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🎧 本日の放送はこちらのnoteの要約です。🔗 https://note.com/msakai2025/n/ne78fc78696d7
コミュニティをもっと楽しく もっと先へ。こんにちは、さかい美佐です。
#166 コミュニティの『マイクロパーパス設計学』〜日常に小さな意味を宿す!活動を文化に変える3ステップ術〜 をお話します。
前回は、パーパス――「なぜ、このコミュニティを続けているのか」という存在意義そのものを扱いました。
ただ、そのあとでこんな声も聞こえてきそうだなと思ったんです。「パーパス、大事なのはわかるけど…正直、そんな壮大な話を毎日は考えていられない」。その感覚、とても自然です。
なぜなら、私たちが日々向き合っているのは理念ではなく、もっと具体的な"日常"だから。月例ミーティング、定例投稿、日報、雑談スレッド、いつものお知らせ。それら一つひとつに、いちいち大きな意味を語らなくてもいい。
でも、意味が「まったくない状態」のまま続くと、人は静かに"こなすだけの日常"に埋もれていきます。
結論を言うと、
意義は新しく考えるより、日常の中から見つけ直す。
理由は3つあります。
【理由その1:マイクロパーパスは既存活動に意味を添えるだけ】
今日は、壮大なパーパスを掲げる話ではありません。すでにある日常の中に、「小さな意味」をそっと宿す。活動そのものは変えずに、"受け取り方"と"言葉"を少し変えるだけで、コミュニティの体温を上げていく。
パーパスは、遠くに掲げる旗だけじゃない。今日の足元を照らす、小さな明かりにもなれるんです。
マイクロパーパス設計学は、とてもシンプルな3ステップです。1️⃣ Discover|すでにやっている日常を拾い出す。会議、投稿、雑談、報告、リアクション。特別な活動ではなく、「毎月・毎週・毎日、無意識に続いていること」に目を向けます。
2️⃣ Articulate|その時間の"役割"を言葉にする。「何のためにやっているのか?」ではなく、「この時間があることで、何が守られているか?」この問いが、意味を浮かび上がらせます。
3️⃣ Share|名前をつけて、みんなに手渡す。新しいルールを増やす必要はありません。活動に"名前"と"ひと言の意味"を添えるだけで十分です。
【理由その2:言葉の力で作業が文化に変わる】
同じ活動でも、意味が共有された瞬間、それは「作業」から「文化」へ変わります。これは夫婦、親子、仲良しグループでも既にやっていることですよね。それをコミュニティでやってみてください。
コミュニティは身内よりもう1周外側のサードプレイスと言われる距離なので、最初言い出すのが、恥ずかしいかもしれません。その時は、コミュニティ内の何名かと一緒に雑談の中で考えてみる。例えば飲み会などのネタで出てきたネーミングを使うのも私はおすすめです。
よりシンプルに言うと、既に浸透している活動に、意味を込めたネーミングをつけてみましょう!これから新しく始めるものに、斬新なネーミングをつけるより、既存のもの、日常のもの、定例になっているものの方が、メンバーにじわっと浸透しやすいのでおすすめです。
【理由その3:フレーミング効果で認識が劇的に変化する】
ポッドキャストの例「みんなの知恵と元気を交換する、月イチのエネルギーチャージ会」。どうですか?私は、少し言うのが恥ずかしいです…
でも、それくらいでちょうど良いですから。最初でも書きましたが、共犯作るといいですよ。共犯とは一緒に考えたり、その場にいて、いいね!と言った人を指します。だって、その共犯者は自分ごとになりますから。
そして、そのネーミングがコミュニティに定着すれば、共犯者が増えるようなイメージです。それほどまでにネーミング=言葉の力は強いんです。
では、具体的にどうすればいいか、3つのアクションをお伝えします。
【アクション1:既存の定例活動をリストアップし、意味を込めたネーミングをつける】
以前のコミュニティで『10X朝活』という月曜朝8時の朝活を担当していました。この名前だけで朝活だとわかるし、10Xだから達成したい目標のためというのも伝わりますよね。
今のコミュニティでは、グループチャットにそれぞれ名前がついています。『できた、やったの部屋』→日々の小さい出来たこと、やったことを小さく書く。『みんなに相談ゴトの部屋』→メンバーにどう思う?と聞いてみたいことを誰でもかける。
これにマイクロパーパスが入っているかと言われると?になりますが、少なくともメンバーには分かりやすいはずです。サブタイトルで補完するのも良いですね。『できた、やったの部屋』自分の小さなガッツポーズ。どうですか?
【アクション2:「この時間があることで、何が守られているか?」を問いかける】
フレーミング効果を含む言葉の力ですが、元ボスから大いに学ばせていただいたことの1つです。
私は、元々キャッチコピーやニックネームなどが大好きで、軽くパッと思いつくのですが、そこに意味を持たせることを、見え方が激変することを、何度も体感させていただきました。
同じ事象でも言葉の枠組みで認識が変化するフレーミング効果、言葉が意識と行動を特定方向に導く魔法の呪文、日々の行動に「価値がある」と感じられる実感が持続的モチベーションの源泉です。
【アクション3:北極星(壮大パーパス)とヘッドライト(日常の意味)の両輪で進む】
個人側のメリットは、大きな予算も複雑な戦略も不要。「日常を愛おしむ視点」と「ちょっとした言葉の工夫」だけで実現。明日からすぐに始められる最高コスパのエンゲージメント向上策です。
コミュニティ側のメリットは、「当たり前の作業」が「文化を象徴する特別な儀式」に昇華。メンバーを「意味の共創者」として巻き込む参加型プロセス。「北極星」(壮大パーパス)と「ヘッドライト」(日常の意味)の両輪で持続可能な旅路を実現します。
こうやって並べてみると、やらない手はない!ですね。今すぐ、予算も不要で、コミュニティメンバーと楽しめるので、ぜひ、やってみてください。
コミュニティマネージャーは昨日書いた壮大なパーパス=北極星も必須です。ただ、今日のヘッドライト=日常の意味づけも、みんなと楽しむにはちょうど良いので、何から始めるか考えてみてくださいね!
今日は以上です。頑張るあなたを応援しています!
