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映画「ノマドランド」のこと。Little Feat「Willin'」。車というHome。砂漠のドライブ。 http://12kai.com/200502.html#20050224
「A LONG VACATION」に収められたB面の1曲目、「スピーチ・バルーン」のこと。人よりも影が濃い4行。マンガの吹き出しが映画に舞う。スピーチ・バルーンの切り離し方。よじるコード。問い(バッシング)に対する答えの不在。そして、「何も映らない」。俺映画としての「スピーチ・バルーン」。問いを空に放ち、吹き出しのトゲを紐に委ねる映画。
田中純「デヴィッド・ボウイ 無(ナシング)を歌った男」を手がかりに「スペース・オディティ」を聞き直す。メイジャー・トムのメイジャー7、E。地上とここを切り離すFとE、ティン・キャンの薄い壁。HearとHereを切り離すDとE、歌い手ときき手の薄い壁。そしてフローティング。
シンディ・ローパー「タイム・アフター・タイム」。オルガンの持続音をもとに曲を作ること。バーバーショップ・ハーモニー。持続する声と抜け駆けする声。できあがった曲の向こうに、出し抜き合うやりとりをきく。
アルバート・アイラーの音は、強いのではなく、不安定な弱さを維持していく音。アイラーはなぜ弱さを維持したのか。手紙を読むスワン。手紙を託されるとはいかなることか。手紙をサロンで読み上げる。それは、誰かの声を自分の声で実現することであり、周囲の知己の表情の変化から、いま実現されつつある声の意味を知り、涙にくれる。
Clubhouseで話したことの最初の15分。キアスム。巻きつかれること。人間は袋である。袋によって明らかになる内部と外部。メルロ=ポンティの声の描写。「失われた時をもとめて」の枕は頬のように。紅茶とマドレーヌの味覚から触覚へ。ほどけるという触覚。
大統領就任式で Amanda Gorman の読んだ詩 “The Hill We Climb” から。
When day comes we ask ourselves, where can we find light in this never-ending shade? The loss we carry, a sea we must wade. We’ve braved the belly of the beast, we’ve learned that quiet isn’t always peace and the norms and notions of what just is, isn’t always justice. And yet the dawn is ours before we knew it, somehow we do it, somehow we’ve weathered and witnessed a nation that isn’t broken but simply unfinished.
朝、われらは自分に問いかける。どこに光がみつかるのか、この終わることのない影の中で? 背負ううちに喪い、乗り越えてきた海。われらは勇敢に旅してきた、獣の腹の中を、われらは学んだ、沈黙から平和がもたらされるとは限らないと、規範と信念さえあれば正義がもたらされるとは限らないと。それでも夜明けはわれらのもの、我知らず。それでもどうにかやりとげるわれら、どうにかわれら嵐を越え見届ける国、滅びてはいない、まだ国に成りきっていないだけ。
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