日の要点
    ・昨夜の米国は3指数そろって下落しました。S&P500が7,631ドル(-0.71%)、NASDAQ100が29,077ドル(-1.29%)、NYダウが52,767ドル(-0.79%)です。米軍がイラン革命防衛隊の拠点を攻撃し、その前日にはホルムズ海峡でタンカーが被弾していました。原油WTIは+5.74%の90.68ドルまで跳ね、ボリンジャーバンドの+2σを上抜けています。逆にNYダウは-2σを下抜けました。地味で手堅い銘柄が多いダウが最も派手に崩れたのは、ハイテクだけでなく全部が同じ理由で売られたからです。
    ・今朝の深掘りは「円安なのに日本株が重い」です。日経225先物の夜間終値は64,885円(-1.94%)。ドル円は160.2円と円安のままなのに、米国の下げ幅を大きく超えて下げました。理由は日本の金利です。日本の10年国債利回りは9月1日に3%へ乗せ、1996年9月以来30年ぶりの水準になりました。円安は輸入コストを押し上げ、原油高と重なって物価が下がりにくくなる。すると日銀の利上げ観測が強まり、長期金利が上がって株の割引率が上がる——円安のプラスを金利のマイナスが上回った形です。2026年度の予算は長期金利3%を前提に国債費を積んでいるため、3%はただの数字ではない節目でもあります。
    ▼動画版(チャート・スライド付き)
    https://youtu.be/-1xUZCbFm1Y
    12 min
  • 【9/1】安全資産なき中東危機 原油高が呼んだ金利4.76%
    ▼今日の要点
    ・昨夜の米国はS&P500が7,686ドル(-0.58%)、NASDAQ100が29,457ドル(-0.62%)、NYダウが53,186ドル(-0.72%)。3つとも下げましたが、幅はどれも1%に届いていません。撃ち合いが起きた夜としては浅い下げです。日曜に米軍がホルムズ海峡近くのイランのロケット発射台を攻撃し、イラン側はヨルダンとアラブ首長国連邦の米軍基地に報復しました。1か月ぶりの交戦です。原油WTIは3.49%高の86.31ドル、ブレント原油も90ドル台に乗せました。
    ・今朝の深掘りはここです。昔ながらの中東危機なら、お金は安全な国債へ逃げて金利は下がるはずでした。ところが今回は米10年債利回りが1.84%上昇して4.76%、2025年1月以来の高さです。株も債券も同時に下がりました。理由は原油高がインフレの火種になったからで、国債は物価が上がるといちばん損をする資産です。もう一つ効いたのが先週金曜のジャクソンホールでのウォーシュFRB議長の講演で、インフレは意味のある形では減速していない、2%は確固として動かない目標だ、いまの金融環境は引き締め的ではない、と述べました。9月16日のFOMCで0.25%利上げがある確率は、講演前の約35%から約6割へ上がっています(CME FedWatch)。一方でVIXは14.92ポイントにとどまり、50日移動平均線16.52も200日移動平均線18.40も下回る平時の水準です。市場は今回の交戦を、危機ではなく原油の値段の話として処理しています。
    ▼動画版(チャート・スライド付き)
    https://youtu.be/h2CmrWkL-vg
    11 min
  • 【8/31】利上げ観測6割 円安でも日本株が重い
    ▼今日の要点
    ・先週の東京は日経平均が66,406円(+0.41%)で終え、週間では389円高(+0.59%)。ただ中身は月曜488円安、火曜328円高、水曜405円高、木曜130円安、金曜273円高と行ったり来たりで、差し引きほぼ元の位置に戻っただけでした。金曜の273円高にも注釈が付きます。売買代金が低調で、その夜のジャクソンホールでのウォーシュFRB議長の講演を全員が待っていたからです。薄い商いでの上げは材料が出た瞬間に巻き戻りやすく、実際そうなりました。
    ・先週末の米国はS&P500が7,712ドル(-0.25%)、NASDAQ100が29,433ドル(-0.70%)、NYダウは53,560ドルでわずか9ドル安。株はほとんど動いていません。動いたのは金利と為替とゴールドでした。ウォーシュ議長は、この夏のPCEと消費者物価指数は予想より良かったが物価の底流が意味のある形で改善したとは思えない、と述べ、物価の安定を最優先にすると明言。9月会合での利上げの織り込みは35.4%から59.7%へ一日でほぼ倍になりました(CME FedWatch)。米10年債利回りは4.72%へ上昇し、利息を生まないゴールドは1.7%安。物価上昇分を差し引いた実質金利が上がると、持っているだけで不利になるためです。
    ▼動画版(チャート・スライド付き)
    https://youtu.be/g-lLaoVSe64
    12 min
  • 【10分歴史解説】債券大虐殺 ~1994年・株より債券が壊れた年~
    ▼この動画でわかること
    ・1994年、米10年国債利回りが5.19%の底から8.02%まで上がった経緯
    ・同じ年のS&P500は-1.6%=ほぼ横ばい。それでも自治体(オレンジ郡)が破産した理由
    ・壊れたのは「債券」ではなく「借りて債券を持っていた人」だったということ
    ・翌1995年に金利は5.62%まで戻り、株は+33.2%。退場した人はそれを取れなかった
    ▼チャプター
    0:00 背景
    1:46 急転
    3:27 破綻
    4:56 その後
    6:12 教訓
    6:58 クイズ
    ▼関連動画