最後まで聞いてくださってありがとうございます。いいねやコメントくださると嬉しいです。コミュニティに関するご質問は、この音声かnote記事にコメントください。私から回答させていただきます。
さかい美佐でした。
🎧 本日の放送はこちらのnoteの要約です。🔗 https://note.com/msakai2025/n/n08a5c4bace44
コミュニティをもっと楽しく もっと先へ。こんにちは、さかい美佐です。
#165 コミュニティの『パーパス・エンゲージメント学』〜個人・組織・社会を繋ぐ!続いていくエネルギーを生む3層設計術〜 をお話します。
ここまでの記事で、ゴールを描き、仕組みを整え、感情を設計し、危機を越える力まで扱ってきました。
それでも、忙しくなったとき、トラブルが起きたとき、成果がすぐに見えないとき。ふと浮かんでくる、この問い。「なぜ、このコミュニティを続けているんだろう?」
その問いに即答できないと、どんなに設計が美しくても、静かにエネルギーを失っていきます。
ゴールは「どこへ向かうか」。でも、パーパスは「なぜ向かうのか」。人が本当に強くなるのは、「やる理由」が、腹落ちしたときです。
結論を言うと、
パーパスは、立派である必要はない。
理由は3つあります。
【理由その1:パーパスが腹落ちしていないとぐらぐらする】
パーパスというと、「企業が掲げる立派なもの」だと思われがちです。でも、実はパーパスは個人にも重要で、行動に繋がるWHYです。価値や行動指針につながる、日常の判断をラクにするためのものなんです。
立派よりも、本人の腹落ちが必要なんです。外から借りてきた言葉だけだと理想論になりますので、本人の同意、あぁ、だから⚪︎⚪︎なんだとなれば、腹落ちできています。
まずあるのは、個人のパーパス。「私は、なぜここにいるのか」「何に違和感を持ち、何を大切にしたいのか」。次に、コミュニティの役割があります。個人の想いや願いが、誰かの役に立ち、形になる"場"。そして最後に、社会への意味。この場で生まれた価値が、コミュニティの外へとにじみ出ていく。
【理由その2:パーパスは下から立ち上がる想いで作られる】
個人 → コミュニティ → 社会。これは、理念を上から下ろす構造ではありません。下から立ち上がった想いが、少しずつ重なり、結果として「私たちは、何者か」になっていく。パーパスが腹落ちしていないと、個人もコミュニティもぐらぐらしてしまいます。
なぜパーパスが流行っているのか?AIに聞いてみたポイントは以下のとおり。社会の価値観が変わった、単にモノやサービスを売る時代から、意味や価値と共感を求められる時代になっているから。人は「WHY」で動く、数字や機能よりも、誰のために・何のためにやるのかが意思決定や行動に強い影響を与える。
そして腹落ちできていないと、考えていること、言ってること、やっていることがズレるようになります。では、腹落ちするために何が必要かというと、借りてきた言葉より、自分の痛み・葛藤・経験をベースにした実話であることなんですね。
【理由その3:3人のレンガ職人の話が3層パーパスを表している】
有名な「3人のレンガ職人」の話があります。旅人が「何をしているんですか?」って尋ねると、一人目は「レンガを積んでいる」と。二人目は「教会のかべを作っている」と。そして三人目は、顔を上げて「歴史に残る、素晴らしい大聖堂を造っているのです」と答えた、あの話ですね。
これが3層パーパスの違いを表しています。第1層は個人のパーパス、第2層は組織のパーパス、第3層は社会のパーパスです。
では、具体的にどうすればいいか、3つのアクションをお伝えします。
【アクション1:第1層「個人のパーパス」で深層動機を発見する】
メンバーのコミュニティ参加動機の上位は、習慣を作りたい、共に頑張る仲間を得たい、新しい人と出会いたい。これらは一次目的です。
その奥にあるのは、二次目的で、ビジネスを成長させ、家族との時間をより作りたい、新しい刺激を得て、自分の目指す先に近づきたい、新しい知識と体験で、自己成長に繋げたい。
つまりそれって・・・こういうこと?とか、Whyを五回とかいうじゃないですか、どんどん視座を変えていくと良いですよ。これを深掘りという人もいれば、上から見ていくような視座を上げると表現する人もいます。
まぁ、私がシンプルに書くとすると、上がっても、下がっても良いから、つまりなんだ?と自分に問うことです。そしてメンバーが、「あぁ、だからこのコミュニティにいるんだ」と繋がっていけば、それが何度もいう腹落ちになります。
【アクション2:第2層「組織のパーパス」で共創体験を言語化する】
今度はコミュニティ(組織)のパーパスです。シンプルな例は、〇〇な人が、このコミュニティを通じて、□□な状態になるためです。
今、私が運営しているコミュニティでいうと、人生経験を積んできた人たちが、msakaiアプリを通じて、それぞれのペースで、気を遣う必要がなく、ほっと一息の気楽さを受け取るため。日常の小さなワンブレイクで、気楽な状態になると定義しています。
だからいいね!不要、リアクション不要、返信不要。書きたい時だけ書けば良い状態にしています。あなたのコミュニティはいかがですか?
そして、私の講座や書籍で書いているのが、個人とコミュニティ、そして企業の間を繋ぐ存在がコミュニティマネージャーです。
【アクション3:第3層「社会のパーパス」で世界との繋がりを描く】
今の世代はSDGsが当たり前になっていますが、我々の年代は、ちょっと恥ずかしい気がしますよね。でも社会まで繋げると、より個人のパーパスが強固になります。使命に変わるようなイメージです。
現在の運営コミュニティでいうと、私たちのコミュニティ活動は、ミドルエイジクライシスを減らし、人生100年時代に健やかに楽しみながら、働き続ける人を増やす、でしょうか。
あなたのコミュニティ活動は、どんな社会の実現に繋がっているか、恥ずかしがらずに作ってみてくださいね。
まずはコミュニティマネージャーのパーパスを明確にしてみてください。あなた自身が何故そこでコミュニティ運営をしているのか、です。「仕事だから」ではなく、あなた自身が腹落ちするようなことを、ぜひ考えてみてくださいね。
今日は以上です。頑張るあなたを応援しています!
