■前回に引き続き「泰葉の春風亭小朝のバッシング問題」です。
前回は「泰葉の春風亭小朝のバッシング問題」の前日談を30分かけて放送したのだが、今回の放送でいよいよ現在進行形の事件について触れてみたい。
キーワードは「真打の披露興行」「最高顧問三遊亭圓歌の死」そして「桂三木助の復活」である。
あくまで個人の見立てではあるが、タイミングがあまりに合致しすぎているので、放送内でその結論に至った経緯を説明した。
また、もうひとつ。放送では長くなるので触れなかったが、2010年代に入ってから小朝に次ぐ「ポスト圓朝」を争えるだろう人材として「春風亭一之輔」の名前をあげておきたい。
春風亭一之輔は春風亭小朝の兄弟子の春風亭一朝の二番弟子で、系譜では
三遊亭圓朝→三遊一朝→林家正蔵→春風亭柳朝→春風亭一朝→春風亭一之輔
となるため血筋として圓朝からの血を濃く受け継いでいる一門となる。
一之輔は2012年に21人抜きの抜擢で真打に昇進。これは小朝の36人に次ぐ記録で実力・人気で言えば現在(2017年)のところ間違いなく若手ナンバーワンである。自分もなんどか一之輔を聞いたが、風格・声質ともに名人の器を感じさせるパワフルな落語家である。
系譜としては問題なく、しかも師匠の一朝は圓朝最後の弟子と全く同じ名前である。大師匠である柳朝、さらに師匠の正蔵は2017年現在、当代が活躍しているため襲名できる名前はおのずと限られてくる。さらに昨年(2016年)3月には「“落語中興の祖”名人三遊亭圓朝に、春風亭一之輔が挑む」というCD企画がスタートしていることも興味深い。
これはもしや・・・とも考えられるが今の段階では具体的な話はなく落語ファンだけがアレコレ妄想しているに過ぎない。
また前回の繰り返しになるが、今回のテーマの下敷きとなった「東京ポッド許可局」の「小朝論」は現在「ラジオデイズ」というサイトにて税込308円でダウンロード販売されているので興味を持った方は是非、購入をよろしくお願いいたします
http://www.radiodays.jp/artist/show/453
(穂積昭雪)
シーケンス 27.mp3