アートと生成AIの可能性を探るポッドキャスト「make more than you take」。第5回のテーマは、AIの無限性と表現の「物理的制約」。今回は、しあ自身が総監督を務めた最新のAI映像制作のリアルな舞台裏からスタートします。
BSよしもとの番組タイアップが決定した楽曲『まだ見ぬ世界へ』のミュージックビデオ制作において、しあが直面した「AIが思い通りに動かない葛藤」や「生成エラーのたびにスタバ代が飛んでいく切実な悩み」。そこから転じて、鶴田が足を運んだ横浜美術館の「今村紫紅展」へと話題は大きく広がります。42年ぶりの大回顧展となる100年前の日本画の話題から、巻物が持つ「時間軸」や、屏風のギザギザした形状がもたらす空間認識と持ち運びやすさなど、物理空間ならではのフォーマットの面白さが紐解かれます。
フレームの概念すら超えていくデジタル映像と、あらかじめ枠組みが定まっている日本画。「何でもできる」テクノロジーの中で、人間があえて引き受けるべき不自由さとは何か。一見すると対極にあるふたつの表現手法を交差させながら、表現に宿る「生々しい手触り」の所在を探求します。番組終盤では、しあが出演する新コーナー「言葉のポケット」のビッグニュースも飛び出す、知的好奇心を刺激するエピソードです。
パーソナリティ:アーティスト・しあ、キュレーター・鶴田正人