最後まで聞いてくださってありがとうございます。いいねやコメントくださると嬉しいです。コミュニティに関するご質問は、この音声かnote記事にコメントください。私から回答させていただきます。
さかい美佐でした。
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コミュニティをもっと楽しく もっと先へ。こんにちは、さかい美佐です。
#164 コミュニティの『レジリエンス・エンゲージメント学』〜揺れても立ち直る!危機を成長に変える3層設計術〜 をお話します。
ここまでの記事で、ゴールを描き、仕組みを整え、感情を設計し、要素を統合していく――そんな「強いコミュニティの設計図」を描いてきました。
でも、ここで一つ、避けて通れない現実があります。どんなに丁寧に設計しても、コミュニティには、必ず"想定外"が起きるということ。主要メンバーの離脱、運営者の体調不良、外部環境の急変、炎上やトラブル。
その瞬間、こう思ったことはありませんか?「ここまで積み上げてきたのに、崩れてしまうかもしれない」。
コミュニティが本当に強くなるのは、何も起きないときではなく、揺さぶられたとき。危機を「終わり」ではなく、「次のステージへのサイン」に変えるために。
結論を言うと、
危機が起きないコミュニティより、立ち直れるコミュニティをつくる。
理由は3つあります。
【理由その1:想定外は特別な出来事ではなく、よくある瞬間から始まる】
コミュニティで起きる「危機」は、決して特別な出来事ではありません。むしろ、こんな"よくある瞬間"から始まります。
最近、投稿が減ってきた。いつも動いていた人が静かになった。運営が忙しくて、目が届かなくなった。ちょっとした違和感が、放置されている。
この段階では、まだ多くの人がこう思います。「そのうち戻るだろう」「一時的なものだろう」。
でも実はここが、コミュニティが強くなるか、弱くなるかの分かれ道。レジリエンスとは、トラブル対応のマニュアルではありません。揺れを前提に、どう受け止め、どう共有し、どう次につなげるか。その"構造"を持っているかどうか。マニュアルよりもバックアップ体制が機能できるか、とも言えます。
【理由その2:コミュニティマネージャーは想定外で強くなる】
私は、このように考えています。まず、コミュニティの想定外なんて本当によく起きるんですね。
それをリカバリーできるのか?できず危機(ダメージ)になるのか?その後、回復できるのか?
この記事を書きながら思ったのは、コミュニティマネージャーは、想定外で強くなり、コミュニティは危機で強くなる。
想定外=現場力や本番に強いことで、色々なことをコミュニティの危機まで発展させません。想定外からリカバリーできなかったことが、コミュニティの危機になるのではないでしょうか?
【理由その3:レジリエンス筋を鍛えれば気合い・根性・我慢が軽減される】
レジリエンスというワードは、しなやかに回復する力と表現されます。今は不確実性が高く、良くも悪くも何が起きるかわかりません。
コミュニティもコミュニティマネージャー自身も、このレジリエンス筋を鍛えておくことで、気合い・根性・我慢が、きっと軽減されますね。
従来のアプローチは危機回避・元の状態への復旧・根性論による我慢でした。新しいパラダイムは危機活用・より強い状態への進化・科学的な復元力設計です。
では、具体的にどうすればいいか、3つのアクションをお伝えします。
【アクション1:第1層「抵抗力」で心理的安全性と明確な目的共有による免震構造をつくる】
このような状況を思い浮かべてみてください。主要メンバーの環境の変化で、複数人が参加できなくなった。コミュニティマネージャーの体調やスケジュールで動けなくなった。新規メンバーが迷いがちになった。メンバーからクレームが入った。
これらは捉えようによっては、危機の始まりかもしれませんが、免震構造=想定外に対応する力があれば、本格的な危機になる可能性は低くなります。
加えてコミュニティメンバーが覚えられるスローガンや行動指針、目的なども基礎体力に入ると考えます。いつでもメンバーが見れるようになっていますか?
【アクション2:第2層「適応力」でセルフリーダーシップによる柔軟なバックアップ体制をつくる】
多くのコミュニティではコミュニティマネージャーは1名で、運営側は多くても2〜3名だと想定されます。すると、コミュニティマネージャーの体調や、ご家族の突発的な問題なども想定し、バックアップ体制は必要ですよね。
今のご時世は、自然災害なども想定しておく必要がありますから、オンラインイベントなら、代替ホスト、簡単なルール「開始5分経過しても始まらなければ休止」、アーカイブでも同じよう楽しめますガイド。これだけでも良いので設定はどうでしょうか?
他にも、例えば「コミュニティマネージャーが不在でも自主運営も歓迎」「ファシリテーターは、永久会員のメンバーからお願いします」などもガイドがあれば楽しいですし、セルフリーダーシップにつながります。
【アクション3:第3層「成長力」で危機を学習データに変換し、システムを進化させる】
AIが日常になり、この「学習データ」という言葉もメジャーになってきましたね。色々な想定外への対処も、リカバリーできず、コミュニティの危機になったことも、全てコミュニティマネージャーの学習データになります。
例えばどんなことがコミュニティの危機になるかわかりますか?炎上?内部対立?いえいえ、そんなことはほとんど起きません。一番は、コミュニティの終了です。コミュニティには始まりがあり、終わりもあります。予期せぬ終わり、これがコミュニティの危機です。
コミュニティの経済的な破綻、企業の経営方針、運営者の健康状態、メンバーの退会。これらにより、予期せぬ終わりがきます。でもここは、最後の正念場になりますので、メンバーが気持ちよく、新しい環境に移行できるよう最大限のことをしてください。
今となっては、全て私の学習データになっていて、せっかく頂いた、宝のようなコミュニティの経験をカタチにしたく、2025年にKindle出版しました。
コミュニティマネージャーは想定外で強くなり、コミュニティは危機で強くなる。ということで、現場力もレジリエンス筋も今年はさらに鍛えていきましょう!
今日は以上です。頑張るあなたを応援しています!