    ・【10分歴史解説】LTCM破綻 ~1998年・天才たちの誤算~ https://youtu.be/A-EAsokkSEQ
    ・【10分仕組解説】国債の需給 ~金利を決めるもう一人~ https://youtu.be/2tgSEq26xMA
    ・【10分歴史解説】シリコンバレー銀行破綻 ~2023年3月・48時間で消えた米銀大手~ https://youtu.be/LVWUluJc4qg
    毎朝7時30分公開の「今朝の10分市況解説」では、アメリカの金利を毎朝いちばんに確かめています。実践編としてご覧ください。
    この動画は歴史的事象と相場の仕組みの解説であり、投資助言ではありません。数値は市場データの終値ベースです。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。
    音声: VOICEVOX:ずんだもん / VOICEVOX:四国めたん
    立ち絵: 坂本アヒル様
    #投資初心者 #相場の歴史 #金利
    9 min
  • 【10分論文解説】バフェットのアルファ ~天才ではなく、式で説明できた~
    ▼この動画でわかること
    ・長期の運用成績を「市場のぶん」「既知の法則のぶん」「その人だけの上乗せ」に分解する考え方
    ・研究が挙げた3つの柱=安全な株・優良な会社・返せと言われないお金(推計レバレッジは約1.6倍)
    ・保険で預かるお金が、証券会社の借金と決定的に違う理由
    ・個人が真似できるところと、できないところの線引き
    ▼チャプター
    0:00 問い
    1:24 3つの柱
    2:58 借入の柱
    4:28 組み合わせ
    4:50 真似の壁
    6:27 注意点
    7:16 クイズ
    ▼関連動画
    ・【10分論文解説】低ボラティリティアノマリー ~地味な株ほど報われる逆説~ https://youtu.be/aq1AuCYtjbQ
    ・【10分人物解説】ウォーレン・バフェット ~世界一の投資家の型~ https://youtu.be/krU1TutzPus
    ・【10分論文解説】ファーマ・フレンチの3因子 ~市場を説明する3つの物差し~ https://youtu.be/PiDFsCfnoxU
    毎朝7時30分公開の「今朝の10分市況解説」では、値動きの理由を要素に分けて解説しています。実践編としてご覧ください。
    この動画は学術研究の紹介であり、投資助言ではありません。特定の銘柄や手法を推奨するものでもありません。研究の数値は推計を含みます。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。
    音声: VOICEVOX:ずんだもん / VOICEVOX:四国めたん
    立ち絵: 坂本アヒル様
    #投資初心者 #投資理論 #バフェット
    9 min
  • 【10分指標解説】実質金利と期待インフレ ~金利のニュースは、中身で読む~
    ▼この動画でわかること
    ・名目金利=実質金利+期待インフレという分け方と、株への意味が正反対になる理由
    ・市場から期待インフレを読み取る手順(ふつうの国債と物価連動債の利回りの差)
    ・実測:2020年は米10年国債利回りが1.88%→0.92%、金は+23.9%。2022年は1.63%→3.88%、物価連動債ETFは-17.1%
    ・1つの物差しで全部は説明できないこと(2020年初→2026年8月は金利上昇でも金は+194%)
    ▼チャプター
    0:00 分ける
    1:32 読み方
    2:03 実データ
    3:56 使い方
    5:55 注意点
    7:10 クイズ
    ▼関連動画
    ・【10分指標解説】FOMCと政策金利 https://youtu.be/GjiY0oYZblk
    ・【10分仕組解説】インフレとデフレ ~物価・金利・通貨の三角関係~ https://youtu.be/APCaCJ3QvxY
    ・【10分仕組解説】国債の需給 ~金利を決めるもう一人~ https://youtu.be/2tgSEq26xMA
    毎朝7時30分公開の「今朝の10分市況解説」では、金利が動いた日に中身まで分けて解説しています。実践編としてご覧ください。
    この動画は指標の解説であり、投資助言ではありません。数値は市場データの終値ベースで、物価連動債ETFは実質金利そのものではなく代理として使っています。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。
    音声: VOICEVOX:ずんだもん / VOICEVOX:四国めたん
    立ち絵: 坂本アヒル様
    #投資初心者 #金利 #インフレ
    ▼動画版(チャート・スライド付き)
    https://youtu.be/0hbpD6FOqSc
    9 min

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東京市場を、朝と夜の10分で。朝は、昨夜の米国市場と今日の見通しをお届けします(月〜土 朝7時30分ごろ)。夜は東京市場が閉まったあとに、その日の東京市場で何が起き、なぜ動いたかを解説します(東京市場の開いている日 夜7時ごろ)。チャート・スライド付きの動画版は YouTube「今日の10分市況解説」で: https://www.youtube.com/@closing_bell_10m…