12/7 (月) 20時~ オンライン対談 「すべての子どもたちが生きるために」 出演:渡辺 由美子(NPO法人キッズドア・理事⻑)/ 奥田知志(抱樸理事長) 。※毎月のご寄付でご支援いただく「ほうぼくサポーター」を募集しています。 (https://www.houboku.net/webdonation/)
私たちは1988年から福岡県北九州市を拠点に、主に生活困窮者への支援を行っています。こんな活動が必要のない社会になればと「一日も早い解散」を目標に、「ひとりの路上死も出さない」「ひとりでも多く、一日でも早く、路上からの脱出を」「ホームレスを生まない社会を創造する」という3つの使命を掲げて福岡の地で歩んできました。
これまで私たちは、「個別支援」に特化した活動をしてきました。つまり、出会った「その人」の事を考える。数名のボランティアでおにぎりを持って路上生活者を訪ねる活動から始まり、炊き出しや夜回り、どんな困難にある人のことも絶対に「断らない」。32年間の活動の中で、ホームレス状態から自立された方は3,400人を超えます。
すべきことを見つけているうちに活動の幅が広がり、今では路上生活者への支援に留まらず、困窮し傷ついた人々やその家族が、再び立ち上がるために必要な包括的な支援を構築しています。
子どもへの学習支援を入り口にした家族まるごと支援、住居を借りるための保証人提供、刑務所出所後の更生支援、サポート付き住居の提供など、事業の数は27に渡り、現在2,000人以上を支援しています。出会いから看取りまで、孤立に苦しんだ人をもうひとりにさせないための伴走を続けています。
新型コロナウイルスの影響で、住む場所や仕事を失い、自殺や野宿という選択をする人が増えることが予想されます。絶対に自殺者やホームレスを生み出してはいけない。私たちはそのために、これまでの活動を通じて築いてきた経験と全国の支援法人との連携を活かし、今すぐ必要な支援を、長期的に有効な仕組みとして届けます。