sound-scape 音風景 / midunoのブログ

sound-scape 音風景 / midunoのブログ

By Nature Sound Effect:midunoScienceArtsLeisurePerforming ArtsHobbiesNature
Download on the App Store

sound-scape 音風景 / midunoのブログ episodes

  • 20261001 05:53pm After the Rain, Autumn


    A month had passed since my last field recording.
    Unsettled weather and busy days had kept me from recording for a while, something that rarely happens.
    After the rain, the creek was running fuller than usual.
    The insects were still singing, but their voices had changed since a month ago, carrying the subtle signs of a deepening autumn.
    Water flowing after the rain, insects singing in the cool air.
    A season quietly moving forward, captured in sound.

    前回のフィールドレコーディングから、一カ月が過ぎました。
    天候不順と慌ただしい日々が重なり、しばらく録音そのものから遠ざかっていました。こんなことは、私にとっても珍しいことです。
    雨上がりの小川はいつもより水量が多く、豊かな流れを響かせていました。
    虫たちはまだ鳴いていますが、その声は一カ月前とは少し変わり、深まりゆく秋の気配を感じさせます。
    雨のあとの水の流れと、涼しい空気の中で響く虫たちの声。
    静かに進んでいく季節を、音に残しました。

    このブラウザでは再生できません。

    Integrated Loudness: -24.0LUFS
    Microphones: RODELink LAV*2, AQUARIAN AUDIO H2D HYDROPHONE
    Recorder: TASCAM Portacapture X8 (32bit float/192kHz recording)にほんブログ村
    18 min
  • 20260901 08:08pm Orchestra of the Autumn Reeds


    夏の勢いがようやく弱まり、芦原には静けさと複雑さが同居する音風景が現れ始めます。昼間はまだ暑さが残るものの、朝夕には秋の気配が漂い、夏の間控えていた野外録音を再開できる季節になりつつあります。
    この作品では、芦原に響く秋の虫たちの自然のドローンサウンドを収録しました。あまりにも完成された音で、もはや説明の必要がないほどです。デッカツリーを用いることで、虫たちがそれぞれ異なる音域を担当し、重なり合いながら見事なアンサンブルを奏でる様子が立体的に捉えられています。
    今回もバイノーラル変換は行っていません。高いサンプリング周波数で録られた音には30kHz付近までの超音波が豊かに含まれており、スピーカーで浴びるように聴いていただくことをおすすめします。
    (Podcastでは非可逆圧縮により超音波成分は失われます。)
    これは初秋の音楽――作為のない、飾らない、自然のままで既に完成された響きです。

    このブラウザでは再生できません。

    Integrated Loudness: -24.0LUFS
    Microphones: LOM Audio basicUcho*3 with Decca Tree(L/C/R)
    Recorder: SOUND DEVICES MixPre-10Ⅱ (32bit float/192kHz recording)

    Hi-Res
    https://miduno.bandcamp.com/track/20260901-08-08pm-orchestra-of-the-autumn-reeds-flacにほんブログ村
    32 min
  • 20260822 11:31am A Familiar Summer Noise


    私は普段、夏はフィールド録音にあまり向かない季節だと思っています。容赦のない暑さ、まとわりつく蚊の多さ、景色を埋め尽くすような蝉の鳴き声、そして人出の多さ。

    だからこそ、今日はあえて録音に出かけました。

    日本に住む方であれば、この音風景にはきっと聞き覚えがあるでしょう。湿気を帯びた夏の昼下がり、休みなく響く蝉の声、そして遠くに感じられる人の気配。理想化された自然環境を探すのではなく、夏という季節をそのまま記録したいと思いました。

    今回の録音は昼頃に行い、ハンディーレコーダーの内蔵マイクのみを使用しています。バイノーラル変換やヘッドフォンリスニング(HPL)処理は施していません。収録された音環境を、できるだけそのままお届けします。

    192kHzのサンプリング周波数で収録されたこの音には、30kHzを超える帯域まで記録されています。可能であればヘッドフォンではなくスピーカーで再生し、空間に広がる音そのものを浴びるように聴いていただければと思います。

    ツクツクボウシとミンミンゼミの鳴き声は、少々暑苦しく感じられるかもしれません。

    注意: オリジナル録音は192kHzで収録されており、可聴帯域を超える超高域成分を含んでいます。しかし、YouTubeにアップロードした音源は配信用にリサンプリングおよびエンコードされているため、この動画では概ね20kHzを超える周波数成分は保持されていません。

