くらしのはなし

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By くらしのはなしSociety & Culture
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くらしのはなし episodes

  • #67 信じることから希望は始まる(映画「シンシン/ SING SING」)

    映画『シンシン(Sing Sing)』のコンテンツ回2作目。

    ニューヨーク州シンシン刑務所で実施されている収監者更生プログラムの演劇グループを描いた実話で、出演者のほとんどが本人役(Az Himself)という驚きの作品。斜に構えていた悪党ディバイン・Iが、仲間たちとの信頼関係のなかで少しずつ変わり、ハムレットを堂々と演じるまでの変化。親友マイクの突然死、無実の証拠が却下される絶望、それを支える仲間のケア、そして出所後の感動的な再会まで──

    「演劇にこんな効能があったのか」と感嘆する回。

    わかさんの大学時代の演劇経験(暗転で手を繋いで舞台へ走る話、公演後に全部ボコボコにバラすエモさ)、本人起用という覚悟の作品作りまで広がる。前回『佐藤さんと佐藤さん』との対比で「ケアに満ち溢れた関係性」が一段と浮かび上がる。


    映画『シンシン(Sing Sing)』レビュー回/ニューヨーク・シンシン刑務所の演劇プログラム/出演者ほぼ全員が"Az Himself"の本人役/主役ディバイン・Gと悪党ディバイン・I/「俺に指図すんじゃねえ」斜に構えた初登場/「お前が誰か思い出させてやる」名セリフ/わかさんの大学時代の演劇あるある/感情解放、100%で喜ぶ練習法/ロックな白人の演出家/親友マイクの突然死とゲネプロでの爆発/シャツで迎えに来たディバイン・I/演劇は人間に戻るための時間/暗転で手を繋いで舞台へ走る協力プレイ/本人を起用する作品の絶妙なバランス/前回『佐藤さんと佐藤さん』と真逆のケアに満ちた関係


    52 min
  • #66 この結末は当然か?二人はどうすればよかったのか?(映画「佐藤さんと佐藤さん」)

    今回は、映画『佐藤さんと佐藤さん』(岸井ゆきの × 宮沢氷魚)のコンテンツ回。

    司法試験を目指し続ける夫・保と、彼の伴走者として勉強したのに自分が先に合格してしまった妻・佐知。同じ「佐藤」という苗字でイーブンに始まったはずの15年間で、夫婦のケアが事務的な関係に変質し、ついに離婚へ──。

    男のプライドを折るタイミング、男性の"おばちゃん化"、ホモソーシャルの罠、ケア労働の不可視化など、3人で深く掘り下げる回です。


    <Podcast目次>

    「映画『佐藤さんと佐藤さん』レビュー回/大学で出会った正反対な性格の同名夫婦/司法試験に落ち続ける夫・保/伴走者として受かってしまった妻・佐知/早く予備校行きなさいって思いました/福島に逃げようとした夫に「逃げんなよ」/男女逆転していたらドラマにならない話/交番で「専業主夫は無職」と言われる屈辱/佐々木希に冷たくピシャリ、全男が震えるシーン/「みんな忙しいんだよ」保育園トラブル/ホモソ全開で輝く実家のシーン/自転車のシーン、最初と最後で真逆に/弁護士バッジでテカテカ自信満々の保にゾッ/男性のプライドはいつどこで折るのか/結婚しても佐藤、離婚しても佐藤


    #くらしのはなし

    1 hr 1 min
  • #65 スピリチュアルとの距離感

    今回の話題はレンから。


    <Podcast目次>

    見えないものへの態度を問う/自分は感じないが否定もしない/妻は霊感を閉じて子育てした/最近また感覚の扉を開き始める/亡き祖父が自分を見守ると言われる/妻が情景で祖父の気配を伝える/自分だけ愛されない思いが動く/祖父は自由を尊重し口出ししなかった/深く腑に落ち涙が止まらなくなる/スピリチュアル観が少し変わる/宗教空間のホーリーさを語り合う/沖縄のユタ文化や聖地にも触れる/見える人には別の知覚があるかも/科学で未解明なものも多いと話す/怖さと救いが同居する世界を受け入れる


    #くらしのはなし

    35 min
  • #64 「のんびり過ごす」に憧れている

    今回の話題はわかちゃんから。

    <Podcast目次>

    一泊二日の一人旅を控える/正解ルートを探す自分に気づく/他人の正解を内面化している/本来は宿でのんびりしたかった/せっかく意識で予定を詰めたくなる/のんびりすること自体が難しい/入院中すら暇を埋めてしまう/ぼーっとする過ごし方に憧れる/海や庭園でも動き回ってしまう/バーや釣りでも落ち着けない/一人より誰かといる方が緩める/夫にはのんびり力があると気づく/子ども相手では急かしてしまう/旅先でも観光派と引きこもり派/今回はのんびりを諦め詰め込む


    #くらしのはなし

    28 min
  • #63 結局、保守主義は何を「保守」しているのか?

    今回の話題はいまいから。


    <Podcast目次>

    宇野先生の著書で「保守主義の原点」を学んだ/保守の起源は18世紀のイギリス政治家バークから/抽象的な理想だけで進むフランス革命に反対した/歴史ある制度や慣習を急激に壊すことの危険性を指摘/社会は複雑なため理念ベースの急激な変化は難しい/時代に応じて保守が対峙する対象も社会主義等へ変遷/米国の保守は宗教観や反知性主義などが複雑に絡む/日本は確固たる宗教的規範がなく保守の定義が曖昧/幕府を倒した明治維新自体が革命的であり基準が複雑/GHQによる平和憲法を守ることが保守とされる矛盾/次の進歩を描けない現代は現状維持が保守的と捉えられる/若い時はリベラルで年を重ねると保守的になるという言葉/実際、明治維新もフランス革命も牽引したのは20〜30代/理念だけで無謀に突き進むエネルギーは若さの特権である/大きな理念で進む勢いと現状維持のバランスが社会には必要


    #くらしのはなし

    42 min
  • #62 仕事をするときに大事にしていること

    <Podcast概要>

    「結論から話す筋肉」がついた組織人の戸惑い/マッチョな役員の下で培われた仕事のスピード感/新しい組織で浮いてしまった「最短距離」への全力アクセル/相手が心地よい速度を見極める「相撲の稽古」からの脱却/自分が納得できない意思決定にはもう頑張れないという選択/理不尽なタスクへのアレルギー反応と自己防衛のチャット退出/脳内のリソースを奪うイライラを排除してアウトプットを出す/単なる成果で終わらせない「転がる仕事」と「発展性」の追求/時間的な奥行きがある成果が次のチャンスを連れてくる/言われたことの先にある「ボトルネック」を解消する快感/業務委託が終わっても財産として残る「社会資源」としての繋がり/「あそこに行けば誰かが助けてくれる」という全国的な生存戦略/依存関係を自覚的に結び直すことで生まれる仕事の豊かさ/会社員時代よりも濃密な「生っぽさ」がある外部パートナーの関係/リスペクトのない現場からは速やかに去る「稼ぐためのコンディション」


    <Podcast目次>

    0:00:00 【導入】たまには真面目に「仕事で大事にしていること」を話そう0:01:13 【体験談】前職の「マッチョな組織文化」が抜けないまま新天地へ0:04:34 「相撲の稽古」になってない? 相手が求める速度と納得感のズレ0:06:14 【意思決定】納得できない仕事は受けない。自分の「白」を守る生存戦略0:10:08 コンディションを整える:集中力を削ぐ「負の感情」を排除する環境作り0:11:38 【発展性】その成果は次に繋がるか? 「時間の奥行き」を考える仕事術0:18:52 「社会資源」としての繋がり:どこでも生きていける感覚をどう作るか0:28:35 【総括】お互いが「なくてはならない存在」になるための相互依存


    31 min
  • #61 時代が求めるものは何か?(2026年のアクチュアリティはどこにある?)

    <Podcast概要>

    リアリティとアクチュアリティの決定的違い/トランプ支持の裏にある「手触り感」の正体/リベラルが直面する切実さの欠如という課題/「共感」ではない「アクチュアリティ」という新感覚/推し活ブームを支える自己投影と実存の繋がり/ダイバーシティが「ぼんやりした巨構」に見える理由/ポスト・トルースを超えた「実感」の時代の到来/日記やエッセイがフィクションより売れる背景/恋愛リアリティショーに視聴者が求める真の葛藤/ルッキズムを内包しつつアップデートされる物語性/「今日の料理」にはない料理研究家リュウジの凄み/完璧な4K動画よりもスマホの粗い映像が刺さる訳/高市早苗氏への支持に見る「可愛そう」という引力/誰かを下げることで上がるポジションを取らない戦術/AI時代に「人間の生々しさ」はどこへ向かうのか


    <Podcast目次>

    0:00:00 現代コンテンツに共通する「生々しさ」への渇望0:02:11 「リアリティ(本物らしさ)」と「アクチュアリティ(切実さ)」0:06:24 トランプ支持や推し活に共通する「自分と繋がっている感覚」0:11:07 なぜ「共感」ではなく「アクチュアリティ」なのか?0:17:36 正義や真実(トルース)よりも優先される「前に進む実感」0:27:18 日記文学の流行と恋愛リアリティショーの変遷0:35:54 YouTubeの演出と、意図的に作られる「生っぽさ」0:46:24 政治における「批判」の有効性と、個人の物語への重なり0:51:33 AIの普及が変える「人間の手触り感」の価値



