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飛行機に乗ると表示される「植林でCO₂を相殺しました」の文字。なんだか良いことをした気分になりますが、2026年のNature論文はそこに冷や水をぶっかけます。なぜ木を植えてもCO₂はチャラにならないのか、その代わり何になら使えるのか。お風呂の排水溝と、借金の話から、人類の意外な打開策まで10分で解き明かします。
Nature
Temporary carbon dioxide removal to offset short-lived climate forcers
カナダの永久凍土から見つかった、リスのウンチの化石。一見ただの石ころですが、これが70万年前の氷河期の世界をまるごと閉じ込めた「超高級タイムカプセル」だったんです。冬眠明けにマンモスの死肉を貪り食う「氷河期のゾンビ」リスの正体から、教科書を書き換えた大発見まで、10分で楽しく掘り下げます。
Nature communications
Ground squirrel coprolites preserve complex archives of ancient environmental DNA over 700,000 years
飛行機の燃料のたった0.021%。なのに無視できない。ロケットの排気が成層圏のど真ん中に直接ばらまかれるからです。186回の打ち上げと472個の宇宙ゴミを全部計算した執念の研究を10分で噛み砕きます。
Earth's Future
The Role of Propellant Type, Re-Entry, and Plume Reactions in the Atmospheric Impacts of Spaceflight
ドアを開けたら、取っ手にジャガイモの皮、横には鳥のフン。あなたはちゃんとフタを開けて捨てられますか? 今回は、北欧3か国・1500人を巻き込んで「人がゴミを汚く捨てる本当の理由」を突き止めた、情けなくて超一流の科学を紹介します。キーワードは、人類が何万年もかけて磨いてきた感情「おえっ」です。
Journal of Environmental Psychology
How Disgust Sensitivity Shapes Waste Disposal Behavior in Everyday Public Environments: Experimental and Difference-in-Differences Studies in the Nordic Countries
見たこともない生き物をなぜ描けるのか、その秘密はあなたの脳に眠る「部品」にあります。2026年5月にネイチャー誌に載ったばかりの最新研究を手がかりに、サルのお絵描き実験から人間の知能の正体に迫ります。お絵描きが言語の祖先だったかもしれない、という驚きの結末まで一気にお届けします。
Nature
Neural representation of action symbols in primate frontal cortex
いつものお気に入りに通うか、新しい店に冒険するか。誰もが毎晩悩むこの問題を、ノーベル賞物理学者リチャード・ファインマンがタイ料理屋で数式にして解いていました。半世紀ぶりに解読されたその答えと、2520人の実験でわかった「人間の意外な賢さ」を10分で楽しく解説します。聴き終わる頃には、いつものごはん選びが宇宙の真理に近づいているはずです。
PNAS
Resolving Feynman’s restaurant problem reveals optimal solutions and human strategies
太陽系でいちばん遠そうに見える水星。その表面には、できたばかりの「謎のくぼみ」が今もポツポツと増え続けています。死んだはずの星に、なぜ新しい傷あとが? この最大のミステリーを解くカギが、なんと地球のたった一か所、アフリカの火山に隠されていました。来年11月、水星から届く「指紋」が、すべてを明かします。
Icarus
Carbonatites from Ol Doinyo Lengai, Tanzania — An unusual rock as analog for Mercury as potential species for hollow formation
スマホの写真1枚より軽い「3.4キロバイト」の記憶だけで、600メートル先から家までピタッと一直線に帰ってくるドローンが誕生しました。お手本になったのは、庭でブンブン飛んでいるあのミツバチ。最先端AIが挑む問題を、米粒みたいな脳がどう解いているのか、その秘密を10分で解き明かします。
Nature
Efficient robot navigation inspired by honeybee learning flights
魚が腸で作る石は、全部足すと年間最大90億トン級。プランクトンに匹敵するこの現象に、隠れたプレイヤーである腸内細菌が関わっていました。小さな細菌が地球の化学バランスを回している話と、「だから温暖化が止められる」とは言えない誠実な理由を、楽しくお届けします。
PLOS Biology
Symbiotic bacteria may support calcium carbonate precipitation in the Gulf toadfish
今日のテーマは、世界中のスーパーコンピューターが弾き出した、ちょっとゾッとする地球の未来予報。2030年までに「1.5℃の壁」が破られる確率は、なんと91%だ。占いでもオカルトでもないこの数字の正体を、ナオト博士が10分でやさしく暴いていく。
WMO
Global Annual to Decadal Climate Update 2026-2035
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