    このブラウザでは再生できません。

    Integrated Loudness: -24.0LUFS
    Microphones: TASCAM Portacapture X8 (Built-in AB Stereo)
    Recorder: TASCAM Portacapture X8 (32bit float/192kHz Recording)

    Hi-Res
    https://miduno.bandcamp.com/track/20260822-11-31am-a-familiar-summer-noiseにほんブログ村
    9 min
  • 20260728 Birdsong, Cuckoos, and Fishermen at 4 A.M. (HPL Binaural)


    長野県の八千穂レイクで夜明け前に収録したサウンドスケープです。朝の訪れとともに目覚める森と湖畔の気配、そしてウグイスやカッコーをはじめとする野鳥たちの声が次第に空間を満たしていきます。

    本録音は、Ambisonicsマイクと無指向性4chサラウンドを組み合わせたテスト録音として行いました。狙いはまず、この場所の空気感と音場を自然に捉えることでした。

    ところがその朝、主役は鳥たちだけではありませんでした。午前4時頃から釣り客たちがなかなかの大声で会話を始め、思いがけずこの音風景の一部となっています。ささやかな復讐として、その声も編集せずノーカットで収録しています。

    このブラウザでは再生できません。


    Integrated Loudness: -30.0LUFS
    Microphones: RODE NT-SF1, LOM Audio basicUcho*4
    Recorder: SOUND DEVICES MixPre-10Ⅱ (32bit float/192kHz recording)
    Post Processing: Converted to HPL(Binaural) with NovoNotes 3DX.

    Hi-Res
    https://miduno.bandcamp.com/track/20260728-birdsong-cuckoos-and-fishermen-at-4-a-m-hpl-binauralにほんブログ村
    19 min
  • 20260609 07:33am Echoes in the Mist (Binaural recording)


    空と大地が出会う、知覚できないほどの境界線。音は外側から響くのではなく、湿度そのものから滲み出てくる。機械と野生、その記憶の層が宙に浮遊している。耳を澄ませてほしい。世界はこの湿り気を通して呼吸し、そこに存在したという確かな『痕跡』だけを残している。

    このブラウザでは再生できません。

    Integrated Loudness: -30.0LUFS
    Microphone: Adphox BME-200
    Recorder: TASCAM FR-AV2 (32bit float/192kHz recording)にほんブログ村
    6 min
  • 20260608 01:29am Liquid Stillness (Binaural recording)


    6月の深夜1時半、道志川と水田の境界で録音された本作は、没入感のある音の風景を切り取ったものです。降り続く雨によって増水した川の力強い流れと、田んぼへと注ぎ込む水のうねりが重なり合います。その水音のシンフォニーの中では、シュレーゲルアオガエル、カジカガエル、そしてニホンアマガエルの鳴き声が闇夜に響き渡ります。水の轟音と生命の鼓動が深夜の闇の中でひとつに溶け合った時に生まれる、深く、流動的な静寂を探求する作品です。

    このブラウザでは再生できません。

    Integrated Loudness: -24.0LUFS
    Microphone: Adphox BME-200
    Recorder: TASCAM FR-AV2 (32bit float/192kHz recording)にほんブログ村
    8 min
  • 20260517 09:24pm Frogs in an Open Reed Field (HPL Binaural)


    葦原が、夜をひらいている。
    少し前までは、人の声や足音、
ホタルを見に来た人たちの気配が漂っていた。
場所が空になるまでには時間がかかり、
そこからまた始まるにも、少しの間が必要になる。
    その痕跡が遠のくと、
蛙たちは一定の気配として落ち着いていく――
開けた場に広がるシュレーゲルアオガエルの声。
それは密な塊にはならず、
間合いを残しながら広がっていく。
    ここでは音の在り方が少し違う。
囲い込まれるものがない。
音は外へ向かい、
葦の上を滑るように低く広がっていく。
    残るのは静けさではなく、
ひとつの均衡――
過ぎ去った気配と、今続いているもののあいだの。
    この開けた場所では、
夜は満ちるのではなく、
ただ、伸びていく。

    このブラウザでは再生できません。

    Integrated Loudness: -26.0LUFS
    Microphone: ZYLIA ZM-1 (3rd order Ambisonics)
    Post processing: Converted to HPL(Binaural) with NovoNotes 3DX.