最後まで聞いてくださってありがとうございます。いいねやコメントくださると嬉しいです。コミュニティに関するご質問は、この音声かnote記事にコメントください。私から回答させていただきます。
さかい美佐でした。
コミュニティをもっと楽しく もっと先へ。こんにちは、さかい美佐です。
#163 コミュニティの『コンバージェンス・エンゲージメント学』〜ゴール・行動・感情・時間軸を融合させる4次元統合設計術〜 をお話します。
ここ数回の記事では、どこへ向かうかを定めるゴール設計、運営が抱え込まないためのセルフリーダーシップ、行動を超えて心に残すエモーショナルエンゲージメント。この3つを、それぞれ深掘りしてきました。
どれも大切で、どれも欠かせない。でも、実践していく中で、こんな違和感を感じた方もいるかもしれません。「一つひとつは良さそうなのに、なぜか手応えが分散する」「施策は増えているのに、思ったより手応えが少ない」。
それは、やり方が間違っているからではありません。"点"ではなく、"統合"のフェーズに入ったサインです。
コミュニティは、ゴールだけでも、行動だけでも、感情だけでも動きません。それらが、同じ方向を向いて、同じタイミングで重なったとき、初めて「相乗効果」が生まれます。
結論を言うと、
足し算では、感動は生まれない。
理由は3つあります。
【理由その1:カスタマージャーニーとコンバージェンスは捉え方が違う】
あれ?カスタマージャーニーと違うの?正直、私もそう思いました。
カスタマージャーニーは、「顧客がどう行動しているか」を観察し、可視化するための優れたフレームです。視点は顧客行動の観察・分析、目的は既存体験の問題点を見つける、アプローチはタッチポイントごとの改善、設計軸は時系列の行動フロー、効果は各ステップの改善で1+1+1=3です。
たとえば「入会から1ヶ月でアクティブになるまでの流れを分析し、離脱ポイントを改善する」。これは、とても正しい"修理"の発想です。
一方で、今日扱うコンバージェンス・エンゲージメント学は、発想が違います。視点は体験の「意図的な統合設計」、目的はゴール・行動・感情の相乗効果を生む、アプローチは4次元の同時最適化、設計軸はゴール × 行動 × 感情 × 時間、効果は要素間の相互作用で1×1×1×1=10〜100倍です。
【理由その2:本質的な違いは修理か建築か】
カスタマージャーニー = 修理の発想。既存の流れを観察し、問題を直す。コンバージェンス = 建築の発想。最初から「響き合う体験」を設計する。
ポッドキャストで話していた「指揮者の視点」が、まさにこの違いです。各楽器を上手に演奏させるのがカスタマージャーニー、楽器同士を響かせ、感動を生むのがコンバージェンスです。
カスタマージャーニーが「分析」、そして足し算だとしたら、コンバージェンス・エンゲージメント学は掛け算による創造です。
【理由その3:ゴール・行動・感情・時間軸を同時に設計する】
ゴールはどこか。どんな行動をしてほしいのか。そのとき、どんな感情を味わってほしいのか。そして、それは"いつ"起きるべきなのか。
これは従来のアプローチがだめと言っているわけではありません。カスタマージャーニーマップは修理で、離脱ポイントをメンバー目線でチェックします。これは変わらず必要なことではありますが、今回お伝えしているのは、最初の設計です。最初に設計し、問題が出たら修理に入るというイメージです。
では、具体的にどうすればいいか、3つのアクションをお伝えします。
【アクション1:新規メンバー体験を4次元で統合設計する】
従来はバラバラの施策実施で、1+1+1=3の足し算効果でした。これを変換して、4次元統合設計で1×1×1×1=10〜100倍の相乗効果を生みます。
実践例として、新規メンバー体験設計。ゴール「コミュニティの価値を知る」、行動「最初の投稿をする」、感情「温かく歓迎される安心感」、時間「入会直後のタイミング」。効果として、単なるタスクから意味のある物語へ進化します。
【アクション2:コミュニティは大縄跳びと捉え、タイミングを見計らう】
私はよくコミュニティは大縄跳びと例えます。ぐるぐる回る大縄で、みんなが飛んでいく。そこに、良いタイミングで新しいメンバーに入ってもらうには、慣れないうちは「はいっ、今です!」みたいな、お声がけが必要です。
では、新メンバーだけのビギナーむけ大縄跳びを練習する?しないですよね。コミュニティという1つの大縄跳びに入ってもらう。それが統合です。
そのためには目的をしっかり伝える。その行動はどう目的に繋がるのか?「コメント入れてください」だけでなく「せっかく入会くださったコミュニティの価値を感じてもらいたいので、ここに、コメント書くのはいかがですか?みなさん読んでくれますよ〜」なんて私なら言います。
【アクション3:在籍期間にかかわらず全メンバーに役立つイベントを設計する】
コミュニティマネージャーは、全体を見なければいけません。コミュニティには多様な人もいますし、最近入ったメンバーもいれば、常連メンバーもいますよね。それをどう統合していくかのお話です。
目的は1つ、例えば、各自の目標設定をして良いスタートを切るとしましょう。行動は、例えばワークシートを持参して参加。感情は、新メンバーは、こんな方法があったんだという驚き、ベテランメンバーは、この方法で積み上げてきた安心。
時間軸でいうと、新メンバーには少し先にイベントの目的や前回の動画を見せると良いです。また、イベントでベテランさんの発表を聞いてみると良いですよという。すると在籍期間によって違いが起きず、目的に向かうことができるようになります。
新メンバーもベテランメンバーも同じ1つのコミュニティなんですね。最近開催したイベントが在籍期間にかかわらず役に立つイベントになっているか、振り返ってみるのも良いですよ!
今日は以上です。頑張るあなたを応援しています!
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さかい美佐でした。
🎧 本日の放送はこちらのnoteの要約です🔗 https://note.com/msakai2025/n/n10cc0f56167c
コミュニティをもっと楽しく もっと先へ。こんにちは、さかい美佐です。
#162 コミュニティの『エモーショナルエンゲージメント学』〜メンバーの心に深く残る3層感情アーキテクチャー設計〜 をお話します。
これまでの記事では、仕組みを整え、役割を分散し、メンバーが自律的に動き出すための設計について書いてきました。
でも、ここで一つ、どうしても残る問いがあります。「ちゃんと回っているのに、なぜか"深くは残らない"」。イベントもある、投稿もある、運営も安定している。それなのに、少し忙しくなると離れてしまう。盛り上がっても、すぐ冷める。代わりはいくらでもあるような扱いになる。
"便利な場所"ではあっても、"手放したくない場所"にはなっていない。この差を生むものは、仕組みでも、ルールでも、役割でもありません。それは――感情です。
人は、正しいから残るのではなく、楽しいだけでもなく、「ここが好き」「ここにいる自分が好き」だから残ります。
結論を言うと、
人は、機能ではなく"記憶"に残る。
理由は3つあります。
【理由その1:役に立てば愛されるは、幻想】
多くの運営者は、「良いイベントをやれば」「有益な情報を出せば」「活発にすれば」自然と愛着が生まれると思いがちです。コミュニティマネージャーはメンバーの役立ちたい。その想いは本物だと思います。
でも役に立てば、コミュニティが愛されるか?それは幻想です。
実際に、同じイベント、同じ情報、同じ仕組みでも、強く心に残るコミュニティと、すぐ忘れられるコミュニティがあります。この違いは、偶然ではありません。
便利だった場所は、忘れられる。役に立った場所も、代替される。でも、初めて安心した瞬間、誰かに受け止められた感覚、ここにいていいと思えた体験。それらは、簡単には消えない。
【理由その2:感情には順番と積み重なり方がある】
コミュニティの帰属意識って、この愛着だと考えます。最終的には、ここにいる自分が好き、みんなが好き。つまり感情がものを言います。
感情には、順番があります。そして、積み重なり方があります。安心できるか。行動して楽しいか。そこにいる自分を、好きでいられるか。
この3つの感情レイヤーを「偶発的に起こす」のではなく、最初から設計するという視点が重要です。感情を偶然に任せるのではなく、意図的に設計する。これがエモーショナルエンゲージメント学です。
【理由その3:コミュニティは居場所としての大きな意味を持つ】
最初は主宰者への愛着も、十分ありがたいですが、目指すは、ここにいる自分が好き、みんなが好き。この状態を維持できれば、そのコミュニティはメンバーの心を満たし、記憶に残ります。
今の時代は会社や学校、家庭のありかたも様々で、居場所がないように感じる方も多いと思っています。だからこそ、コミュニティという居場所は、メンバーにとって大きな意味を持つのではないでしょうか?
