◆中医学・薬膳における夏とは?どう捉える?
・夏は陽盛陰衰の時☯️
・『黄帝内経 素問』夏より
夏は蕃秀。(生き物、万物が勢い良く成長して、繁り栄えて美しい様)
天の気と地の気が盛んに交じり合い、万物は華咲き実る。
少し遅く寝て、少し早く起きるのが良い
夏は日が長く、暑いけども、嫌がることなく、気持ちを楽にして、怒ってはならない。
花が満開になるように、体内の陽気を上手に外に向けて発散させること。
これが夏の適応で、夏の気(長気)を養う方法である。
◆夏の邪「暑邪」
・体が熱くなる→気血の運行が活発→『心』に負担
・津液を失いやすく、同時に気も失いやすい
・湿を挟む
◆夏の養生ポイント
・それぞれのトラブルに合わせた対処を
① 暑くて心への負担増
→体の余分な熱を取り、心を養うものをとる
② 汗をたくさんかくので、潤いを補うと同時に、気もしっかり補う
③ 湿への対策も
→湿を取る食べ物、脂っこい・甘いものの食べ過ぎに注意
④ 脾胃の冷やし過ぎに注意→脾胃の調子が悪くなると元気が出ず、夏バテに
◇夏は心を養うのがポイント
心は心臓の「血脈」の流れだけでなく、
「こころ(神明)」も司る
夏の不眠は心の弱りからきているかも!?
◆おすすめ食材たち
【暑さに対して】
・解暑の効果がある食べ物
いんげんまめ、緑豆(もやしもOK)、トマト、ゴーヤ、いちご、ココナッツ、すいか、
・体の余分な熱を取る食材
冬瓜、ズッキーニ、つるむらさき、きゅうり、空芯菜、なす、あさり、しじみ、わかめ、もずくなどの海藻類、ミント
【体を潤すもの】
ズッキーニ、トマト、オクラ、豆腐、ココナッツ、梅、すいか、シークワーサー、
【湿をとるもの】
あずき、とうもろこし
【心にいいもの】
・特に不眠には
あさり、小麦、牡蠣、やまぶし茸
なつめ、蓮の実、龍眼肉
・心を養う
鶏卵、春菊、いわし、帆立、百合根
【参考文献】
南京中医学院編,石田秀実監訳『現代語訳 黄帝内経素問 上巻』(東洋学術出版社)