    56 min
  • #60 子育てとSNS・ゲーム(ルール、リテラシーと楽しみ方)

    子育てにおけるSNS活用の定義と境界線/3歳児でも習得するスマホのスワイプ操作/YouTube視聴と双方向SNSの決定的な違い/小学校高学年が直面するLINEグループの壁/11歳と8歳の子どもにスマホを渡すタイミング/親が管理するスクリーンタイムと利用制限の現実/SNSの「見る専用」と「発信」で変わるリスク/デジタルネイティブ世代のリテラシー教育/親が知らないところで広がる子供のネット世界/SNSトラブルを防ぐための親子間コミュニケーション/ネットの匿名性と情報の信頼性をどう教えるか/学校生活とSNSが切り離せなくなる高学年の悩み/アプリのレーティング設定と家庭内ルールの運用/SNSを通じた自己表現と承認欲求との向き合い方/これからの時代に求められる一生モノのメディアリテラシー

    0:00:02 [イントロ] 3人のパパ・ママが語る「子育てとSNS」の悩み0:01:22 [家庭環境] 3歳から11歳まで、それぞれのデジタル利用状況0:01:51 [定義の整理] 視聴ツールと「SNS」を分ける境界線とは?0:13:45 [実録] 小学校高学年でのスマホ解禁とLINEグループの洗礼0:28:10 [リスク管理] スクリーンタイム制限と親が監視すべきポイント0:42:15 [教育の核心] 禁止するのではなく「使いこなす力」をどう育てるか0:52:40 [まとめ] 親子でアップデートし続けるデジタル・リテラシー

    <Podcast目次>

    58 min
  • #59 「ありえない」は包摂できない。僕らが想像できない多様性の外側について(映画「正欲」)

    今回もコンテンツ回です。

    映画「正欲」のあらすじと水に興奮する特殊な性癖/稲垣吾郎と新垣結衣が演じる普通と異常の対比構造/地球に留学しているような孤独感と死にたい願望/水での自慰行為と自分を気持ち悪いと感じる苦悩/小児愛者と共に逮捕される結末が問う社会の境界線/理解者ぶるマイノリティに向けられた痛烈な拒絶/自分たちが想定する多様性の範囲外にある現実/普通の幸せを強要する検事と崩壊していく家庭/性的指向を隠して生きる苦しさと自殺への衝動/理解できない他者が隣にいることへの想像力/一般的な性行為をトレーニングと呼ぶ感覚のズレ/楽しげな水遊びの動画が持つ卑猥な意味合い/動物や無機物への愛など未知のフェチへの言及/語れば語るほど間違いになる映画鑑賞後の沈黙/複雑すぎる多様性の前で単純な価値観に惹かれる心理


    #くらしのはなし

    51 min
  • #58 どうしたら彼は孤独から抜け出せるのか?(Netflix「DON'T DIE "永遠に生きる"を極めし男」

    本日はテーマはコンテンツ回。

    Netflix『永遠に生きる男』/IT長者の若返り実験 ・厳格な健康管理プログラム/大量のサプリとデータ測定 /偏見からの印象変化/金持ちの道楽に見える痛々しさ /完璧主義と過去の傷/自殺念慮から死の超越へ /息子との関係修復/失われた時間を取り戻す旅 ・血液製剤と奇抜な実験/三世代にわたる血液交換 /予期せぬ感情の露呈/IKEAでの別れと流した涙 /孤独を埋めるための宗教化/Don't Dieコミュニティ /死なないことが目的か手段か/人との繋がりを求めて /到達型と漂泊型の対比/自己存在証明を続ける苦行 /40代の魔の領域/肉体の衰えと精神の不一致 ・幸せか強迫観念か/極端な規律の中に生きる是非 /片思いのような親子関係/父の依存と息子の自立/凡人には理解不能な情熱/ホモサピエンスの極端な事例 /バカにできない人間ドラマ/表面的な奇行の裏にある深淵


    #くらしのはなし

    52 min

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「くらしのはなし」は、沖縄在住の石川レンと東京在住の今井、そしてわかこが、それぞれの日常を暮らしていく中で「ああ、これ誰かともっと話したいな」と思うことを持ち寄って、寄り道しながら会話を重ねていくポッドキャストです。目的も意味もないまま、そのとき感じたこと、思ったことを流れに身を任せて話すのって、たのしい。