第13回・夜のまほぶラジオ。
今夜は、重さの違う2つの相談が届きました。
ひとつは、何をしても続かないという二十代の名無しさん。
もうひとつは、修学旅行で部屋を抜け出したい中3男子。
温度差がすごい。けれど、当の本人にはどちらも一大事。
二十代の名無しさんに応えたのは、フィンセント・ファン・ゴッホ。
生涯で売れた絵がたった1枚、「続かなかった側」の本人です。
「憂鬱になるのは弱さじゃない。君の魂が『これは私の色ではない』と叫んでいるのだ」。
中3男子に応えたのは、西郷隆盛。
「迷惑かからんとお主が決められるんは、お主の見えとる範囲だけじゃ。
武士の勇気はな、やるよりやらんを選ぶ時に1番いるんじゃ。それを克己と申す」。
二人はまったく違う温度で、それぞれの相談者に答えた。
にもかかわらず、二人は同じ場所を指差していた。
──いま君が立っている地平の、外側を。
偉人は、答えをくれる存在じゃない。
視座を、一つズラしてくれる道具なんだ。
ちょうどいい相談なんて、ない。
だからこそ、声をかける側にできることは、ただ一つ。
その人が立っている地面の、ほんの少し外側から、景色を渡してあげること。
正解なんていらない夜もある。
今夜も、隠れ喫茶・きたむらでお待ちしています。
👇 文字で読みたい方はこちら(Note)
https://note.com/mahoroba_office/n/n03a40d291dfc
👇 まほろばの活動・参加はこちら
https://lit.link/mahoroba_office