愛着は消えた時にロスを生み出します。私自身もコミュニティ・ロスになりましたが、宝物のような経験と思い出を頂き、今、こうして活動できています。
では、具体的にどうすればいいか、3つのアクションをお伝えします。
【アクション1:第1層「本能レベル」で入会直後の安心感を設計する】
つい機能に走ってしまうことがあります。私は機能=無機質とは思わないず、メンバーの手間を省きたい。その一心で、「ほら、こうすると便利」を作ってしまいがち。
でも便利な機能も良いのですが、安心感を出せているか、ですよね。足を入れた瞬間の心地よさですから、時間勝負ですよ。入会直後のタッチポイントは何でしょうか?STEP0:画面に表示されるページ、STEP1:カード決済完了などの自動送信メール、STEP2:Welcomeメッセージとコミュニティの入り方。
もう1点だけ、アドバイスすると、最初から、お願いばかりが続くとお相手はうんざりすることも。例えば「ここからログインしてね」「ここで自己紹介書いてね」「このイベント参加してね」「毎日これ読んでね」。こんな風になっていませんか?最初のスモールステップをお伝えする。これに一度変えてみてくださいね。
【アクション2:第2層「行動レベル」で達成感・楽しさを体験させる】
コミュニティで言えば、投稿への反応が速いとか、イベント参加で達成感が得られるとか…「ここで活動するのは楽しい!」という感情ですね。
コミュニティマネージャーなら、ここはすぐ思いつくところです。実は第1層を飛ばしてしまいがちで、すぐ第2層に力を入れがちになっているケースが多いように感じます。
メンバーにもよりますが、いきなり他メンバーとの交流はハードルが高いこともあります。まずはコミュニティマネージャーとの1:1の信頼関係づくりからスタートがおすすめです。
【アクション3:第3層「内省レベル」で「ここにいる自分が誇らしい」というアイデンティティを醸成する】
ここが前述した、ここにいる自分が好き、みんなが好きの状態です。コミュニティの所属意識が高まり、自分ごと=Weになってくれます。
その状態の人は、周りからみると「なんでそんなに愛着があるのか、わからない」状態です。それで良いんですよ、推し活だってファンじゃないとその良さはさっぱりわかりませんよね?
"あったらいいな"から"なくてはならない"へ。コミュニティにここまで求めないかたもいますが、コミュニティマネージャーのあなたも含め、愛着のあるコミュニティ作りを一度目指してみてください。
今日は以上です。頑張るあなたを応援しています!
最後まで聞いてくださってありがとうございます。いいねやコメントくださると嬉しいです。コミュニティに関するご質問は、この音声かnote記事にコメントください。私から回答させていただきます。
さかい美佐でした。
🎧 本日の放送はこちらのnoteで全文を公開しています。🔗 https://note.com/msakai2025/n/n792503f31b57☞1月残席3:経営者限定の継続率向上の無料個別会🔗 https://note.com/msakai2025/n/nef0e1c7d62ec
コミュニティをもっと楽しく もっと先へ。こんにちは、さかい美佐です。
#161 コミュニティの『セルフリーダーシップ・エンゲージメント学』〜メンバーの依存から自律へ導く5段階成長システム〜 をお話します。
コミュニティ運営をしていると、ふと、こんな瞬間はありませんか?「いつも参加お願いばかりしている」「問い合わせに答えているだけで時間が過ぎる」「目の前の予定で手一杯」。
メンバーのために、良かれと思って動くほど、運営者ひとりが"神輿(みこし)を担ぐ人"になってしまう。これは、とても真面目で、責任感の強い運営者ほど陥りやすい状態です。
そもそも、たった一人では神輿は担げません。みんなで担ぐからお神輿は動けるんですね。描いた理想の未来は、運営者が一人で頑張り続けて、実現するものではありません。もっと書くと、頑張れば頑張るほど、メンバーは静かになります。
結論を言うと、
役割を頼むほど、依存になりやすい。
理由は3つあります。
【理由その1:「お願い」ではなく「選べる機会」にすると人は動く】
なぜ、有料コミュニティほど「役割をお願いしにくい」空気が生まれるのでしょうか。お金を払ってもらっているから頼みにくい、負担をかけたくない、断られたら気まずい、結局、自分でやった方が早い。
この遠慮が積み重なると、運営者は"動き続ける人"になり、メンバーは"見ている人"になっていきます。
でも、ここで一つ視点を変えてみてください。もし、「お願い」ではなく「選べる機会」がそこにあったら?「誰かお願いできませんか?」ではなく、「私、それやりましょうか?」になったら?
人は、指示されると止まり、自分で選べると動き出します。この違いを生むのが、今日のテーマであるセルフリーダーシップです。
【理由その2:5段階成長プロセスを理解すると依存を防げる】
メンバーが「何をすればいいですか?」と聞く前に、「これ、やってみたい」と動き始める。そんな自律の芽が育つプロセスを、5段階で整理したのがセルフリーダーシップ・エンゲージメント学です。
5段階とは、①依存(何をしたらいい?)→②参加(参加します!)→③自立(自分で情報収集)→④自律(企画提案)→⑤貢献(価値創造)です。
あなたは1週間に何回お願いしていますか?イベントに来てもらうようお願い、自己紹介を書いてもらうようお願い、プレゼンターに立候補してもらえるようお願い。ふと思っただけで、無数のお願いをしているのではないですか?
