今の国会で議論されている大きな焦点は「年収103万円の壁」と「高校授業料無償化」です。
年収103万円の壁の引き上げについて国民民主党と与党は協議を昨年から進めていますが、国民民主案の178万円に対し自民案では年収200万円以下は160万円。200万円~500万円以下は133万円と年収に応じた”新しい壁”を提示し、隔たりは大きいままとなっています。国民民主の榛葉幹事長は「壁を取り外そうとしているのに新しい壁を作ってどうするんんですか!」と怒りを露わにし、両党の協議は平行線のままです。
ジャーナリストの武田一顕氏は「『178万円』での合意は難しく大きな進展はないのでは」と指摘しています。
一方、高校授業料無償化について与党と維新が協議を進めていますが、維新は上限63万円の引き上げを求めて45万7000円で両社合意の方向に進むとみられています。
維新内からは“自民にすり寄っていいのか?”の声もありましたが、武田一顕氏によりますと合意のカギは「大阪・関西万博の成功を政府に協力してほしい」「赤字が出たら補填してほしい」という思惑があったため合意文書を修正したとしています。
予算成功の衆院通過の期限3月2日です。
(2025年2月20日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」)
Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices