「ウイスキーのトロピカルフレーバーが解明された」そんなニュースについてお話しします。
キリンとヘリオット・ワット大学による共同研究で、ウイスキーのマンゴーのような香りに関係する化合物が明らかになったというニュース。今回は、その元論文までさかのぼり、研究が実際に示したことを読み解きます。
なぜ、以前に発表された研究が今になってニュースになったのか。研究では、どのようなウイスキーが使われたのか。成分分析と人間による官能評価を、どのように結び付けたのか。
研究としての面白さがある一方で、対象となったボトルの範囲、官能評価の人数、成分と香りの関係、そして論文に書かれていない限界もあります。ニュースの見出しだけでは見えにくい部分を検討しました。
「この成分があれば、あのトロピカルなウイスキーを再現できるのか」
そんな夢のある可能性を残しつつ、成分分析だけでウイスキーの香りのすべてを説明できるわけではありません。研究結果を疑うためではなく、研究が示した範囲を正確に楽しむための、少しカロリーの高い回です。
ウイスキーのニュースをもう一歩深く読みたい方にも、マンゴーやトロピカルフレーバーのウイスキーが好きな方にも、今夜のウイスキータイムのお供にぜひ。
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