何度も何度もお願いをすると、親切なメンバーは「何かあったら声かけてください」のままなんですね。それは5段階の最初の依存スタート。悪いことではありませんし、コミュニティに慣れないうちは当然です。でも依存のまま居続けてしまう可能性があります。
【理由その3:管理する運営から育てる運営への転換が必要】
役割を振るマネージャーではなく、成長が自然に起きる環境を整えるガーデナー。これがガーデナー型運営です。
私の今の事例でいうと、コミュニティでお願いをやめてみたんです。たまに、おすすめはするけれどもお願いはしない。すると、成長速度はゆっくりになりますが、私が管理しているという感覚は、以前と比べてメンバーも感じていないと思いますよ。
では、具体的にどうすればいいか、3つのアクションをお伝えします。
【アクション1:「Aさん、お願いします」を「今週、課題を書き込むスレッド」に変える】
従来は「Aさん、専門家なので勉強会をお願いします」という仕事の依頼で、心理的負担がありました。これを変換して「今週、みんなが解決したい課題を書き込むスレッド」を設置する。これは貢献機会の提供です。
すると、専門家が自発的にアドバイスを書き込む自然な流れを創出できます。役割依頼から機会提供への変換です。
【アクション2:ファシリテーション力を使って、メンバーに話を振る】
有償の登壇依頼であれば、それは仕事の依頼になります。それと違って、メンバーの専門性を活かしたいのであれば、みんなの前で話を振ってみることです。
コミュニティマネージャーに必要とされる「ファシリテーション力(りょく)」。話を振ってみると、いつも見ているAさんと違う顔が見れます。ただ、なかには話を振られても、反応しないかたもいますので、その場合はそっとしておきましょう。
これ、あなただけじゃなく、他メンバーにも良いんですよ。意外な一面は記憶に残りやすい。文面のさらっとした自己紹介より、よっぽど良いです。
【アクション3:メンバーが話す機会を設計する(オンライン健康部活の事例)】
私がよく事例で使っているオンライン健康部活です。悩み例:最近腰が痛くて色々やったけど治らない。これを短く話す、もしくはチャットへ。
すると参加者のおすすめがあれば、チャットにそれぞれの意見を書く。相談者はその中から、気になるものをお試しすればいい。特に健康なんて色々な切り口がありますよね。
コミュニティの多様性あるメンバーなら色々な問題の解決の糸口でますから、それをどんどんコミュニティで活用してみてください。そのためには、まずはコミュニティマネージャーのファシリテーション力、話を振る力を使いましょう。
しかも、話を振られるかもと思うと、人は集中してくれますので、一石二鳥が望めます。
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さかい美佐でした。
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コミュニティをもっと楽しく もっと先へ。こんにちは、さかい美佐です。
#160 コミュニティの『ゴール設計・エンゲージメント学』〜バックキャストで描く!1年後の理想から逆算する運営術〜 をお話します。
明けましておめでとうございます。新年や年度初めといえば、志新たにする良い機会ですね。「今年こそ、コミュニティを良くしたい」「去年より、ちゃんと成長させたい」「今期は、メンバー数を2倍にしたい」。
その気持ちは本物なのに、気づけば年末。振り返ると「忙しかったけど、結局どこに向かっていたんだっけ?」そんな感覚だけが残ることも、少なくありません。
そもそも「どこに向かうか」があいまいなまま、改善だけを続けていませんか?フォアキャスト(今から先を予測する)だけでは、コミュニティは「去年の延長線」から抜け出せません。
結論を言うと、
目標は、未来に置く"数字"と、その未来の"イメージ"。
理由は3つあります。
【理由その1:あなたの目標とコミュニティの目標を混同しない】
目標というと、よくあるのがコミュニティマネージャー「メンバーを2倍にする」、経営者「継続率10%向上や、LTVの20%UP」。でも、これはコミュニティの目標ではなく、運営側の目標です。
コミュニティとしての目標は何でしょうか?例えば、メンバーが2倍になるとどうなるか?メンバー交流が今まで以上に活発になり、出会いたい人と出会う確率が上がる。これなら、コミュニティの目標になります。人数が増えただけでは、既存メンバーに良いことはあまり感じられないです。
運営側や経営層の目指す先も、もちろん重要ですが、コミュニティの目指す先と混同しないことです。
【理由その2:フォアキャストでなくバックキャストで考える】
「今できること」から考えるより、コミュニティがどうなると良いかのイメージを描くことです。予測ではなく創造する。
1年後の今日。あなたのコミュニティに、新しいメンバーが増え、人数は2倍になっています。新しいメンバーが増えてもスムーズにコミュニティに参加しはじめ、自然に最初の一言を書き込み、すぐにメンバーから温かい反応をもらっています。
運営側が、コメントしましょう!と言い続けるのではなく、メンバー同士で教え合い、つながりが生まれている状態。おかげで先輩メンバーも活躍の場も増えている。
さて、そのシーンはイメージできますか?具体的に、活躍している先輩メンバーはパッと頭に描けますか?この未来のシーンをしっかりイメージできていれば、コミュニティがこの1年の目指す先になります。
【理由その3:数字を体温に変換すると自分ごとになる】
数値目標はあって当然ですが、それは運営側の目標です。まずそれを混同しないこと。メンバーが増えただけでは、既存メンバーにとって自分ごとになりません。
メンバーが自分ごととして感じてもらえる。それをポッドキャストは、数字を体温にと言っています。メンバーが増えて、既存メンバーにどう良いのか。新しいメンバーの専門知識も得られる機会、既存メンバーの専門性を活かした活躍の場が増える、事業コラボできる人と出会う可能性。
前職の経営者コミュニティでは、私は、コミュニティ内のクラウドファンディングの立案者と支援者を増やし、回るお金を増やす。これをコミュニティの目指す先としてイメージしていました。これにより、商品構成を考えるきっかけになり、お客様の声を集めるチャンスになり、お互いが応援でき、しかも少額ですがお金が回る。これはメンバー同志が繋がる強力な応援システムだったからなんです。
では、具体的にどうすればいいか、3つのアクションをお伝えします。
【アクション1:理想のゴールを鮮明に描き、AIで画像化してメンバーと共有する】
まずは理想のゴールを情景・感情まで具体化して、AIで画像にしてみましょう。出てきた画像は不完全です。でも、そこで、あぁでもない、こうでもないとAIとやり取りすると、イメージがよりシャープになります。
このようなイメージをAIで画像にして、メンバーみんなと共有するのはいかがですか?メンバーもそれでワクワクしてくれれば、同じイメージ=ゴールを共有できたら、最強になります。私よく言っていました。ニヤニヤしながらそのシーンをイメージしましょう!って。
【アクション2:マイルストーンを逆算配置する(9ヶ月後→6ヶ月後→3ヶ月後)】
3/31→6/30→9/30で考えると、だんだん後半が思い描けず、うすーくなってしまいますよね。最高のゴールから逆算の9/30→6/30→3/31で考えてみてください。秋分、夏至、春分などの区切りも、私はおすすめです。
このバックキャスト思考で、「どうなるか?」(予測)から「どうするか?」(意図的創造)への根本変化が起きます。
