Effectiveness of the TAK-003 dengue vaccine in adolescents during the 2024 outbreak in São Paulo, Brazil: a test-negative, case–control study
Citation
Lancet Infect Dis. 2025; doi: 10.1016/S1473-3099(25)00382-2
概要
本研究は、ブラジル・サンパウロ州において、2024年に発生したデング熱大流行時の10〜14歳の思春期を対象に、TAK-003デングワクチンの有効性を検証したテストネガティブケースコントロール研究である。ケースは発熱性疾患かつNS1抗原またはRT-PCRでデングが確認された症例、コントロールは同様の症状でデング陰性とされた対象に設定された。データは国家の報告データベースおよび州の予防接種レジストリを用いており、混合効果ロジスティック回帰によりワクチンの発症予防効果および入院抑制効果を分析した。
総対象件数は92,621例(症例43,873例、対照48,748例)であり、**1回目接種による症候性デング予防効果は50.2%、2回目接種後の効果は61.7%であった。また入院予防効果は67.5%**と推定された。1回目接種による防御効果は接種後14〜27日で最も高く67.4%、90日以降には49.7%まで低下した。検証の頑健性は感度分析により確認された。
本結果は、DENV-1およびDENV-2が優勢であった大流行期において、TAK-003が症候性デングおよび入院を伴う重症デングに対して有効であることを示す実地疫学的証拠として注目される。