バブル崩壊後の1990年代、地銀は破綻や再編が相次ぎ、その後の約30年間で銀行数は132から103へと2割あまり減った。近年も収益力の強化などを念頭に、地銀同士による統合や合併の動きは続いている。そういった中、再編効果が高いとみられる同一県内の統合を巡っては、公正取引委員会が企業向けの貸し出しシェアが高まることを問題視しており、難しいとされてきた。
今回の新法では、こうした同一県内の再編で規制を緩める方向で、地銀の統合・合併について「独占禁止法を適用しない特例法案」を閣議決定。国会で成立すれば、限られた地域で融資シェアが上がる再編を進めやすくなると思われ、さらに 異業種も交えた地銀の再編が勢いづく可能性もある。