【アクション3:壮大なビジョンを90日プランで「今日やること」に分解する】
やはり具体的に分解して、ある程度のリストアップがあると行動しやすいです。特に1月に良いリズムが作れると、流れに乗れそうなので、マイルストーン設定だけで終わらせず、やってみてください。
壮大なビジョンを「今日やること」に分解することで、フォアキャスト(現在起点)で「去年20%成長したから今年も20%」という予測から、バックキャスト(理想起点)で「1年後の最高の状態」から逆算設計する思考へ転換できます。
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コミュニティをもっと楽しく もっと先へ。こんにちは、さかい美佐です。
#159 コミュニティの『システム思考・エンゲージメント学』〜80/20の法則でレバレッジポイントを見つける3段階システム設計術〜 をお話します。
コミュニティ運営って、現場はやること盛りだくさん!メンバーに活用してもらいたい一心で、色々考えて、やることがどんどん増えていく。イベントを増やす、投稿を促す、メンバーからの返信を丁寧にする、新しい企画を試す。
なのに、ふと立ち止まったとき、こんな感覚になることがあります。「やることが増えたのに、喜んでもらえているかわからない」「改善しているのに、成長が頭打ち」「問題解決しても、別の場所からまた問題が出てくる」。
これって能力不足ではなく、力のかけ方が分散しているだけ…ということが多いんです。
結論を言うと、
全部を良くしようとすると、どこも良くならない。
理由は3つあります。
【理由その1:コミュニティはシステムであり、生きた生態系】
コミュニティは、施策の寄せ集めではなく、「入会 → 最初の体験 → 関わり → 定着 → 貢献」という流れがつながって動く、生きた生態系です。マーケティングの言葉でいうと、カスタマージャーニーです。つまり旅なんですね。
その旅全体を良くしようと、全部を頑張り続けるとコミュニティマネージャーがパンクするかもしれません。それよりも、たった一箇所に集中介入した方が、全体が大きく動くことがある。
改善のコツはこうなります。まず、流れを「地図」にする。次に、詰まりやすい場所="支点"を見つける。そして、まずそこへ一点集中で介入する。これだけで、「頑張ってるのに変わらない」が、「少し触っただけで全体が動く」に変わります。
【理由その2:80%の成果は、20%の"支点"から生まれる】
このポイントは、よくボトルネックと表現されます。詰まりがちな渋滞ポイントを指します。でもここを改善すると80%の成果に繋がる点とすると、コミュニティのレバレッジポイントになるわけです。
レバレッジポイントを見極めるには、まず、効果(成果)は何なのか。ここに感覚だけでなく数値が必要なんです。よりシンプルにいうと、費用対効果や時間対効果の高い点はどこなのか。
【理由その3:離脱ポイントを特定すれば介入点が見える】
具体的にいうと、現状、コミュニティの初期、拡大期、安定期のどこに最も問題が起きているか。それはコミュニティによって異なりますが、離脱ポイント=退会もしくは不活性化です。
前職の経営者コミュニティでは、退会が増えるのが半年から1年でした。そのコミュニティでいうところの、安定期の定着にあたります。ある程度わかってきて「こんなもんか」と全体像が見えてきて、あってもいいけど、なくても良いかも、一回退会するか、だと考えられます。
つまり慣れから飽きになってしまうタイミングなんですね。ここをレバレッジすると、継続率が上がる=成果が出ます。
では、具体的にどうすればいいか、3つのアクションをお伝えします。
【アクション1:カスタマージャーニーマップを書き込み式で作る】
理想のカスタマージャーニーマップを作って放置ではなく、現実の数値も含めたレバレッジポイントを仮説・検証できるような書き込み式のものを用意すると良いです。
立ち上げ時に作った、カスタマージャーニーマップをコピーして、それを編集すれば早いです。まだ、それがないかたは手書きで良いので作ってみてください。miroやcanvaでも、カスタマージャーニーで検索すればテンプレートがたくさんあるはずです。
【アクション2:離脱が起きやすいタイミングを特定し、そこに集中介入する】
私のケースでいうと、半年から1年で退会が増える。そこで私が行ったのは、半年継続の感謝メッセージ、必要ならカジュアル面談、他のメンバーと繋がる機会です。
コミュニティ内のクラウドファンディングに立案してくださると、いっきにレバレッジになります。とはいえ、立案サポートはかなりリソースを使うケースがありますので、20%で80%の成果になるかというと人によってはなりにくい。
そこで月に二回ほどやっていた、コミュファンの創り方イベントに誘う。半年継続の感謝メッセージを送る。ここはそんなにリソースを使いませんので、この辺りをまずは行うこともしました。
【アクション3:他を後回しにして重要な20%に90日集中する】
マップを描くと、あれも、これも気になりますよね。でもおそらく今も、あれも、これも施策を頑張っているのではないですか?
であれば、どこがレバレッジポイントか?仮説からスタートしてみてください。あれも、これもではなく、まずはここだけ。それを90日で検証することをおすすめします。
バケツの大きな穴一つを塞ぐことで、小さな穴複数よりも劇的改善が起きます。部分最適のワナを突破して、全体最適が回り出す設計へ。"もぐら叩き運営"を卒業しましょう。
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コミュニティをもっと楽しく もっと先へ。こんにちは、さかい美佐です。
#158 コミュニティの『メタ認知・エンゲージメント学』〜客観視で2倍成長!運営者の思い込みを破るコミュニティ設計術〜 をお話します。
「数値は見ている。改善もしている。でも、なぜか思ったほど成果につながらない」。そのとき、多くの運営者は「施策が悪いのかな」「ツールが合っていないのかな」と、外側を直そうとします。
でも実は、一番のボトルネックは"施策"でも"環境"でもなく、運営者自身の"思考のクセ"であることが少なくありません。コミュニティが伸び悩むとき、変えるべきは、まず「自分の見方」かもしれません。
結論を言うと、
伸びない原因は、だいたい"自分が正しい"と思っているところにある。
理由は3つあります。
【理由その1:人は「考え方そのもの」を疑うのが一番苦手】
人は経験が長いほど、思い込みが強くなります。人は経験が短くても、マニュアルがあると従います。コミュニティ運営が伸び悩むとき、多くの場合、運営者は"ちゃんと考えているつもり"です。
データも見ている、改善案も出している、経験も積んでいる。それでもズレる。なぜかというと、人は「考えている内容」ではなく「考え方そのもの」を疑うのが一番苦手だからです。
たとえば「この企画、絶対に価値がある」「この導線、合理的なはず」「この数字を見れば問題ない」。そう信じている"前提"そのものが、コミュニティの成長を止めていることがあります。
【理由その2:運営者には3大思い込みがある】
1つ目は「価値があれば、人は自然に動くはず」。でも実際は、価値がある=行動するではありません。人は恥ずかしくないか、失敗しないか、自分だけ浮かないかといった感情の安全確認ができて、初めて動きます。
2つ目は「このくらい、もう分かっているはず」。これは知識の呪いと呼ばれる典型的なメタ認知エラー。経験を積んだ運営者ほど、用語説明を省く、背景説明を省く、流れを端折る。結果、新規メンバーは「たぶん大事そうだけど、今さら聞けない…」と感じます。
