柴田提灯店(兵庫県姫路市大塩町)の主人・柴田幸男さんは、90歳を過ぎてもなお、単純そうに見えて難しい「提灯造り」の継承に精を出す。
提灯には骨があり、立体的な面がある。慎重に色付けをするところに職人技が光る。
「季節感がなくならないよう、お盆が終わると秋の祭りに向けて気持ちを高める。こうして四季を感じるんやな。そこを目指して頑張らないと。息子や孫に伝えなきゃいけないことはまだまある」。親子三代にわたる職人芸とは…
■担当者:古田彰満(ふるた・あきみつ)ラジオ関西記者兼アナウンサー
1995年、阪神・淡路大震災直後にラジオ関西入社。事件・事故・社会問題を中心に取材。JR福知山線脱線事故や、ウクライナからの避難者の今、犯罪被害者・遺族の声、大阪・関西万博などを“深堀り”取材している。