■「私のプリンス・エドワード」
　香港の注目の新人監督、ノリス・ウォン（黃綺琳）が、結婚を巡り揺れ動くアラサー女性の姿を描いた長編デビュー作。中国の批評家が選ぶ中華圏映画の年間１位に選出されたほか、日本では香港アカデミー賞とも称される「香港電影金像獎」で、新鋭監督賞と音楽賞の２冠に輝いた。
　香港のプリンス・エドワード地区にあるショッピングモールのウエディングショップで働くフォンは、結婚写真専門店のオーナーであるエドワードと同棲中。ある日、エドワードからプロポーズを受けるが、実は１０年前に中国大陸の男性と偽装結婚しており...

　■「最後まで行く」
　2014年に公開された韓国映画をリメーク。一つの死亡事故を発端に、極限に追い詰められていく刑事の姿を描いたクライムサスペンス。
　危篤の母のもとに車で向かう途中、刑事の工藤（岡田准一）が一人の男をひき殺してしまう。遺体を車のトランクに隠してその場を立ち去るが、工藤の前に県警本部の謎のエリート監察官（綾野剛）が現れ、隠匿した遺体を巡り、陰謀に巻き込まれていく。

　■「宇宙人のあいつ」
　４きょうだいの次男が実は土星人。土星への帰還の日が近づいているが、ある使命を帯びており、悩んでいる。「ステップ」などの飯塚健監督が、中村倫也（ともや）と伊藤沙莉で映画を撮りたいと脚本も書き、奇妙だが、胸を打つ家族の物語を作り上げた。

　■「同じ下着を着るふたりの女」
　中年シングルマザーの母親と20代後半の娘。相手を完全に愛することも憎むこともできない痛切な親子関係を描き、釜山国際映画祭で５冠に輝いたほか、ベルリン国際映画祭や東京フィルメックスでも高い評価を得た。

■WEB「産経ニュース：エンタメ」（リンク）

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