    Hi-Res
    https://miduno.bandcamp.com/track/20260517-09-24pm-frogs-in-an-open-reed-field-hpl-binauralにほんブログ村
    16 min
  • 20260516 10:38pm When Only Frogs Remain (HPL Binaural)


    夜更けを過ぎると、同じ場所は別の均衡を保っている。
    鳥たちは引き、池に水はない。そこに残るのは、途切れることのない音の場――鳴き続けるシュレーゲルアオガエルたち。
    その声は暗がりを均一な密度で満たし、コーラスというよりは、途切れない面のように広がっている。ときおり草むらで何かが動き、かすかな気配が通り過ぎていくが、夜の支配を揺るがすことはない。
    ここには時間を測る指標がほとんどない。移り変わりも、明確な転換もない。ただ、持続だけがある。
    高次アンビソニックスで収録されたこの音は、出来事を追うというよりも、ひとつの状態の中に身を置くことへと向かっている。
    蛙だけが残るとき、夜はもはや展開しない。ただ、続いていく。

    このブラウザでは再生できません。

    Integrated Loudness: -24.0LUFS
    Microphone: ZYLIA ZM-1 (3rd order Ambisonics)
    Post processing: Converted to HPL(Binaural) with NovoNotes 3DX.

    Hi-Res
    https://miduno.bandcamp.com/track/20260516-10-38pm-when-only-frogs-remain-hpl-binauralにほんブログ村
    26 min
  • 20260512 06:39pm Forty Minutes of Dusk Transformation (HPL Binaural)


    夕暮れが池に降りてくるとき、そこには耳を澄ます気配がある。
    名残のように残る鶯や画眉鳥の声は、薄れていく光の中に漂いながら、空の色が失われるにつれて、まばらになっていく。その合間の静けさの中で、別の気配が満ちてくる――はじめは微かで、空気そのものに紛れるほどに。
    水がゆっくりと戻りはじめると、滴りは静かで規則的な時間を刻む。そして、はっきりした境目もないままに、蛙たちが鳴きはじめる。
    空にあった気配は地へと近づき、散っていた声はひとつの響きへと集まっていく。鳥の声は夜の湿り気の中へと淡く消え、満ちてゆく池が、やがて語りはじめる。
    ここは空間としては定点でありながら、時間としては移ろう境界。昼が静かに後ろへ退き、夜がその声を得るまでの、四十分間。

    このブラウザでは再生できません。

    Integrated Loudness: -24.0LUFS
    Microphones: CURRENT CSP906*4, RODE NT-SF1
    Recorder: SOUND DEVICES MixPre-10Ⅱ (32bit float/96kHz recording)
    Post processing: Converted to HPL(Binaural) with NovoNotes 3DX.

    Hi-Res
    https://miduno.bandcamp.com/track/20260512-06-39pm-forty-minutes-of-dusk-transformation-hpl-binauralにほんブログ村
    41 min
  • 20260509 02:05pm Kajika Frogs by a Stream, with Distant City Noise (HPL2 Binaural)


    街の縁にある細い谷で、
    午後の光の中、澄んだ流れが石の上を絶えず渡っていく。
    岩の隙間から鳴くカジカガエルの声が、
    水と谷に運ばれ、反響して広がる。
    そのあいだに、かすかに残るものがある ——
    遠くの道路の気配。
    この静けさが完全ではないことを示している。
    自然と人の気配が、
    一瞬だけ重なり、
    同じ流れの中をともに進んでいく時間。

    このブラウザでは再生できません。

    Integrated Loudness: -24.0LUFS
    Microphones: TASCAM Portacapture X8 (Built-in AB Stereo)
    Recorder: TASCAM Portacapture X8 (32bit float/96kHz Recording)
    Post processing: Converted to HPL(Binaural) with NovoNotes HPL Processor.

    Hi-Res
    https://miduno.bandcamp.com/track/20260509-02-05pm-kajika-frogs-by-a-stream-with-distant-city-noise-hpl2-binauralにほんブログ村
    11 min

About sound-scape 音風景 / midunoのブログ

From the publisher's feed

こちらで公開しておりますフィールドレコーディング作品は、クリエイティブ・コモンズライセンス [表示2.1] 日本 ライセンスに基づいて提供しております。・二次創作物を作成することが出来ます(加工しないまま再配布は出来ません)。・本作品を営利目的で利用することが出来ます。・表示-原著作者のクレジットを表示してください(「Nature Sound Effect:miduno /…