3つ目は「参加しないのは、やる気がない人」。実際には、タイミングが合わない、参加の仕方が分からない、一歩目が重いという設計の問題であることがほとんど。「やる気の問題」に見えた瞬間、改善は止まり、切り捨てが始まります。
【理由その3:メタ認知で視点が倍になる】
施策を変える前に、思い込みを一つ外すだけで、同じ施策が急に機能し始めることがあります。必要なのは、さらに新しいノウハウでも、より強い施策でもありません。必要なのは、自分の思考を一段上から眺める視点。つまり「私は今、どういう前提で判断しているのか?」を問い直す力です。
メタ認知、鳥のように上空で旋回しながら自分を観察することで、視点が倍になるので、悩みの解決も早くなります。
では、具体的にどうすればいいか、3つのアクションをお伝えします。
【アクション1:定番セリフで自分に問いかける習慣をつくる】
私の定番セリフは「それってホント?」「そもそも、何のためだっけ?」「つまり、どうなれば良いの?」。こんなセリフで自分と対話をすると、考えていたことがガラッと変わることがあります。
誰しも思考の偏りがあって当然ですし、何も考えてないより、偏っていても考えがあったほうが良いと思っています。ただ、ちょっとそこに自分と話すとか、AIと壁打ちするなどの余白を持つと良いですよね。
【アクション2:アサンプション・ジャーナルで思い込みを記録し、未参加者に直接ヒアリングする】
「これくらい皆わかってるはず」は、無限にハマるところです。コミュニティ運営が長くなると、この思考がこびりつきやすい。
では、みんなわかっているかどうかを知るためにはどうしますか?オンラインで「質問ありませんか?」と聞く?これではわからないんです。
私なりの回答は、メンバーがフラットに話す(書く)場にいること。そうすると「えっ、そこ???」など、ハンマーで殴られたような衝撃を受けます。身内によくあるのと同じですよね。なんでわかってないの?知らないの?これは、コミュニティメンバーにもあるあるなんです。
【アクション3:AIに厳しめモードで壁打ちしてもらう】
私はAIに叩いてもらいます。もうこれは今の時点で2年はやっているのですが、AIに厳しめモードでお願いして、壁打ちするんです。これは厳しめでなくても、自分の思い込みを外したいので冷静に質問してください、などの依頼でも良いですよ。
私は厳しめで壁打ちするのですが、泣いちゃったこともあります(自分で頼んでおいて…ね)。傷つくので、そのチャットを時間を置いて見ることもあります。
AIも間違いありますから、正確ではないかもしれません。でも、ここまで突っ込んでくれる人間は私にはいないです。しかも、私が希望したタイミングで、ですよ。まだAIに簡単な質問しかしていないようなら、次は相談してみてください。そしてその次は厳しめ壁打ちをお願いしてみてください。
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さかい美佐でした。
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コミュニティをもっと楽しく もっと先へ。こんにちは、さかい美佐です。
#157 コミュニティの『データドリブン・エンゲージメント学』〜成果を見える化するためのKPI設定のすすめ〜 をお話します。
コミュニティ運営をしていると、こんな感覚になることありませんか?「なんだか最近、いい感じ」「前よりも会話が増えてきた気がする」「雰囲気は悪くない。むしろ好き」。
でも、そのまま次に進もうとすると、必ず立ちはだかる壁があります。「で、それって何がどう良くなったの?」「ビジネスとしての価値は?」「数字で説明できる?」
コミュニティの価値は、感覚だけでは伝わりません。でも、数字だけでも伝わりません。必要なのは、コミュニティの本質を壊さずに、成果を見える化するための指標なんです。
結論を言うと、
数値は管理のためではなく、対話のため。
理由は3つあります。
【理由その1:車の計器のように重要指標だけを見る】
車を運転するとき、エンジンが正しく駆動しているか全てのデータを一つひとつ確認しながら走る人は、ほぼいません。見るのは、スピードメーター、燃料計、水温計。たった数個の「重要な計器」だけです。
コミュニティ運営も同じ。すべてのデータを見る必要はありません。大切なのは「今、どこを見ればいいか」を決めること。投稿数、参加者数、会員数。数字はいくらでも取れますが、それらが必ずしも"成果"を表しているとは限りません。
【理由その2:見栄えの数字と行動を変える数字は違う】
よくあるのが目標会員1000人!などですよね。確かに見栄えも良く、キャッチーな数値です。ただ、それって運営側の希望的な数値であって、現実はなかなか達成できないケースがほとんど。これはKPIにはなり得る数値ですが、これだけでは言ってるだけになりやすいです。
例えば会員数を増やしたいなら、退会者を減らす、入会者を増やす、この2軸が必要ですので、KPIとしては退会率や継続率にまずは集中すると良いでしょう。
【理由その3:バニティとアクショナブルを使い分ける】
見栄えが良いのをバニティ指標と言います。会員総数1万人突破!これは見栄えも良いし、口当たりも良い。一般的にいうとワクワクするもので、外向きに使える数値です。
一方、月間アクティブ率30%は冷静にモニターする数値=内向きの数値と考えてください。運営側がモニターすべきもの、企業への報告に使用するものです。月間アクティブ率が30%になり、継続率がN%向上。ここまで言えれば、非常に良いですね。
では、具体的にどうすればいいか、3つのアクションをお伝えします。
【アクション1:コミュニティの目的に直結するKPIを1〜3個に絞る】
私が今運営しているコミュニティは、旅人がちょっと一息入れる、峠のお茶屋さんのような交流アプリです。このコミュニティにおける集中すべきKPIは何だと思いますか?私の場合、メンバーのチャットの割合です。
私だけが書いているなら、それはコミュニティの目的を達成していません。私が書かなくても、みんながそれぞれのことを、ちょっと報告する。人数でもなく、アクティブ率やログイン率でも現状はありません。このようにコミュニティの目指す先に、どのデータに集中すべきか、振り返ってみてください。
【アクション2:バニティ指標は外向き、アクショナブル指標は内向きに使い分ける】
バニティ=見栄えのする数値は、メンバーに公開する、SNSやLPに入れる、目標値としてレポートに入れる。こういった外向きに使いましょう。
アクショナブル=冷静にモニターする数値は、運営側がモニターすべきもの、企業への報告に使用する。内向きに使います。この使い分けで、ワクワク感と現実的な改善の両立ができます。
【アクション3:90日サイクルでダッシュボードをリアルタイムチェック】
毎月もしくは90日モニターでしっかりデータを残すこと。ただし、これはダッシュボードなどでリアルタイムチェックをおすすめします。
考え始めるとあれもこれもになりますが、そうなると後で何が成果に繋がったか分かりにくいです。分からないと、予想でしか動けなくなるので、絞って行動し、成果を観測するのを、ぜひ90日サイクルでやってみてください。
今日は以上です。頑張るあなたを応援しています!
最後まで聞いてくださってありがとうございます。いいねやコメントくださると嬉しいです。コミュニティに関するご質問は、この音声かnote記事にコメントください。私から回答させていただきます。
さかい美佐でした。
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