新型コロナウイルスはなお、世界で流行が続いていますが、観光産業の落ち込みもあり、収束後をみすえ、各国で入国制限の緩和についての検討が始まっています。
5月31日、日本メディアは、日本政府が外国人の入国制限の緩和について、タイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国を第一弾の対象とする方向で検討に入った、と伝えました。これに対し、中華民国の外交部は6月1日、この対象に中華民国台湾も加えるよう日本側に打診したことを明らかにしました。
また、日本における中華民国の大使に相当する謝長廷・駐日代表は2日、各国が入国制限緩和にあたって考慮するのは三点あるとして、一つ目は、感染状況とリスクといった健康、安全面、二つ目は、双方が緩和する意向の有無、つまり互恵主義による原則、三つ目は政治的要素だ、と説明しました。
謝・駐日代表はそして、1つ目、台湾の防疫の成果は世界に認められており、問題はない、3つ目は駐外公館が交渉するものだと述べた上で、2つ目については台湾内部でコンセンサスを得なければならない、と指摘しました。
また、台湾の中央感染症指揮センターも1日、入国緩和について言及、世界の国・地域を、リスク別に4つのレベルにわけてました。第1類のニュージーランド、パラオ、第2類のベトナム、ブルネイに続き、日本は、オーストラリア、タイと共に第3類に指定されました。入境後5日間在宅隔離が課され、かつ検査で陰性であれば自主的な健康管理が許される第2類よりは厳しいものの、一律14日間の在宅隔離が求められる第4類の国・地域よりは、緩い基準とされています。
あくまで現時点での指標ではありますが、今後、台湾と日本の双方の往来がいつくらいに解禁されるか、またどのような防疫措置となるかは気になりますよね。
日本は、台湾の人々にとって最も人気の高い海外旅行先です。昨年一年間、台湾から日本へは延べ500万人が渡航しており、台湾には、再び日本に行ける日を心待ちにしている人もたくさんいます。
こうした中、台湾に長期間暮らす日本人ブロガーの忠告が話題になっています。少し言い方は厳しく、自分はそんなことはないと思うリスナーの方もたくさんいらっしゃるかもしれませんが、紹介しましょう。
このブロガーは、以前は、日本に旅行し、台湾から来たことをアピールすると、各地で歓迎してくれる人は多かったと思うが、今回の新型コロナウイルスで日本の経済は相当疲弊し、ストレスも高まっている。そのため、標準中国語を耳にしたり、外国から来たと言うだけで、過剰に反応する人が出てくるかもしれない。一定期間は、
友好的に接してもらえないかもしれないので、仮に日本に出かけるならば、日本人と行動したり、外国人に慣れている大都市に出掛けた方がいいかもしれない、と指摘をしました。
こうした指摘に対して、台湾の人々も、理解を示し、冷静に受け止めていました。これは、日本だけでなく、もしかすると台湾でもあり得る事かもしれません。一日も早いコロナの収束と、心置きなく往来ができる日が来ることを心から願いたいと思います。