今週、最初にお送りするのはバレーボールの話題です。昨年の10月末に開幕した、台湾最高峰のリーグ「トップバレーボールリーグ」のプレーオフ、ファイナルの結果についてご紹介しましょう。
「トップバレーボールリーグ」のプレーオフ、ファイナルは、レギュラーシーズンの1位チームと4位チーム、同2位チームと同3位チームが戦い、その試合の勝者同士が、3試合2勝先勝制のファイナルを戦う、というレギュレーションで行われました。
まず2月27日、ファイナル進出を決めるプレーオフが行われました。男子は、レギュラーシーズン1位台湾電力と同4位の桃園台湾産物保険の試合は、順当に台湾電力がセットカウント3-0のストレートで勝利したものの、同2位台中ロングパワーと同3位の雲林MIZUNOの試合は、3位の雲林MIZUNOがストレート勝利という波乱となりました。
一方の女子、レギュラーシーズン1位の台湾電力と同4位のトップスピードの試合は最初のセットをトップスピードが奪取したものの、その後、台湾電力が3セットを連取し勝利、同2位の中国人繊と同3位の台北キングホエールは、3位のキングホエールが圧倒しセットカウント3-0のストレート勝利で、ファイナル進出を決めました。
そして、2月28日に行われたファイナル第1戦、男子は台湾電力は雲林MIZUNOにストレートで勝利、女子も台湾電力が台北キングホエールにストレートで勝利、いずれも優勝に王手をかけました。
翌3月1日に行われた第2戦、男子はリーチをかけた台湾電力がこの日も雲林MIZUNOを寄せ付けずストレート勝利、リーグ7連覇を達成しました。一方の女子は、台湾電力が、第1セットを落とすスタートも、競り合いとなった第2セットを奪うと、第3セット、第4セットを連取、逆転勝利で、5連覇を達成、男女共にレギュラーシーズン1位の台湾電力がファイナルを制するという形となりました。
アベック優勝となった台湾電力、男子では黄建逢(こう・けんほう)選手、女子では張レキウン選手と、ナショナルチームでも活躍し、長らくチームを支えたベテラン選手が今シーズン限りで引退ということもあり、花道を飾ってあげようとチームメイトが一体感をもって戦い、リーグ連覇記録を伸ばしました。
来シーズンも台湾電力は王者、女王として君臨するのか、他のチームがその座を脅かし、より混戦となることを期待したいですね。
続いては、卓球の話題、カタールのドーハで行われているWTTコンテンダードーハ大会における台湾勢の戦いぶりについてです。
今大会、中華民国台湾からは男子のシングルスに4選手、女子のシングルスに4選手、男女のダブルスにそれぞれ1組、そしてミックスダブルスにも1組参加しています。ノックアウト方式のシングルス本戦に出場した5人の選手のうち、残念ながら4人の選手は初戦敗退に終わりましたが、台湾男子の若きエース、世界ランキング7位の19歳、リン・ユンジュ選手が快進撃をみせています。
リン選手は初戦、ドイツの選手との競り合いを制し、ゲームカウント3対2で勝利すると、2回戦ではインドの選手をゲームカウント3-0で下します。さらに、昨日5日現地時間の午後に行われた準々決勝でナイジェリアの選手をゲームカウント3対1で下すと、夜に行われた準決勝でもフランスの選手をゲームカウント4対1で下し、決勝進出を果たしました。
リン選手は今日6日に行われる決勝で、準決勝で日本の張本智和選手を下した、ドイツの世界12位、ドミトリ・オフチャロフ選手を対戦します。
また、リン選手は、女子のエース、チョン・イーチン選手と組んだミックスダブルスでも一ゲームも落とさず決勝に進出しています。二冠達成を期待したいですね。
続いては柔道の国際大会の話題、ウズベキスタンのタシケントで行われている「柔道グランドスラムタシケント大会」における台湾選手の結果をお伝えしましょう。
今大会、中華民国台湾からは男子の66キロ級にツアイ・ミンイエン選手が、女子の48キロ級にリン・チェンハオ選手が、そして57キロ級に台湾女子のエース、日本のコマツ柔道部に所属するリエン・チェンリン選手が出場しました。
このうち、男子66キロ級のツァイ選手は1回戦で、女子48キロ級のリン選手は2回戦で敗退しましたが、女子57キロ級のリエン選手は大健闘をみせました。
プールDに入ったリエン選手は1回戦シード、初戦となった2回戦でポルトガルの選手、そして、3回戦でルーマニアの選手を下し、プールDの決勝に進むと、韓国の選手も下し、ベスト4に進出します。
リエン選手はさらに、準決勝でプールCを勝ち上がったイスラエルの選手を下し、決勝に進出しました。
決勝の相手は、世界ランキング3位、日本の玉置桃(たまおき・もも)選手でした。連選手は玉置選手の投げで体制を崩されると、そのまま絞め技を決められ一本負けを喫しました。しかし、リエン選手の表彰台は、2019年のグランドスラム大阪大会で銀メダルを獲得して以来です。昨年は新型コロナウイルスの影響もあり、丸一年、国際大会に出場できなかった中、リエン選手はあらためて実力を証明する形となりました。
リエン選手は日本に戻り、隔離期間終了後、今後の大会出場についてコーチと話し合うそうです。この調子を維持して欲しいですね。
おしまいに、バスケットボールの話題です。まずは、今シーズン、新たに発足した男子のプロリーグ、プラスリーグのここまでの順位をご紹介しましょう。
24試合行われるレギュラーシーズン、ここまで各チーム15試合から17試合消化、1位は11勝5敗の台北フーボンブレーブス、2位は9勝7敗の桃園パイロッツ、3位は8勝7敗のフォルモサタイシンドリーマーズ、そして最下位、4位は4勝13敗で、新竹JKOライオニアーズとなっています。プレーオフ進出チームは上位3チーム、ライオニアーズは残り7試合で3位と5ゲーム差となっています。最後まで粘って欲しいですね。
続いては、今日6日から後半戦が再開される男子のセミプロリーグ、SBLの順位をおさらいしましょう。
5チームで行われているSBL、1シーズン制ではありますが、各チームが20試合戦い、全日程40試合のうちの前半戦を終えています。ここまでの順位は台湾ビールが怒涛の20連勝、2位は昨シーズン、台湾ビールとファイナルを戦った裕隆ラクスジェンで13勝7敗、3位は高雄九太で7勝13敗、そして、4位と最下位の5位はいずれも5勝15敗ながら、直接対決の勝敗で、台湾銀行が4位、桃園璞園が5位となっています。
人気、話題でプラスリーグに押され気味のSBL、2位以下のチームの健闘、そしてプレーオフ進出争いが熾烈化することで、もっともっと盛り上がることを期待したいと思います。