本当に良い人だった。
会った瞬間「この人は優しい人なんだろうな」と分かるぐらい分かりやすく、心地のいいテンションで人当たりがいい人だった。
2時に来て、夕方の6時ぐらいまで2人でずっと話していたと思う。
話していて思ったのは、彼の中で「なんかやりたい」「なんかやりたい」というような、まだ気持ちの行き場が見当たらない、まるで自分の循環を重たい石でせき止められたかのようなわだかまりを感じた。
僕は「そのストレスに諦めがついたらもう絶対戻れないから絶対投げ出すなよ」みたいな言葉をかけて、2人でああでもないこうでもないと前向きな話を延々としていたと思う。
僕は年上だとか年下だとかそんな事はどうでもいい。
だから僕がエイジくんより年上だから言っているようなことがもしあって、相手も「先輩だからそうなのかも」と思われたら嫌だなと思って話していた。
僕が知っていることがあれば教えて、彼が知ってることがあれば教わって、僕に余裕があれば助けて、彼に余裕があれば助けてもらう。
それ以上でもそれ以下でもないんだけど、そんなことを頼める人を作るのはとても大変で、お金がいくらあっても足りない。
そんな感覚の中、2人で同じ温度のプールでぷかぷか浮きながら話してるような感覚だった。
それはとても良い時間。
多分僕がこの日を忘れるのはそう簡単じゃないだろう。
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