■前回に引き続き「ビーストウォーズ編」の完結編です。
今回はかなりディープな箇所まで語っています。
まずは事実修正から↓
■事実修正
・岩浪美和氏が参加した「ザ・ギニーピッグ2 ノートルダムのアンドロイド」(1988年)は正確には「ギニーピッグシリーズ」では6作目にあたる作品(「ギニーピッグ」が4作作られた後、「ザ・ギニーピッグ」が3作制作された)
・岩浪美和氏は「ザ・ギニーピッグ2 ノートルダムのアンドロイド」の前に「ギニーピッグ4 ピーターの悪魔の女医さん」(1986年)に音響を担当している(こちらが初参加と思われる)
・「ギニーピッグシリーズ」で発禁になったのは第1作と第2作のみ。
・「ビーストウォーズ」の日本での放映年は1997年である(1996年はアメリカでの初放送)。
以上、本文にて修正させていただきます。
※また、放送では「ギニーピッグ」および「オールナイトロング」は含めて「スプラッタ映画」と表現していますが「オールナイトロング」は「バイオレンス映画」の要素が強いものの、話の構成上「スプラッタ映画」と表現させていただきました。ご了承ください。
■解説「ビーストウォーズ」に感じたアンダーグラウンド
自分が「ビーストウォーズ」と「オールナイトロング」そして「ギニーピッグ」との関係性に気づいたのは今から3年ほど前である。とある仕事で封印作品である「オールナイトロング3・最終章」の記事を執筆する際に
調査したところ本作が「角松かのり出演作」であることをはじめて知ったのである。
角松かのりとは放送でも語った通り、声優の柚木涼香の前の名前。
すでに角松かのり=柚木涼香、漫画家の桜木さゆみの姉だということは知識として持ってはいたが、今回の調査で角松かのりは前作の「オールナイトロング2」にも出演しており「2」の主演はスコルポスの声優(遠藤雅)だと初めて知った次第であった。
今回の放送内容は私(穂積)の想像が7割ほど入った推測ではあるが、おおよそ当たっているとは思う。
現に(これは見逃していたのだが)ワスピーターを演じていた加藤賢崇は岩浪美和が音響を担当した「ギニーピッグ4 ピーターの悪魔の女医さん」に役者として出演しており旧知の仲である。
この点からも「ビーストウォーズ」の個性豊かな声優は岩浪美和氏の幅広い人脈が大いに発揮した結果と思われる。
(また、ビーストウォーズには直接関係ないので話さなかったが「オールナイトロング」の主演のひとりである家富ヨウジという人物は後年「夢のクレヨン王国」などで声優として活躍することになる)
ビーストウォーズが放送されていた1997年。自分は小学6年生であったが、どこかアンニュイというか何かを達観したような気持ちで日々過ごしていたことを覚えている。
それは連日報道されるオウム関連のニュースや薬害エイズ問題のせいなのかどうかはわからないが子供心にも「この日本はどうなってしまうんだろう」と危機感を抱いていたのは覚えている(現に1996年の流行語に選ばれたのは「閉塞感」なので、まあそういう時代だったんでしょうな…)。
ある種、サブカルやマイナー文化が大挙して子供に襲いかかった時代なのもしれない。
この頃のアニメは質量ともに充実しており、難解な「エヴァンゲリオン」があったり不条理ギャグの「ぼのぼの」が子供向きアニメとして普通にゴールデンタイムに放送していた。
感受性豊かな小学生時代の自分(自分で言うな!)には耐え切れなかったのかもしれない。
しかし、その時の思い出や気持ちは今の自分にとって、とても貴重な時間だったと思わずにはいられない。
(穂積昭雪)
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