今週からは女性歌手の辛暁琪(ウィニー・シン)さんをご紹介したいと思います。
ウィニーシンこと辛暁琪さんは1962年2月8日生まれ。中部・台中市出身です。父親は詩人の辛鳴皋、筆名は寒歌子で詩集も出版されています。幼少のころから音楽が好きで、ピアノやバイオリンを習い、1976年に華崗芸術学校の音楽科で声楽を専攻。1979年に成績優秀者として、中国文化大学の音楽科に進学します。1986年に「寂寞的冬」で歌手デビュー。傷ついた心をいやすアーティストといわれ、数々のバラードの曲を発表しています。
透明感がある歌声の中に力強く、大地に広がっていくような、心に響く歌声は多くのファンを魅了、現在も活動されている息の長いアーティストです。
ウィニーシンさんの曲は、TVドラマの主題歌に起用されるほか、日本のカバーー曲を多く発表しています。中でも2002年のアルバム、恋人よ!という意味の「戀人啊」は、日本のカバー曲をそろえたアルバムです。小田和正さんの「ラブストーリーは突然に」をカバーした「愛情故事」、久保田利伸さんの「LA・LA・LA LOVE SONG」をカバーした「長假」、藤井フミヤさんの「TRUE LOVE 」をカバーした「信任」、MISIAさんの「Everything」などが収録されています。女性の曲だけでなく、男性の曲も多く、さすが実力派歌手です。
そのほか、1994年のアルバムでは、長渕剛さんの「純情地獄の青春は」の「別問舊傷口」。2007年のアルバムでは、映画「ゲド戦記(瑟魯之歌)」の主題歌である「テルーの唄」のカバー版、「愛的回答」もあります。
本当に数多くの日本の曲。聞きなれたメロディーに台湾華語の歌詞。全てご紹介したいぐらいです。
さてウィニーシンさんの人気を決定づけたのは、1994年に発表した5番目となるアルバム「領悟」、そして6番目のアルバム「味道」です。「領悟」は第7回金曲奨の年度歌曲賞を受賞します。
この曲は様々なアーティストによっても歌われています。