【(ほぼ)毎週金曜日更新】
「踏み出すための本と映画」は、パレスチナ/イスラエルを知り、明日から行動する理由になるような本や映画を紹介する連続企画です。ポッドキャスト『パレスチナへの一歩』で日本からパレスチナのことを考え、行動する意義について話し合ってきたメンバーがお送りします。
第2回はガッサーン・カナファーニーの小説『ハイファに戻って』を紹介します。収録でたっぷり話しすぎて前後半に分けました。今回は前半部分です。
あらすじ
ハイファ出身の夫婦サイードとソフィアは、1948年のナクバで故郷(ワタン)を終われ難民化し、ラーマッラーで生活を送っていた。1967年の第三次中東戦争を経てイスラエルの占領下に入った西岸地区から、20年ぶりにハイファに旅行者として訪問することに。そこではかつてのサイードとソフィアの家に住まうユダヤ人女性マリヤム、そしてマリヤム難民化した当時ハイファに置いてきてしまった2人の息子ハルドゥンが、マリヤムの子として育てられイスラエル人の青年として2人の前に現れ〜〜。
「祖国とは何だろうか。」作中でも何度も問われるこの問い。当時は現代小説として書かれた本作は、半世紀以上たった今まで長期化するパレスチナ問題、帰還できずにいるパレスチナ人たちの日常をも想像させる。
ガッサーン・カナファーニー作,奴田原睦明訳,2017,『ハイファに戻って/太陽の男たち』河出書房新社.
※アラビア語での原書は1969年に発表ののち、1978年に日本語に訳される
出演:ゆずか(新社会人、現代史)、りく(大学院生、社会学・地域研究)
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インスタグラム:palestine_ippo_podcast
音楽: Palestinian Dabke by Sadeel Saleh (CC BY 4.0)